「家事の平均時間」実態調査！ジェンダー・世代・ライフスタイルで浮き彫りに

現代の生活において、家事は日々の暮らしを支える欠かせない役割を果たしています。しかし、その負担や時間のかけ方は、性別や家族構成、働き方によって大きく異なるのが実情です。そこで今回は、全国の500人を対象に、1日にどの程度の時間を家事に充てているのかアンケートを実施しました。

500人を対象に退職代行についてのアンケート

調査概要

対象者：20歳~69歳の男女
サンプル数：500人
居住地：全国
調査方法：ネットリサーチ
アンケート実施日：2025年06月10日

質問と回答

質問：家事にかける1日あたりの平均時間はどれくらいですか？
質問に対しての回答選択肢は以下
1．15分未満
2．15分～30分未満
3．30分～1時間未満
4．1時間～1時間30分未満
5．1時間30分～2時間未満
6．2時間～3時間未満
7．3時間～4時間未満
8．4時間～5時間未満
9．5時間以上
10．家事はしない

家事の時間、どれくらい？20代〜60代の声

全国の20代〜60代の男女を対象に、「家事にかける1日あたりの平均時間はどれくらいですか？」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「30分〜1時間未満」で21.6％でした。次いで、「1時間〜1時間30分未満」が15.4％、「15分〜30分未満」が15.0％で続くという結果になりました。また、「家事はしない」と回答した方は13.0％でした。

家事にかける時間のジェンダーギャップ

男女別で見ると、男性は「30分〜1時間未満」や「15分〜30分未満」と回答した方が多かったのに対して、女性は「1時間〜1時間30分未満」や「2時間〜3時間未満」と回答した方も多く、全体的に女性の方が家事の時間が長い傾向にあることが分かりました。近年、共働き家庭の増加に伴い、家事を分担する意識が広まりつつあります。しかし実際には、家事の負担が女性に偏る傾向も見受けられ、家庭内の役割分担については依然として見直しの余地があると考えられます。

家事の時間、若年層と中高年層で明確な差

年代別で見ると、20代で「家事はしない」と回答した割合が23.0％と他の年代に比べて突出しています。家事への関与が少ない傾向が見られ、一人暮らしでない可能性や家族依存の傾向が背景にあると推察されます。一方、年齢が上がるにつれて家事にかける時間は長くなり、40代以降では「1時間30分以上」の回答が増加します。これは、ライフスタイルや家庭環境、時間的余裕の違いによるものと考えられます。

既婚世帯は家事時間が長めに―子育てや同居が影響か

未婚・既婚別で見ると、未婚者は「30分〜1時間未満」や「1時間〜1時間30分未満」と回答した方が多かったのに対して、既婚者は「2時間〜3時間未満」や「1時間30分〜2時間未満」と回答した方も多く、既婚者の方が家事の時間が長くなることが分かりました。既婚世帯では子育てをしているケースもあり、育児に伴って家事の量が増えることが平均時間の長さにつながっていると考えられます。また、祖父母や義理のご家族と同居している場合には、世帯人数の増加により家事の手間が増える可能性もあると推察されます。

各家庭によって家事の分担は様々ですが、いずれにしても毎日の家事による負担は決して軽くないかと思います。食器洗い機やロボット掃除機など、家事の負担を軽減できる家電を積極的に取り入れるのも一つの方法ですし、必要に応じて家事代行サービスを利用するのも有効な選択肢といえます。こうした工夫を取り入れることで、少しでも毎日の生活にゆとりを持てるようになるのではないでしょうか。

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