「通信速度が遅い」という評判も多い「格安SIM」。
いざ乗り換えようと思っても、通信速度が遅くて使い物にならなければストレスがかかりますよね。
そこで、この記事では格安SIMに乗り換えを検討している方に向けて、速度の速いおすすめの格安SIMを徹底的に解説します。
また、格安SIM各社の比較や乗り換えの手続きも一目でわかります。
記事を読めばたった5分で、格安SIM選びで失敗しないために必要な全知識が理解できるはずです!
目次
格安SIMの速度が遅いって本当?どれくらい遅いの?
料金の安さが魅力の格安SIMですが、通信速度に大きな不満を持つ人たちもいます。
実際に以下のような口コミが書かれています。
- キャリアとの通信速度の違いが大きい
- 長期間通信が遅い
格安SIMを使うのは初めてなんだけど、こんなに遅いものなの?
最高でダウン1.5Mぐらいしか出ないんだけど‥
これが当たり前なのかな— てんむぎ (@ten2mugi) July 13, 2020
LINEモバイルは一年くらい永遠に遅いまま、、 もう外で回線あまり使わなくなったけど
— 遠子 (@towokoG) July 27, 2020
イオンモバイル、はや半年使ったけど、やっぱり遅い。家でモバイル通信なんて全然使えない。まぁ、家はwifi だからいいがUQに変えるか悩む…auの最安プランよりUQの方が充実してるし
— YASU (@YASU90273946) July 28, 2020
格安SIMの通信速度が遅い理由は?
格安SIMの通信速度が遅くなりやすいのには以下の理由があります。
1つずつ見ていきましょう。
格安SIMはキャリア回線を借りているから通信速度が遅い
格安SIMの通信速度が遅くなりやすいのは、格安SIM自体が、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から回線設備をレンタルして提供されているサービスだからです。
格安SIMサービスを提供する業者のことを「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」といいます。
日本語にすると「仮想モバイル通信事業者」です。
「仮想」という名のとおり、格安SIM業者は自社で通信設備を持っておらず、大手キャリア(MNO)の電波基地局などの通信設備をレンタルすることで、「モバイル通信業者」としてのサービスを運営しています。
「通信設備を維持するコストがかからない」というのが、格安でサービスを提供できる主な理由です。
通信設備自体は大手キャリアと同じものなので、理論上は大手キャリアのサービスと同等の通信速度が期待できます。
ただし、あくまで設備の一部を間借りしている状態なので、時間帯や場所によっては通信速度が著しく低下してしまうことも。
イメージとしては、道路がわかりやすいと思います。
大手キャリアの回線が10車線の道路だとすると、格安SIM業者はその一部、たとえば2車線を割り当てられている状態です。
車線が少ない(帯域が狭い)格安SIMのほうが渋滞しやすい(通信速度が低下しやすい)というわけですね。
- 格安SIM業者は自社で通信設備を持っていない
- 格安SIMの通信速度が遅いのは、回線設備を大手キャリアに借りているから
みんなが使う時間帯は速度が落ちる
多くの人がモバイル通信を利用する時間帯は、格安SIMの通信速度が低下しやすくなります。
たとえば、以下のような時間帯は気をつけてください。
- 朝の通勤ラッシュ(8時前後)
- お昼休みの時間帯(12時台)
- 夕方の帰宅ラッシュ(18時前後)
混雑している場所では通信速度が落ちることも
大きな駅やコンサート会場など、多くの人が集まる場所でも、通信速度が低下しやすい傾向にあります。
もっとも、同時に利用する人が多くなると通信速度が低下するのは、大手通信事業者も同じです。
しかし先にお伝えしたとおり、大手キャリアのほうが回線に余裕があるので、体感では問題にならないことも多いです。
また、格安SIMの業者によって、大手キャリアから借りている帯域やユーザー数が異なるので、通信速度の安定感も変わります。
- 多くの人が集まる場所で通信速度が低下するのは、大手キャリアも同じ
- 大手キャリアのほうが回線に余裕がある
格安SIMの通信速度を計測する方法は?
モバイル通信速度の計測には、それ専用の「通信速度計測アプリ」を使います。
「ダウンロード速度」だけでなく「アップロード速度」や「ping」などの値も計測できるものが多いです。
pingとは、通信の応答速度の目安になる値です。
インターネットを快適に使うためには、通信速度だけでなく応答速度や安定感も重要。
いくらダウンロード速度が速くても、pingが遅いと、LINEの通話やオンラインゲームで遅延が目立ってしまいます。
応答速度は100ms以下が一つの目安です。
アプリをインストールしなくても、Google検索で「スピードテスト」と入力すると、検索結果から速度テストを実行できます。
格安SIMはどのくらいの通信速度が出てれば快適に使えるの?
では、実際のところ、どれくらいの通信速度が出れば快適に使えるのでしょうか?
LINEやメールなど、テキストがメインの通信であれば500kbps~1Mbps程度でも快適に使えます。
SNSやWebサイトのように、画像が多いコンテンツを快適に閲覧するためには、1~3Mbps程度の速度が必要です。
動画を閲覧する場合、求められる通信速度は動画の画質(解像度)によって大きく異なります。
YouTubeで推奨される通信速度は下記のとおり。
動画の解像度 | 推奨される通信速度 |
---|---|
超高画質(4K) | 20Mbps |
高画質(1080p) | 5Mbps |
標準画質(720p) | 2.5Mbps |
低画質(480p) | 1.1Mbps |
超低画質(360p) | 0.7Mbps |
出典:support.google.com/
「bps(bit per second)」とは、1秒間にどれだけ多くのデータを転送できるかを意味しする単位です。
大手キャリアを含めて、高速データ通信容量を超過すると、通信速度が128kbps程度に制限されます。
「ワイモバイル」や「UQモバイル」のように、通信制限されても1Mbpsで通信できる業者も。
1Mbps=約1,000kbpsです。
128kbpsと1Mbpsでは、約8倍の差があります。
- 通信速度計測アプリの使用、Googleで「スピードテスト」と検索すると測定可能
- テキストがメインの通信なら500kbps~1Mbps程度の速度だと快適
- 画像が多いコンテンツの閲覧なら1~3Mbps程度の速度だと快適
通信が安定した格安SIMも存在する!格安SIMの通信速度ランキングトップ5
格安SIMの中にも、通信速度が安定していて、大手キャリアと遜色なく利用できる業者があります。
とくに通信速度やレスポンスが速く、安定している格安SIMを5つ紹介していきます。
各社の通信速度の一例は下記のとおり。
朝(8:00) | 昼(12:30) | 夕(18:30) | 夜(22:30) | |
---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 23.4Mbps | 13.4Mbps | 20.4Mbps | 14.9Mbps |
UQモバイル | 12.2Mbps | 9.17Mbps | 12.0Mbps | 16.2Mbps |
BIGLOBEモバイル(タイプD) | 34.4Mbps | 34.3Mbps | 30.0Mbps | 28.1Mbps |
OCNモバイルONE(新コース) | 14.8Mbps | 11.7Mbps | 18.2Mbps | 16.3Mbps |
エキサイトモバイル | 9.2Mbps | 2.2Mbps | 6.4Mbps | 11.1Mbps |
各社の特長や料金プラン、口コミを見てみましょう。
ワイモバイル
ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル(Y!mobile)」は、4年連続で顧客満足度No.1の格安SIMです。
安定した高速通信と、PyaPayやヤフーショッピングがお得になる特典が魅力。
スマホベーシックプラン(MまたはR)なら、通信容量を使い切って速度制限されてしまっても1Mbpsで通信できます。
ワイモバイルの月額料金は下記のとおり。
スマホベーシックプラン | S | M | R |
---|---|---|---|
基本使用料 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
国内通話料 | 10分以内は無料でかけ放題 | ||
かけ放題オプション | スーパーだれとでも定額(1,000円) | ||
高速データ通信容量 | 3GB(1年間4GB) | 10GB(1年間14GB ) | 14GB(1年間17GB) |
データ繰り越し | × | ||
カウントフリーオプション | × | ||
制限時の通信速度 | 128kbps | 1Mbps | |
家族割・セット割 | 家族割引サービス(2回線目以降500円割引)/おうち割 光セット(1回線あたり500円割引) ※併用不可 |
||
解約手数料 | 無料 |
「家族割引サービス」や、「ソフトバンク光」とセットで月額料金がお得になる「おうち割 光セット(A)」に対応。
格安SIMとしては店舗の数も多く、大手キャリアと同じ感覚で利用できます。
【ワイモバイルの口コミ】
ソフトバンクから乗り換えました。
使用感はソフトバンクと何ら変わらず、料金は今までの半額以下に。
家にはソフトバンク光を引いているのでおうち割光が引き続き適用されるのもメリットです。
もっと早くに乗り換えておけば良かったと思います。
乗り換え手続きは全てオンラインで出来、届いたsimに差し替えて開通手続きをするだけでした。
- 4年連続で顧客満足度No.1
- 安定した高速通信
- 格安SIMとしては店舗の数も多い
ワイモバイルの評判・口コミが詳しく知りたい方はこちら↓
Y!mobile(ワイモバイル)の口コミ・評判は悪い?100人の本音から料金・速度を徹底解説!
UQモバイル
事実上、auのサブブランドとして扱われてきた「UQモバイル」。2020年10月に、事業統合することが発表され、正式にauのサブブランドとなりました。
UQモバイルの大きな特徴として余った容量を翌月に繰り越せること、手動で「節約モード」に切り替えられることが挙げられます。
節約モードに切り替えると、通信速度が制限される代わりに高速データ通信容量を消費せずに通信可能。
スマホプランRなら、節約モードでも1Mbpsで通信できます。
スマホプラン | S | R |
---|---|---|
基本使用料 | 1,980円 | 2,980円 |
国内通話料 | 20円/30秒 | |
かけ放題オプション | かけ放題(1,700円)/10分かけ放題(700円)/60分通話パック(500円) | |
高速データ通信容量 | 3GB(1年間4GBに増量可) | 10GB(1年間12GBに増量可) |
データ繰り越し | 〇 | |
カウントフリーオプション | × | |
制限時の通信速度 | 300kbps | 1Mbps |
家族割・セット割 | UQ家族割(2回線目以降500円割引) | |
解約手数料 | 無料 |
スマホプランSでも、通信時の速度制限が300kbpsなのは良心的です。
UQモバイルを15日間、無料でお試しできる「Try UQ mobile」も用意されているので安心ですね。
【UQモバイルの口コミ】
加入して1年ほど経ちますが、私が使用しているプランだと月3000円以下。
通信速度など全く気になりませんし、電話やメール、LINEなどしか使用しない私にとってはちょうど良い選択でした。
- 余った容量を翌月に繰り越せる
- 手動で「節約モード」に切り替えられる
UQモバイルの評判・口コミが気になる方はこちら↓
UQモバイルの評判・口コミを完全網羅|新プランについても解説
BIGLOBEモバイル(タイプD)
ここ1、2年で大幅に快適になった「BIGLOBE(タイプD)」。
料金プランはドコモ回線を利用できる「タイプD」と、au回線を利用できる「タイプA」が用意されています。
通信容量を気にせず、YouTubeやAbema TVなどのエンタメサイトが見放題になる「エンタメフリー」オプションにも対応。
月額料金は初月無料で、さらに6か月間1,200円割引される特典もあります。
3ギガプラン | 6ギガプラン | 12ギガプラン | |
---|---|---|---|
基本使用料 | 1,600円(6か月間400円) | <2,150円(6か月間950円) | 3,400円(6か月間2,200円) |
<国内通話料 | 20円/30秒(BIGLOBEでんわ利用で9円/30秒) | ||
かけ放題オプション | 10分かけ放題(830円)/通話パック90(830円)など | ||
高速データ通信容量 | 3GB | 6GB | 12GB |
データ繰り越し | 〇 | ||
カウントフリーオプション | エンタメフリー(480円)※6か月間無料 | ||
制限時の通信速度 | 200kbps | ||
家族割・セット割 | 家族割引(2回線目以降200円割引) | ||
解約手数料 | 12か月以内に解約で1,000円 |
このほかに「20ギガプラン」や「30ギガプラン」も。
BIGLOBEで複数の回線を契約する場合は、2回線目以降、月額200円割引になる「家族割引」のほかに、通信容量を分け合える「シェアSIM」オプションも用意されています。
【BIGLOBEモバイルの口コミ】
MNPにて番号そのまま移行できました。
使ってみての感想はauのメールが使えない以外は体感ではそう違いは感じられないと言った感想です。
場所にもよるのでしょうがYoutubeも楽しめますし、何より私のプランでは上限6GBと大手キャリアにも迫るパケット。
かつ繰越も翌月までできるので最大で12GBも確保することができます。
利用料金は5000円ほど安くなり、総合評価は大満足。みんなに勧めたいと思いました。
- ドコモ回線を利用できる「タイプD」と、au回線を利用できる「タイプA」がある
- 通信容量を気にせず、エンタメサイトが見放題「エンタメフリー」オプション
- 月額料金は初月無料
- 6か月間1,200円割引される特典
BIGLOBEモバイルの評判・口コミが詳しく気になる方はこちら↓
BIGLOBEモバイルは最悪?実際に利用した50人のリアルな評価・メリット・デメリットを大公開
OCNモバイルONE(新コース)
2019年11月20日から開始された「OCNモバイル(新コース)」。
2020年2月には、ドコモ回線品質部門で1位を獲得しています。
お得な端末セット割や、AmazonミュージックやSpotifyなどの音楽配信サービスが使い放題の「MUSICカウントフリー」が特長です。
小容量の1GBプランも用意されているので、あまりスマホを使わない人にもおすすめ。
新コース | 3GBプラン | 6GBプラン | 10GBプラン |
---|---|---|---|
基本使用料 | 1,480円 | 1,980円 | 2,880円 |
国内通話料 | 20円/30秒(OCNでんわ利用で10円/30秒) | ||
かけ放題オプション | 10分かけ放題(850円/トップ3かけ放題(850円)/かけ放題ダブル(1,300円) | ||
高速データ通信容量 | 3GB | 6GB | 10GB |
データ繰り越し | 〇 | ||
カウントフリーオプション | MUSICカウントフリー(無料) | ||
制限時の通信速度 | 200kbps | ||
家族割・セット割 | OCN光モバイル割(1回線あたり200円割引・最大1,000円まで) | ||
解釈手数料 | 無料 |
制限時の通信速度は200kbpsですが、通信開始から一定量は高速通信できる「バースト通信」に対応しているので、軽いWEBサイトなら比較的快適に閲覧可能。
OCNアプリから手動で「節約モード」に切り替えられます。
【OCNモバイルONEの口コミ】
docomoとの2年契約が切れるタイミングで、格安スマホへの乗り換えをしました。
回線速度、繋がりやすさなどはdocomo時代と大した差は感じず、不自由なく使えています。
- ドコモ回線品質部門で1位を獲得
- 音楽配信サービスが使い放題の「MUSICカウントフリー」
- 小容量の1GBプランも用意
OCNモバイルONEの評判・口コミが詳しく気になる方はこちら↓
OCNモバイルONEの評判は最悪?500人の口コミからわかったリアルなメリットやデメリットを大公開!
エキサイトモバイル
使った分だけ課金される「従量制プラン」が魅力の「エキサイトモバイル」。
毎月の利用状況に応じて、料金を最適化できます。
他社と比較して通信速度が極端に速いわけではないですが、レスポンスが早く安定しているため、快適に利用可能です。
でんわパックプラン | 従量 | S | M | L |
---|---|---|---|---|
基本使用料 | 1,900円~3,450円 | 2,650円 | 3,880円 | 6,980円 |
国内通話料 | 10分かけ放題 | 3分かけ放題 | 5分かけ放題 | 20円/30秒 (エキモバでんわ利用で10円/30秒) |
かけ放題オプション | なし | |||
高速データ通信容量 | 0GB~10GB | 5GB | 15GB | 35GB |
データ繰り越し | × | |||
カウントフリーオプション | なし | |||
制限時の通信速度 | 200kbps | |||
家族割・セット割 | × | |||
解約手数料 | 12か月以内の解約で9,500円 |
エキサイトモバイルも、通信開始から一定量は高速通信できる「バースト通信」に対応しています。
解約手数料が9,500円と、今どきの通信事業者としては高いので注意が必要です。
また、SIM3枚セットでお得に利用できるプランも用意されています。
【エキサイトモバイルの口コミ】
このSIMカードを選択した最大の理由は、1280円で3枚のSIMカードを所有する事が出来る点です。
テザリングも出来るのでちょっとした時に便利です。
3枚の使い道は子供との連絡用にお古のスマホにこのSIMを刺して持たせています。
- 使った分だけ課金される「従量制プラン」
- レスポンスが早く安定
- 一定量は高速通信できる「バースト通信」
- 解約手数料が高い
【2021年3月版】 有名SIM8社14プランの通信速度を徹底比較!一目でわかる一覧表
先に紹介した5つの格安SIMを含めて、有名どころ8社14プランの通信速度をまとめました。
計測日は2020年8月1日(土)、計測場所は東京都内です。
2020年8月1日 | 朝(8:00) | 昼(12:30) | 夕(18:30) | 夜(22:30) |
---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 23.4Mbps | 13.4Mbps | 20.4Mbps | 14.9Mbps |
UQモバイル | 12.2Mbps | 9.17Mbps | 12.0Mbps | 16.2Mbps |
BIGLOBEモバイル(タイプD) | 34.4Mbps | 34.3Mbps | 30.0Mbps | 28.1Mbps |
BIGLOBEモバイル(タイプA) | 11.4Mbps | 5.Mbps6 | 8.6Mbps | 8.3Mbps |
OCNモバイルONE(新コース) | 14.8Mbps | 11.7Mbps | 18.2Mbps | 16.3Mbps |
エキサイトモバイル | 9.2Mbps | 2.2Mbps | 6.4Mbps | 11.1Mbps |
LINEモバイル(ドコモ回線) | 11.8Mbps | 0.8Mbps | 1.5Mbps | 1.1Mbps |
LINEモバイル(au回線) | 12.4Mbps | 0.4Mbps | 0.8Mbps | 3.1Mbps |
LINEモバイル(ソフトバンク回線) | 23.1Mbps | 1.3Mbps | 4.7Mbps | 14.8Mbps |
IIJmio(タイプD) | 16.2Mbps | 2.3Mbps | 9.1Mbps | 8.1Mbps |
IIJmio(タイプA) | 15.7Mbps | 1.5Mbps | 2.2Mbps | 7.5Mbps |
mineo(ドコモプラン) | 8.3Mbps | 2.4Mbps | 7.2Mbps | 15.1Mbps |
mineo(auプラン) | 13.6Mbps | 1.6Mbps | 14.8Mbps | 23.3Mbps |
mineo(ソフトバンクプラン) | 11.9Mbps | 0.7Mbps | 8.0Mbps | 6.6Mbps |
日時や場所によって通信速度は異なりますが、すべての時間帯で「BIGLOBEモバイル(タイプD)」が1位という結果に。
LINEモバイルは、ソフトバンク回線以外はおすすめできません。
人気のあるmineoも通信速度が安定しない傾向にありました。
- BIGLOBEモバイルのタイプDが最も速い
- LINEモバイルを使うならソフトバンク回線
- mineoも通信速度が安定しない
【検証結果】速度重視なら「Y!mobile」か「UQモバイル」で間違いなし!
先にお伝えしたとおり、「BIGLOBEモバイル」のように、大手キャリアをしのぐほどの通信速度が出る格安SIMもあります。
しかし、日時や場所を問わずに安定しているのは、やはり「ワイモバイル」と「UQモバイル」の2つです。
ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、ソフトバンクの通信設備をそのまま使えます。
つまり、厳密には格安SIM(MVNO)ではなく、どちらかというと大手キャリアと同じMNOです。
Y!mobileはソフトバンクと比較して、選べる高速データ通信容量は小さくなる分、料金は格段に安くなるので、大手キャリアほどの通信容量が不要な人にとくにおすすめです。
また、UQモバイルは、これまでauのグループ会社として実質auのサブブランドとして扱われてきましたが、2020年10月よりauに統合されて、正式にサブブランドになることが決まっています。
UQモバイルは、格安SIMとしては常にトップクラスの通信品質を維持してきましたが、今後はauの通信設備をそのまま使えるようになるため、さらなる向上が期待できます。
というわけで、これから格安SIMに乗り換えを検討されている方は、ワイモバイルかauを選べば間違いありません。
- ワイモバイルは、ソフトバンクの通信設備をそのまま使える
- UQモバイルは今後auの通信設備をそのまま使えるようになる
【徹底解説】大手キャリアから格安SIMへの乗り換え手順は?
大手キャリアから格安SIMへMNPを使って乗り換える手順を解説してきます。
主な流れは下記のとおり。
ステップ1 動作確認
これまで使ってきた端末を乗り換え先でも使いたい場合は、乗り換え先でも問題なく使用できるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
格安SIM各社の動作確認ページは下記のとおり。
ステップ2 SIMロック解除
大手キャリアで購入したスマートフォンには、自社回線でしか利用できないように「SIMロック」がかかっています。
あらかじめSIMロックを解除しておきましょう。
解除手続きはWEBからの申し込みがおすすめです。
24時間いつでも申し込めて、店舗だと3,000円かかるSIMロック解除手数料が無料になります。
大手各社のSIMロック解除のオンライン受付窓口は下記のとおり。
- My docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/my - My au
https://www.au.com/my-au/ - My SoftBank
https://www.softbank.jp/mysoftbank/
ソフトバンクで購入した端末をワイモバイルで使う場合もSIMロック解除が必要です。
auで購入した端末をUQモバイルで使う場合、2017年秋以降に発売された機種であれば、基本期にはSIMロック解除せずに利用できます。
詳しくは、各社の動作確認ページをご覧ください。
ステップ3 MNP予約
これまで使ってきた電話番号を乗り換え先でも使いたい場合は、「MNP(携帯電話番号ポータビリティー)」のための予約番号が必要です。
大手各社のMNP予約受付窓口は下記のとおり。
WEB | 電話 | 店舗 | 受付時間 | |
---|---|---|---|---|
ドコモ | My docomo https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/ |
【ドコモ携帯電話から】 151 【一般電話から】 0120-800-000 |
可能 | 9~20時 (WEB21時30分まで) |
au | My au https://www.au.com/my-au/ |
【au携帯電話・一般電話共通】 0077-75470 |
可能 | 9~20時 |
ソフトバンク | My SoftBank https://www.softbank.jp/mysoftbank/ |
【ソフトバンク携帯電話から】 *5533 【一般電話から】 0800-100-5533 |
可能 | 9~20時 |
MNPにかかる料金は、基本的にはMNP転出手数料のみですが、解約のタイミングによっては、別途解約手数料が発生します。
あらかじめ、各キャリアのマイページから契約状況を確認しておくといいでしょう。
ステップ4. 契約
端末やMNP予約番号が準備できたら、いよいよ契約です。
昨今は新型コロナウイルスの影響もあるので、店舗に行く手間がなく待ち時間もないオンラインショップがおすすめ。
ソフトバンクの場合は、公式オンラインショップだけでなく、キャッシュバックがお得なWEB代理店もアリです。
格安SIMの通信速度を徹底比較!まとめ
今回は、格安SIMに乗り換えを検討されている方に向けて、各社の通信速度や、快適に使えるおすすめ業者、乗り換え方法などを紹介しました。
格安SIM業者によっては、通信速度が安定せず、混雑する場所や時間帯によってはまったく使い物にならない場合もあります。
一方で、格安SIMに乗り換えることで、大手キャリアと遜色ない通信品質を維持しつつ、月々の利用料金を大幅に下げることも可能です。
ぜひ、通信速度の安定性やお得な特典を考慮しながら、納得のいく業者を選んでみてください。
最後に、今回のおさらいです。
- 格安SIMの通信速度に不満を持っている人も多い
- 通信速度が遅くなりやすいのには理由があった
- 快適に使える通信速度を確認しておこう
- ワイモバイルかUQモバイルがおすすめ
- 動作確認やSIMロック解除を忘れずに
- 各種手続きにはオンラインショップがおすすめ