
近年、結婚やパートナーシップに対する価値観は多様化していますが、ライフステージや属性によって、パートナーに求める要素は異なると考えられます。そこで今回は、事前調査で「結婚したい / できれば結婚したい」と回答した方を対象に、「パートナーに求めることはなんですか?」というアンケートを実施しました。
511人を対象に推し活についてのアンケート
【調査概要】
対象者:事前調査で「結婚したい / できれば結婚したい」と回答した20歳~69歳の未婚の男女
サンプル数:511人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2025年11月18日
【質問:パートナーに求めることはなんですか?】
質問に対しての回答選択肢は以下 ※複数回答可
1.価値観の一致(人生観など)
2.性格の相性・居心地の良さ
3.誠実さ・優しさ
4.金銭感覚
5.年収・経済力
6.容姿・見た目
7.家事能力・生活態度
8.趣味の一致・理解
9.その他
10.特になし
パートナー選びの決定打は「年収」よりも「居心地」。6割以上が重視したNo.1の要素とは?
全体の結果を見ると、最も高い割合を占めたのは「性格の相性・居心地の良さ」で57.5%でした。次いで「価値観の一致(人生観など)」が52.5%、「誠実さ・優しさ」が50.5%と続く結果になっています。いずれも内面的な要素が上位を占めており、多くの人がパートナーに対して、条件面よりも日常生活を安定して共に過ごせるかどうかを重視していることが伺えました。また、「金銭感覚」は39.7%と比較的高い割合を示しており、収入の多寡そのものよりも、お金の使い方や価値観の一致が関係性の継続において重要視されていることが読み取れます。一方で、「年収・経済力」は28.2%、「容姿・見た目」も28.2%にとどまっており、従来重視されがちだった外的条件は必ずしも最優先事項ではないことが示されています。恋愛や結婚を一時的な感情ではなく、長期的な生活の共同体として捉える意識が強く、精神的な相性や価値観の共有を最重視する傾向があると推察されました。
30代が価値観の転換点?若年層とミドル層で分かれる「理想」と「現実」

年代別に見ると、年齢が上がるにつれて重視する項目に明確な変化が見られます。20代では「性格の相性・居心地の良さ」と「誠実さ・優しさ」がともに43.1%で最も高く、「価値観の一致」は37.6%となっています。このことから、20代は将来設計よりも、現在の人間関係の心地よさや安心感を重視する傾向が強いと考えられます。また、「特になし」が8.8%と他年代より高く、理想像がまだ定まっていない層が一定数存在するようです。30代では「価値観の一致」が61.5%、「性格の相性・居心地の良さ」が60.0%と大きく上昇しています。加えて、「年収・経済力」が30.4%、「金銭感覚」が34.1%となっており、結婚や出産、住宅購入など、将来の人生設計を具体的に意識し始める年代であることが反映されていると考えられます。40代ではこの傾向がさらに顕著になり、「金銭感覚」は61.8%、「年収・経済力」は41.2%、「趣味の一致・理解」は32.4%、「家事能力・生活態度」は29.4%と、生活の質やパートナーとの関係性の多様な側面を重視する姿勢が伺えました。
ともに「性格の相性」が1位。「価値観の一致」の回答率には男女差が見られる結果に

男女別に見ると、男女ともに最も割合が高かったのは「性格の相性・居心地の良さ」で、男性が59.0%、女性が55.7%となっており、性別を問わず重要視されている要素であることが分かります。一方、「価値観の一致」については、女性が60.6%、男性が46.2%と14.4%の差が見られ、女性の方が人生観や将来像の共有をより重視する傾向が強いと考えられます。差が大きかったのは「年収・経済力」で、女性は43.9%であるのに対し、男性は16.2%にとどまっています。
経済的余裕があっても「金銭感覚」は必須。収入額によって変化するパートナーへの期待値

世帯年収別に見ると、世帯年収500万円未満では、「価値観の一致」が57.1%、「性格の相性・居心地の良さ」が55.6%、「誠実さ・優しさ」が49.8%と、精神的な支えや安心感を重視する傾向が強く表れています。また、「年収・経済力」を挙げた割合も30.5%と高く、現状の経済的不安を補完したい意識が背景にあると考えられます。500万円以上1,000万円未満の層では、「性格の相性・居心地の良さ」が60.4%、「誠実さ・優しさ」が53.3%と最も高く、「金銭感覚」も42.3%と上昇しています。このことから、一定の経済的余裕がある層では、収入額よりもお金の使い方や生活の価値観を重視する傾向が強まっていることが分かります。1,000万円以上の層では、「性格の相性・居心地の良さ」が57.1%、「誠実さ・優しさ」が45.7%、「価値観の一致」が41.4%となっており、内面重視の姿勢は維持されています。その一方で、「家事能力・生活態度」が28.6%と他層より高く、生活の質や役割分担を重視する傾向が特徴的です。
今後人々がパートナーに求める要素は、長期的な関係を前提とした安定志向が今後も強まると推察されます。共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化により、今後のパートナー選択は、理想や条件の多さではなく、「無理なく共に生きていけるか」という現実的かつ持続可能な視点が軸になっていくのかもしれません。
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パートナー選びの決定打は「年収」より「居心地」?全年代で「性格の相性」が1位に。
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