定額報酬とは、広告において成果が発生した際に、あらかじめ定めている報酬金額が支給される報酬形態のこと。例えば、商品が1つ売れれば1,000円報酬が発生する場合、1つ商品が売れれば「1,000円」。3つ売れれば「3,000円」である。
アフィリエイト報酬は定額報酬と定率報酬がある
定額報酬はオーソドックスな報酬形態と言えます。1つの商品が売れれば「〇〇円」報酬が支払われる。感覚的にもわかりやすく、シンプルなのでトラブルも少ないです。
例えば、商品が1個売れれば「1,000円」の報酬を得られる案件があったとします。
その商品が月に10個売れると報酬はいくらになるでしょう。
答えは簡単。
10×1,000=10,000
10,000円の報酬を得ることができます。
このようにシンプルでわかりやすいのが定額報酬の特徴です。
それでは、さきほど少しだけ紹介した「定率報酬」とはなんでしょう。
定額報酬は、1回の購入につき固定の報酬金額が支払われる報酬形態。
定率報酬は、購入金額から定めた「報酬率」分だけ支払われる報酬形態です。
例えば、「20%」の報酬率の案件があるとします。
ユーザーが記事からECサイトに飛び、そこで「5,000円」の買い物をしたとき、報酬金額はいくらでしょう。
5,000×0.2=1000
答えは1,000円です。
定率報酬と定額報酬に優劣はありません。
互いの欠点を補い合う関係なので、使い分けることが大事とされています。
また、アフィリエイターさんが自分でこの2つを選ぶことは基本的にはありません。
案件ごとにあらかじめ決められており、その金額・率も様々です。
なので、提携する前に必ず確認するようにしましょう。
定額報酬のメリット・デメリット
それでは定額報酬と定率報酬はどのような案件に向いているのかを考えてみましょう。
①代金が発生しない案件の場合。
VODのアフィリエイト案件があったとします。
成果地点は「無料トライアルの申し込み」です。
この場合は定額報酬を用いることが多いです。
なぜなら定率報酬は、売上金額が発生しなければ使用できないからです。
しかし、定額報酬ならお金が発生しない案件でも対応できます。
「無料トライアルの申し込み」1件につき800円と定めておけば、売上が発生しなくてもアフィリエイターさんは報酬を得ることが可能です。
②商品を複数購入する場合。
ECサイトの案件があったとして、成果地点が「ECサイトの利用」の場合は定率報酬がほとんどです。
なぜなら定額報酬では、複数の商品に対応しづらい欠点があるからです。
ECサイトの全ての商品が成果対象だと、1つ1つに報酬金額を設定し、ユーザーが何を買ったか測定する必要が出てきます。これは効率がよくありません。
しかし、定率報酬は売上金額に報酬率をかけるだけで求められるので、複数の商品に対しても応用が利きます。
「定額報酬」のおさらい
・定額報酬は、アフィリエイトにおいて成果が発生した際に、あらかじめ定めている報酬金額が支給される報酬形態のこと。
・売上が発生しない案件は「定額報酬」。複数の商品を購入する案件は「定率報酬」。このように使い分けることが出来る。
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