
近年、アイドルやアーティスト、俳優、キャラクターなど、特定の対象を応援する「推し活」が幅広い世代で広がっています。今回は、推しの数やその背景を把握することで、推し活の実態や傾向をより深く理解することを目的とし、事前調査で「推し活をしている/したことがある」と回答された方500人を対象に、現在または過去の「推し」の人数についてアンケートを実施しました。
500人を対象に推し活についてのアンケート
【調査概要】
対象者:事前調査で「推し活をしている/したことがある」と回答した20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2025年06月19日~2025年06月23日
【質問:”推し”の数を教えてください】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.1人 /1グループ
2.2人 /2グループ
3.3人 /3グループ
4.4人 /4グループ
5.5人 /5グループ
6.6人 /6グループ
7.7人 /7グループ
8.8人 /8グループ
9.9人 /9グループ
10.10人 /10グループ以上(記入してください)
最多は「一途に1人/1グループ」の45%!推しの“数”の実態調査

事前調査で「推し活をしている/したことがある」と回答した20代〜60代の男女を対象に、「”推し”の数を教えてください」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「1人 /1グループ」で約45%を占めました。
推し活をする20代の7割が「掛け持ち」?世代で全く異なる推し候補の探し方

年代別で見ると、60代では60%以上の方が1人もしくは1グループの推し活に集中しているのに対して、20代では70%以上の方に複数の推しがいることが分かりました。デジタルネイティブ世代である20代は、ネット配信やSNS、動画・音楽のサブスクリプションサービスなど幅広いコンテンツに触れる機会が多く、”推し候補”がつくりやすい環境にあることが推察されます。また、SNS内で同じ推しを応援するコミュニティにも参加しやすく、推し活を通じた横のつながりを形成するムーブメントが盛んであることも影響している可能性が考えられます。
自由な時間とお金がカギ?未婚者に「複数推し」が多いワケ

未婚・既婚別で見ると、2人もしくは2グループ以上の推しがいる方は、未婚者の方がやや多いという結果になりました。未婚者の場合は自由に使える時間やお金が既婚者に比べて多く、ライブのために遠征したり、頻繁にイベントに参加したりすることが可能な方が多いと考えられます。また、一般的に未婚者は若年層が多いため、アニメキャラクターやアイドルといった推し活のメインストリームとなっているジャンルに馴染みやすいことも推察されました。
年収による格差なし。誰もが「推し」を楽しめる時

世帯年収別で見ると、収入の多寡によって推しの数にはそこまで大きな差はありませんでした。近年では低価格のサブスクリプションサービスや、SNSなどや動画サイトでの無料コンテンツなど、お金をかけなくても推しを追える機会が豊富になっています。また、一言に推し活と言っても、高額な出費を伴うコアな推し活から自分のペースでゆるく追うライトな推し活まで推し方は人それぞれであるため、必ずしも収入と推しの数が比例するわけではないことが伺えました。
今回の調査で見えた、十人十色の推し活事情。年齢やライフスタイルを問わず、今では多くの方が推し活を楽しんでいます。コンテンツの多様化や市場の拡大に伴い、推しが沢山いる方も多いのではないかと思います。推しの人数も、応援の仕方も人それぞれ。ぜひご自身のスタイルで、充実した推し活ライフをお楽しみください。
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推し活中の20代の7割以上が“推しを掛け持ち”!『一途な60代』vs『多推しの20代』世代による推し活スタイルの違いが判明
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