アフィリエイトを始めるにあたって何よりもまず決めたいのがサイトの方向性。
つまり何のジャンルでサイトを作っていくのかということです。
この選択がのちに競合との戦いやすさや収益への繋げやすさなどに関わってきます。
ではそのジャンルの選び方は何を基準にすればいいのか。
またアフィリエイト初心者にオススメのジャンルはあるのか。
今回はこの2点にフォーカスし、さらにコロナ禍についても考慮した最新の情報をお届けします。
ジャンルの決め方3つの基準
アフィリエイト初心者が結果を出すにあたって特に重要になるのがジャンル選び。
ジャンルは星の数ほど存在していて、絞り切れない方も多いことと思います。
そんな時に基準にしたいのが以下の3つです。
1.自分の得意なジャンル
2.報酬額が高いジャンル
3.ニッチなジャンル
それぞれ解説します。
ジャンルが決まらないという方も、こちらの基準をもとに考えていけばある程度の絞り込みはできると思います。
1.自分の得意なジャンル
これは「勝てる領域で勝負をしよう」ということです。
自分に知識や経験のあるジャンルであれば、記事のリサーチにかける時間も少なくて済みますし、何よりそのジャンルに詳しくないライバルが書く記事よりも断然良質な記事作成が可能となるからです。
どこの誰が書いたか分からないヘアケアの記事よりも、美容師が解説するヘアケアの記事の方が説得力を感じますよね。
もしご自身がそこまで専門的な知識がなかったとしても、先ほどのVODジャンルのように”自分の好きなこと”で十分です。自分が情熱をもって取り組めることがまずは一番大切です。
2.報酬額が高いジャンル
大きく収益を上げていきたいとなると、そのジャンルの規模感を調べておく必要があります。
業界の市場規模が大きければ大きいほどそれだけ広告出稿費も期待できるため、アフィリエイト報酬も高額になっていきます。
また競合が多いということもポイントになります。
参入者が多いということはそれだけ稼げるジャンルだということの裏返しでもあるからです。
「そんなジャンルに入ったら勝てないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
そのジャンルのトップに立つのが難しくても、おこぼれをもらうことは十分に可能です。
あくまで考え方の例ですがグルメ業界で考えてみると、有名シェフが解説するレシピ紹介なんかははいわゆる専門性の高いコンテンツとなり、これが溢れているようではいかにも隙がないようにも見えます。
しかし料理にお金も時間もかけたくない主婦も大多数いるはずです。そこで「ズボラな主婦が作る時短クッキング」のようなコンテンツは、そういった身の丈に合ったレシピを知りたい方々に刺さるはずです。
このように同じジャンルであっても、訴求の仕方次第で支持を集めることは十分に可能です。
3.ニッチなジャンル
これは先ほどとは逆の発想で、数を打っていく戦い方になります。
業界の市場規模が小さく消費人口も少ないジャンルならもちろん競合も少なくなるので、そこで突き抜けようということです。
もしくはこうしたニッチジャンルを複数取り組み、その合計額で大きな金額を目指すという方向性です。
この方法であればポートフォリオを形成し、もし一つのジャンルでうまくいかなくても他で取り返すことも可能となります。
ただこの手法は初心者にとっては難しいかもしれないので、まずは一点集中で自分の得意なジャンルで取り組むことをオススメします。
2020年コロナ禍でトレンドとなったジャンル
コロナウイルスの影響で在宅勤務が一般的になってきましたが、消費の形も時を追って変化してきました。
アフィリエイト広告市場でも、来店系のように外出が必要になるジャンルの集客が鈍り、逆にオンライン上で完結するジャンルや、”おうち時間”がトレンドになったように家での時間をよりよくするための消費が大きくなっていきました。
その中でも以下のジャンルは大きく成長を見せているジャンルで、一過性に終わらず今後も伸びていくと思われます。
①VODジャンル
②家具・家電ジャンル
③金融ジャンル
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※当記事では難易度を表示しておりますが、afrefsのキーワード難易度を元に相対的に算出しています。あくまで参考程度に考えていただけると幸いです。
①VODジャンル
コロナ禍以前でも人気のあったVODジャンルですが、家にいる時間が増えたことで一気に契約者を増やしていきました。
緊急事態宣言後に比べもちろん勢いは緩やかになってきていますが、それでも安定した需要があるジャンルです。
またアフィリエイト初心者にとって特に取り組みやすいジャンルだとも言えます。
というのもエンタメコンテンツは現在のGoogleのアルゴリズムで求められるE-A-T(専門性・権威性・信頼性)がそれほど重大視されるジャンルではないと考えられるためです。
例えば作品の感想を知りたいとき、映画評論家の意見を知りたい方はもちろんいると思いますが、基本的には実際に鑑賞した一般の方の感想を聞いて面白そうかを判断することがほとんどだと思います。
そのため作品が公開される度に無限に発生していく「作品名 感想」のようなキーワードは、初心者にとっても書きやすく、そして上位表示も十分可能であると考えられます。
難易度:★★
②家具家電ジャンル
”おうち時間”の充実に合わせて一気に需要が増えてきたジャンルが家具・家電ジャンル。具体的には部屋の模様替え・在宅勤務のしやすさを意識したテーブルやイス、カーテンのようなインテリア。
そして冷蔵庫やテレビ、洗濯機といった大型家電などの消費が伸びていきました。
これまで職場で仕事をしていた方々にとって”家は寝るための場所”であるケースも多かったと思いますが、”仕事をし、生活もする場所”という捉え方にシフトしたことで家を改造する人が大きく増えました。
弊社afb社員も在宅勤務が始まった当時は机やイスがない社員もおり、地べたやベッドで仕事をするという人もいました。もちろん腰痛など体に負荷がかかるため、家具のニーズは実際高まっていました。
最近は社会的にも在宅勤務手当が登場したり、通勤定期券が廃止されたりと、在宅勤務がより一般化していくとみられ、引き続き需要のあるジャンルとなりそうです。
難易度:★★
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③金融ジャンル
もともと副業ブームが到来していたこともあってFXや証券、仮想通貨といったジャンルは人気があったのですが、コロナ禍を機にさらにニーズが増えていったのが金融ジャンルです。
雇用の先行きに不安を感じ始めた人や、在宅勤務で自分の時間が増えた人などが資産を増やそうと取り組んでいる印象です。
店舗の閉店や企業の倒産など不安なニュースが続く中で、自身の防衛策として投資を意識される方は今後も増えていくと考えられます。
ある程度の投資経験や予備知識が必要なので初心者には難しいかもしれませんが、収益性は抜群のジャンルです。
難易度:★★★★
初心者にもオススメな10ジャンルを厳選
以下にアフィリエイト初心者にもオススメな10ジャンルを厳選しました。
初心者が正面から取り組むには難しいジャンルも含みますが、そのジャンルは収益性が高いという意味でもあるので、先ほど言及したようにおこぼれをもらいにいくのもありですし、訴求方法を工夫してシェアを取りにいくのもおもしろいと思います。
1.英語ジャンル
英語ジャンルは常にニーズの大きいジャンルです。
たしかにコロナ禍によって海外の方と街で接する機会は減ったかもしれませんが、その分オンライン英会話の需要が伸びています。
在宅時間を利用して自宅で勉強しようという方が増えているということです。
さらにオンラインでどこでも繋がれるようになったからこそ英語はますます需要が高まるのではないかと考えられます。
難易度:★★
2.美容ジャンル
美容ジャンルは報酬単価も高く、また一般人の口コミが購買において重視されるためオススメのジャンルです。
主なリストは「脱毛」「ボディケア」「スキンケア」「ニオイケア」などです。
在宅勤務やマスク必須の生活になってメイクをする機会が大幅に減った方が多く、コスメ系は打撃を受けましたが、逆にスキンケアに気を使うようになったという声も聞かれます。
特に男性においても、Web会議において自分の顔が映ることで自身の肌を気にするようになったという方も増えてきているようです。
ただし薬機法に則ったコンテンツ制作が必要であったり、YMYLジャンルにあたるためGoogle検索での上位表示が年々難しくなってきているのも事実です。
初心者が取り組む際は、新商品などが登場した際にいち早くレビュー記事を書くようにすると上位表示も可能なのでオススメです。
難易度:★★★
3.不動産ジャンル
マンション投資や不動産売買などの言葉を聞いて想像がつくかと思いますが、巨額なマネーが動く業界です。
つまり報酬単価も〇万円台というものが多いです。
もちろんコロナ禍によって都心からの人口流出の予想やオフィスビルの空室増など受難の時代とは捉えられそうです。その一方で地方において広い部屋を求める人が増えるなど人の流れを冷静に見極める必要があります。
難易度:★★★★
4.クレジットカードジャンル
近年社会全体で普及が進むキャッシュレス。そのキャッシュレス化に必須なのがクレジットカードですね。
クレジットカードは報酬単価が非常に高いですが、その分昔からアフィリエイト参入者のレベルも高く、直接クレジットカード系のキーワードで戦うのは正直厳しいです。
そのため例えば「卒業旅行 予算」のように、クレジットカードが必要になりそうなシチュエーションを想像し、訴求していく”キーワードずらし”という手法が必須となってきます。
直近はコロナ禍の影響で現金を使いたくない人が増えたことでキャッシュレスを利用する方々も増えてきているので、需要はますます伸びていくと考えられます。
難易度:★★★★★
5.物販ジャンル
Amazonや楽天などのインターネット通販でモノを販売することです。
物販ジャンルといいつつ化粧品を取り扱うこともあれば家電の場合もあり、ご自身が売りたい商品によって物販の中身が変わってきます。
簡単にいうと基本的にはECサイトにある商品ならなんでも収益に繋がるのが物販ジャンルです。
例えばAmazonは商品によって報酬額が変動するようになっていて、Amazonに在庫がありさえすればなんでも売ることができるので、初心者の方が雑記ブログ等でいろんな商品を紹介したい場合などに向いているかもしれません。
【参考】
難易度:(取り扱う商品によりけり)
6.格安SIMジャンル
大手キャリアの通信料の高さに疲れたユーザーは格安SIMへの移行が続いています。
近年は政府が大手キャリアの通信料引き下げ要求を続けていることもあり、徐々に大手キャリアも料金引き下げや消費者還元施策を展開していますが、それでもコスパを求めるユーザーにとっては格安SIMがまだまだ魅力的に映ることと思われます。
特に在宅勤務となった方にとっては外でインターネットを使う機会が減少したことで、速度の速い大手キャリアである必要がなくなってきている方が増えているはずです。
Wi-Fiとセットで格安SIMに乗り換えるというケースも考えられますね。
難易度:★★★★
7.ファッションジャンル
ファッションはトレンドの移り変わりが激しく、常に新商品が出回ります。
また誰もが身につけるものであるからこそ幅広いニーズが転がっているともいえ、初心者にもチャンスがあるジャンルです。
とはいえファッションセンスや感度が求められることも否めず、SNSでのファン作りなども大きな収益を作っていくためには必要になってくるかもしれません。
またコロナ禍で外出する機会が減ったとはいえ、溜まったうっぷんを晴らしたいという消費者意識が高まると言われており、実際に中国でもブランドものの”リベンジ買い”が起こったのは記憶に新しいです。
【参考記事】
外部サイトへ→中国越境ECでバッグや靴の“リベンジ買い”が盛況
「家に籠って貯まったお金でいつもよりちょっといい服を買ってみよう」
そんなニーズはくすぶっているように思われます。
難易度:★★★
8.転職ジャンル
転職ジャンルは、転職サイトや転職エージェントへの無料登録で基本的には収益が発生しますが、報酬額が高額です。
転職エージェントの報酬は、企業に紹介した人材の年収の3~4割(年収600万円なら180~240万円ほど)と言われており、非常に大きなお金が動くジャンルとなっています。
2020年現在は不況だと言われることも多いですが採用に積極的な業界があるのも事実で、またオンライン面接が一般的になったことで気軽に企業とコンタクトを取る人が増えて来ています。
このことからも転職のニーズは引き続き高いと言えます。
また今の時代、転職することが一般的になってきているので、多くの方がご自身の経験を基にブログを書けるのではないかと思います。
もちろん競合も力を入れているサイトが多いですが、挑戦してみる価値は十分あると思います。
ちなみに転職系のインフルエンサーではmotoさんが有名ですね。彼の発信は非常に参考になるのでまだ見たことがない方は覗いてみるといいかもしれません。
難易度:★★★★
9.マッチング(出会い系)ジャンル
一昔前まではネットからの出会いはマイナスに捉えられていましたが、今ではすっかり一般的になりました。
マッチングジャンルは初心者にもオススメなジャンルです。
恋愛系のブログは一般人の実話が最も求められていますし、人間である以上尽きることのないテーマです。
あなたが実際にマッチングアプリを利用して得た経験や成功例を語ることが、出会いを求めている方々の手助けになります。
報酬単価も高いので、恋愛経験に自信のある方はぜひ取り組んでみては。
難易度:★★
10.ゲームジャンル
ゲームジャンルはVODジャンルと同じように、新作が登場するたびにその感想・レビューが求められるジャンルです。
テレビゲームの場合はAmazonアソシエイトなどを活用した物販アフィリエイトで、スマホゲーム(アプリ)、パソコンゲームの場合はASPの案件で稼いでいくというのが一般的です。
おうち時間の暇つぶしにもゲームは人気です。
報酬単価は基本的に低いのですが、自分の好きなものでお金が生み出せる好例だと思います。ゲームが好きな方はぜひ取り組んでみてください。
難易度:★★★
YMYLとは?アフィリエイトサイトが上位に表示されなくなってきている
YMYL。これはアフィリエイトがオワコンと言われる理由の一つです。
YMYL(Your Money or Your Life)とは「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」とgoogleが定義している用語で、YMYLに関わるジャンルについてはgoogleが低品質であると見なすサイトを上位表示しないという方針をとっています。
YMYLジャンルに該当するのは例えば「健康食品」「クレジットカード」「医療情報」「結婚情報」など、健康やお金に直結する類いのジャンルということになります。
つまりはお金儲けに繋がるジャンルが該当してくるので、アフィリエイターにとって「SEOはオワコンだ」となるわけです。
もちろんSEOの難易度が高く、ビッグキーワードでの上位表示は難しくなってきましたが、それでも後発で始められた方が稼いでいる例はまだまだあります。
またSEOが厳しくなったからこそSNSやYouTube、さらには運用型広告に戦場を変えて戦っていくことで結果を出している方も大勢いるので、少なくともYMYLジャンルではもう稼げないという極端な話ではありません。
ジャンルを選んだらアフィリエイトを始めよう!
さて、アフィリエイトしたいジャンルは決まりましたか?サイトの方向性が定まったら、いよいよサイト作成に入っていきましょう。
サイトを作る方法は「無料ブログ」と「独自サイト」の2つがあります。
以下の記事で両者の違いやメリット・デメリットをまとめているので、アフィリエイトを本格的に始められる際は参考にしてみてください。
また独自サイトで始める際はWordPressの活用がオススメです。
WordPressはプログラミングの知識がなくてもサイトを作成・更新していくことができるので、初心者が使わない手はないです。
何より無料で使えるのがいいですね。
以下の記事で導入の手順を解説しているのでよかったらこちらも参考にしてみてください。
【参考記事】
「アフィリエイトのオススメジャンル」のおさらい
・コロナ禍でトレンドとなった主なジャンルは「VOD」「家具・家電」「金融」
・「自分の得意なジャンル」「報酬額が高いジャンル」or「ニッチなジャンル」で選ぶ
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