新生活の始まりや、急速な社会変化や情報化が進む中で、ストレスや心身の不調を感じる人が増えています。このような背景から、自身の健康への関心が高まり、より豊かな生活を送るために日々のセルフケアや健康習慣の重要性が再認識されています。そこで今回は、全国の500人に心身の健康のために日々取り組んでいることに関するアンケート調査を実施し、その結果についてまとめました。
500人を対象に心身の健康についてのアンケート
調査概要
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2025年4月18日
質問と回答
質問:心身の健康のために日々行っていることはありますか?
質問に対しての回答選択肢は以下 ※複数回答可
1.睡眠時間を確保する
2.生活リズムを整える
3.軽い運動や散歩をする
4.趣味・推し活等好きなことに没頭する時間を作る
5.自分へのご褒美DAYを作る
6.家族や友人と話す
7.栄養バランスの良い食事を心がける
8.その他(入力してください)
9.特に何もしていない
20代~60代の健康法、トップは「睡眠時間の確保」で43.8%
20代〜60代の男女を対象に、「心身の健康のために日々行っていることはありますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「睡眠時間を確保する」で43.8%でした。次いで、「軽い運動や散歩をする」が32.4%、「生活リズムを整える」が29.6%という結果になりました。一方、「特に何もしていない」と回答した方は26.0%でした。
女性は「おしゃべり」や「推し活」でストレス対処の傾向
男女別で見ると、最も差が大きかった項目は「家族や友人と話す」で、女性の回答が約10%上回りました。また、「趣味・推し活等好きなことに没頭する時間を作る」や「栄養バランスの良い食事を心がける」でも女性の回答が多くなった一方で、「特に何もしていない」と回答した方は男性がわずかに多いという結果になりました。女性の場合は、誰かと話したり、趣味に集中したりすることで感情をコントロールする情動焦点型コーピング*を上手く活用している方が多いのかもしれません。また、一般的に女性の方が、メディアやSNSなどを通じて健康・美容に関する情報に接する機会が多いと考えられ、普段の生活にも取り入れる意識が強くなっている可能性が伺えました。
*…ストレスの原因そのものに働きかけるのではなく、ストレッサーに対する感情や考え方、感じ方を変えることでストレスを軽減する方法
20代の36%が健康のために「特に何もせず」― 年代が上がるにつれセルフケア意識向上か
年代別で見ると、「特に何もしていない」と回答した方は20代が36.0%と最も多くなっています。30代から50代では50%前後の方が「睡眠時間を確保する」と回答したのに対して、20代では32.0%に留まるなど、何もしなくても健康的な方が多いと考えられる若い世代の間では、健康に対する関心があまり高くないことが伺えます。その一方で、30代頃から精神的にも身体的にも様々な影響が出始める方が多いためか、日常的なセルフケアを心がけている方が多いことが推察されました。
健康への取り組み、未婚者と既婚者で実施率に14.7%の差が
未婚・既婚別で見ると、「特に何もしていない」という方が未婚者では31.7%だったのに対して既婚者では17.0%と大きな差が生まれました。特に、「家族や友人と話す」や「栄養バランスの良い食事を心がける」、「生活リズムを整える」などの項目で既婚者の回答が多くなっています。既婚者の場合は、家庭という最も身近なコミュニティがあるため、話し相手や相談相手に困らずストレス軽減につながりやすいことが考えられます。また、未婚者は一人暮らしのケースも多く、自炊の手間を敬遠して外食やコンビニ食に頼りがちになってしまうため、栄養バランスを意識する余裕がない方が多いのかもしれません。
一般的には若いほど健康的な方が多く、実際に若年層で健康への意識を高く持っている方は少ないかもしれません。しかし、心身の健康を心がけることで生活の質(QOL)の向上にもつながるため、ぜひご自身にとって良いことを少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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心身の健康のために日々行っていること、第2位は「軽い運動や散歩」、第1位は?
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