今回はこういった疑問を持つ方に向けて、iPhoneの容量の選び方や、空き容量の増やし方を分かりやすく解説していきます。
- iPhoneの容量は128GB以上を選ぶのが鉄則
- iPhoneの容量はSDカードに移せないので慎重に選ぶ
- アプリや音楽、動画が容量を消費する
- LINEやTwitterも使えば使うほど容量を消費する
- 設定→一般→「デバイス」ストレージでiPhoneの容量を確認できる
- 通常使用でも128GBは欲しい
- iCloudで5GBの無料ストレージが使える
- 動画、音楽をたくさん保存する場合は256GBがおすすめ
- 音楽や動画をあまり保存しない方は64GBでも可
*2020年新型iPhone12シリーズのリーク情報まとめ

目次
iPhoneの容量は128GB以上を選ぶべし!
いきなり結論になりますが、iPhoneの容量は128GB以上を選ぶのが鉄則です。
この記事をご覧の皆様はiPhoneを使いこなしたい方が多でしょう。
初心者だから64GBで十分!と考えがちですが、システム容量で約6~8GBがすでに使われています。
ですから64GBを購入しても全てが利用できるわけではありません。
iPhoneはSDカードが使えないので、容量がいっぱいになるといらないアプリを削除したり無駄な作業が増えます。
大は小を兼ねますので、通常の使い方でも128GB以上のものを購入しましょう。
iPhoneデバイス本体のストレージについて
iPhoneはどの容量から選べるのかを、解説します。
iPhoneは世代によって変化しますが、現在主流のものは64GB~512GBから選日ます。
近年発売されたiPhone SE (第 2 世代)は64GB、128GB、256GBから容量を選ぶ形になっており、フラグシップののiPhone 12 Proは128GB、256GB、512GBから容量を選びます。
容量が大きいものを選ぶと当然端末価格は高くなります。
- 基本:64GB~512GB
- iPhone SE(第2世代):64GB~256GB
- iPhone 12:64GB~256GB
- iPhone 12 Pro:128GB~512GB



iPhoneの容量選びは重要
iPhoneの容量選びは他のスマホと比べるとかなり重要になってきます。
理由としては、iPhoneはAndroidのスマホと違い、SDカードを使って容量を増やすことが出来ないためです。
Androidであれば写真や音楽、動画などで本体の容量がいっぱいになっても、SDカードに移すことでいつでも手元にオフラインでデータを残しておくことが出来ます。
ですがiPhoneの場合は、本体の容量がいっぱいになってしまうと、オフラインで手元にデータを残すすべはありません。
本体に写真や音楽などのデータを追加するたびに、他のファイルを泣く泣く削除することになったり、オンラインストレージに移動させたりと非常に面倒です。
こうならないためにも、自分の使い方に合った容量をしっかり選んでいきましょう。
iPhoneの容量をどのくらい使っているのかを確認する方法
今現在iPhoneの容量を、どのくらい使っているか気になっている方も多いと思います。
iPhoneの容量を、確認する方法を解説します。
- iPhoneの設定を開く
- 「一般」を選択
- 「iPhoneストレージ」を選択
iPhoneの設定を開きます。
「一般を」クリック。
「iPhoneストレージ」をクリック。
しばらく待つと現在使用している容量と、それぞれのアプリがどのくらい使っているかが表示されます。
この手順で進んでいけばiPhoneの容量を確認することが出来ます。
写真や音楽が容量を多く使うことがわかります。
知らない間に、全く使っていないAppが容量を圧迫していることがあるので、こまめに容量は確認しておきましょう。
iPhoneの何が容量を消費するか
iPhoneではおおまかに紹介すると、以下のような物が容量を消費します。
- アプリ
- 音楽
- 映画
これらについて詳しく解説していきます。
アプリの中でも特に容量を消費するものはゲームアプリとLINEなどのSNSやメールアプリです。
iPhoneの容量を消費する①ゲームアプリ
システムが凝ったゲームアプリは、特に容量が大きくなる傾向にあります。
例として人気ゲームの「ポケモンGO」は約300MBで「シャドウバース」は約1GBです。
この他にもグラフィックの良いゲームの大半は1GB以上になります。
ゲームアプリはApp Storeでダウンロードした後に、アップデートのたびに更に追加でデータをダウンロードしてしまいます。
そのためいつの間にか容量を消費しがちなので、気を付けましょう。
- アイドルマスターシンデレラガールズ:215.9MB
- ポケモンGO:320.3MB
- Minecraft::311.3MB
- Call of Duty:2.5GB
- FINAL FANTASY Ⅶ:1.9GB
容量はグラフィックなどによって変わりますが、2.5GBのアプリを10個ダウンロードするだけで25GBを使ってしまいます。
さらにゲームアプリの容量だけでなく、「書類とデータ」の項目にキャッシュがどんどんとたまり容量はさらに膨れ上がります。
iPhoneの容量を消費する②SNSやメールアプリ
「LINE」や「Instagram」などのSNSや「Gmail」などのメールアプリは、過去のやり取りなどが「書籍とデータ」になって、蓄積されて保存されていきます。
つまり使えば使うほど容量が増えていってしまいます。
4年ほど利用した状態でのサンプルは以下です。
- LINE:1.67GB (229.1MB)
- Twitter:1.65GB (113.4MB)
- Gmail::340MB (60.9MB)
- Instgram:252.7MB (139.8MB)
カッコ内はアプリ自体の容量です。
LINEでは「書類とデータ」がどんどんとふくらみ1GB以上になります。
今後さらに増えていくことを考えるとiPhoneの容量は大きい方がいいことがわかります。
Twitterは容量がふくらみやすく、インスタは少なめなのは意外ですね。
iPhoneの容量を消費する③音楽や映画
音楽や映画についても非常に容量を消費します。
再生時間が4分ぐらいの音楽のデータ容量は約10MBとなります。
仮に1,000曲入れたとしたら音楽だけで約10GBの容量を消費してしまいます。
そのため音楽好きな人は64GBのiPhoneを選んでしまうと、かなり窮屈に感じると思います。
映画などの動画データはHD画質だと2時間で5GBの容量を消費します。
- 音楽:約10MB (1曲)
- 音楽:10GB (1,000曲)
- 映画:5GB (2時間FHD)
- 動画:3GB (1時間FHD)
音楽はApple Musicを利用してもオフラインで利用するためにはダウンロードが必要です。
サブスクは落とし放題なのでさらに容量を圧迫します。
またiPhoneのカメラで動画を撮影した場合、FHD1時間で3GBも使用します。
ですからホームビデオで10時間撮影するだけで30GBも消費する計算に。
64GBじゃ全然足りないことがわかるでしょう。
iPhoneの容量256GBがおすすめの方
ここからはiPhoneを買う際に、どういった方が256GBに向いているのでしょうか。
基本的には128GBが最も一般的でおすすめですが、それでも足りない人向けに解説します。
写真や動画などを多く保存する方
写真や動画などを多く保存する方は256GBを選ぶことをおすすめします。
256GBであれば、写真は約20万枚、フルHD動画なら約70時間分保存することが出来ます。
- 写真:約20万枚
- FHD動画:約70時間
写真は動画ほど容量を食わないため、主に動画を多く撮影・保存する方は256GB以上を選択しましょう。
iPhone 12 ProではRAW現像もiPhone単体で編集できるため、容量の大きな写真を扱う方も256GB以上がおすすめです。
本格的に動画撮影をするなら512GBがおすすめ
iPhoneでは本格的な動画が撮れるようになりました。
編集も簡単にiPhone上で作成できSNSにアップできます。
もしもYouTuberみたいなことをしたい!という場合は迷わず512GBを選びましょう。
最初は軽い気持ちで始めた動画アップが思わず人気になった例は少なくありません。
そういう方が「容量が足りなくなった!」とデータ管理に四苦八苦している姿をよくみます。
クリエイティブな活動をiPhone単体で行いたいのなら、迷わず512GBを!
少しお高いですが、先行投資です!!
iPhoneの容量64GBで十分な方
ではここからは64GBで十分な方は、どういった方なのかを紹介していきます。
- 定期的にパソコンでバックアップを取っている方
- クラウド上のストレージサービスを利用している方
- アプリをあまりインストールしない方
- 音楽や動画をダウンロードするつもりがない方
- スマホ初心者やシニア・高齢者の方
定期的にパソコンでバックアップを取っている方
定期的にパソコンでiTunesなどを利用してバックアップをとっている方は、64GBで十分です。
画像、動画などをパソコンに保存すると、iPhoneでデータを保存する必要が無くなるので、64GBでも問題なく利用できます。
ただしその場合はパソコンでしかデータを閲覧できなくなるので、その点は気を付けましょう。
クラウド上のストレージサービスを使用している方
オンライン上にデータを保存することが出来るので、バックアップと同じように、iPhoneでデータを保存する必要が無くなります。
ただしこちらは、オンラインでデータを保存しているので、ファイルを開くたびに通信量が発生してしまう点に、気を付ける必要があります。
特に動画のデータを閲覧する場合は、かなりの通信量となるので、出来るだけWi-Fi環境で閲覧するようにしましょう。
オンラインストレージで有名なものはGoogleドライブやDropboxです。
個人データをクラウドで管理するのも出し入れが面倒なのであまりおすすめしません。
どちらかといえばクラウドは他社との共有に使うことが主流です。
アプリをあまりインストールしない方
音楽や写真、動画などと同じようにアプリは非常に容量を使います。
基本的に限られたアプリしか使わない方や、使わないアプリは定期的に整理できる方は64GBでも十分です。
アプリをあまり利用しないのであれば、動画や画像もそれなりにiPhoneに保存することが出来るので、基本的には不自由はしないと言えます。
音楽や動画をダウンロードするつもりがない方
容量不足になるほとんどの原因は音楽や動画によるもの、といっても過言ではありません。
そのため音楽を聴かない方や動画を見ない方は64GBで十分です。
また写真だけであれば64GBでも存分に楽しむことが出来ます。
また音楽をspotifyなどのストリーミングサービスしか聴かない方や、動画をダウンロードせずに視聴する方は64GBでも問題ありません。
スマホ初心者やシニア・高齢者の方
スマホ初心者やシニア・高齢者の方も64GBで十分でしょう。
ただし動画を撮る、写真を撮るなどを考えてiPhoneを購入しようとしているのなら、128GB以上のものを買うことを強くおすすめします。
どの容量のiPhoneを買えば良いのか?…まとめましょう!
どの容量のiPhoneを買えば良いのかをここで一旦、まとめましょう。
- 写真は程よく撮影する
- 動画はほとんど撮らない
- 音楽は程よく聴く
- アプリはほとんど落とさない
- 通話やメール、SNSがメイン
- 写真はそれなりに撮る
- 動画もそれなりに撮る
- 音楽もそれなりに聴く
- アプリもそれなりに落とす
- 映像編集なども行う
- 写真をたくさん撮る
- RAW現像もする
- 音楽もいっぱい聴く
- アプリでゲームをいっぱいする
- 映像編集はプロ並みにする
なんだかざっくりになりますが、256GB以上を選ぶ人はiPhoneについての理解が高い人ですから特に説明は不要でしょう。
個人的にはどのくらい容量が必要か分からない方は、迷わず128GBを選択することをおすすめします。
64GBでは少なすぎ、後で必ず後悔します。
逆にメールやSNS、通話とWEBくらいしかしない!という強い意志のある方は64GBでも幸せになれるでしょう。
iPhoneの容量による価格差が気になるので比較してみました
そりゃ誰でも容量が大きな512GBが欲しいに決まっています。
ここでネックになるのが容量による価格差です。
実際にどのくらい価格が違うのか、Apple公式価格で比較してみました。
※価格は全て税抜き
- 128GB:117,480円(税込)
- 256GB:129,580円(税込)
- 512GB:153,780円(税込)
iPhone12 Proは128GBが最も容量の少ないモデルです。
128GBと256GBの価格差は1万1,000円ほどです。
256GBと512GBの価格差は2万2,000円。
512GBが最も割安ですが、価格を抑えたい場合は128GBでも良いでしょう。
- 64GB:94,380円(税込)
- 128GB:99,880円(税込)
- 265GB:111,980円(税込)
iPhone 12の容量は64GBから始まります。
64GBと128GBの価格差は5,000円ですから、よほどの強い意志がない限り128GB以上を選択しましょう。
- 64GB:49,280円(税込)
- 128GB:54,780円(税込)
- 265GB:66,880円(税込)
iPhone SE(第2世代)も64GBから始まり、128GBとの価格差は5,000円です。
こちらも128GBを選択するのが良いでしょう。
iPhone SE(第2世代)はコスパが良く、価格を抑えたいユーザーの購入が多いでしょう。
256GBにして端末料金を6万円以上にする必要はないといえます。
iPhoneの容量を減らす方法5選
すでにiPhoneの容量が足りない方のために、ここからはデータ容量を減らす方法を紹介します。
iPhoneのデータ容量を減らす方法は、主に以下の5つがあげられます。
- いらないアプリを削除する
- ダウンロードした中で不要なコンテンツを削除する
- safariのキャッシュを削除する
- 前のメッセージを削除する
- Podcastを削除する
これらの方法についてこれから詳しく解説していきます。
容量を減らす①いらないアプリを削除する
最もオーソドックスな方法はアプリを削除することです。
先ほど紹介した、iPhoneの容量を確認する画面から、不要なアプリを削除することが出来ます。
有料で購入したアプリでも後からいつでも無料で再インストールできるので、利用していないアプリは思い切って削除しましょう。
容量を減らす②ダウンロードした中で不要なコンテンツを削除する
Apple Musicなどで音楽をダウンロードしている方や、動画配信サービスで動画のダウンロードをしている方は、もう聞かない音楽、もう見ない映画、動画などは削除すると大幅に容量を減らすことが出来ます。
放置していると、不要なコンテンツがいつの間にか容量を圧迫していることがあるので、こまめにチェックするようにしましょう。
容量を減らす③safariのキャッシュを削除する
Safariでweb閲覧をしていると、キャッシュが徐々に蓄積されていきます。
キャッシュとは簡単に言うと、webのページを自動で保存してページへのアクセスを速くする仕組みです。
このキャッシュは徐々に蓄積されていくので定期的に削除しないと、どんどん容量を圧迫してしまいます。
- 設定
- Safari
- 履歴とWebサイトデータを消去
この手順でキャッシュの削除ができるので、定期的に実施しましょう。
容量を減らす④前のメッセージを削除する
メッセージアプリで、動画や写真を数多く送受信していても容量は増えていきます。
時間経過で自動的にメッセージを消す機能があるので、設定しておきましょう。
- 設定
- メッセージ
- メッセージを残す
これでメッセージを残す期間を設定できます。
ただしこの設定を有効にするとメッセージが自動的に一定期間で消えるようになるので、大事なメッセージはしっかり保存しておくようにしましょう。
容量を減らす⑤Podcastを削除する
Podcastを利用している方は、保存されているエピソードが容量を使っていることがあります。
iPhoneの容量を確認する画面からPodcastを確認し、「再生済みエピソードを削除」をオンにしておくことをおすすめします。
これがオフになっていると、気が付いた時にはとんでもない容量になっていることがありますので、気を付けましょう。
iPhone|iCloudストレージで容量を増やす
ここまで容量を減らす方法を紹介してきましたが、それでも容量が足りない方はiCloudストレージを利用し、空き容量を増やすことをおすすめします。
ここからは、そのiCloudストレージの利用方法について紹介していきます。
- iCloudストレージを無料で利用する
- iCloudストレージを月額契約する場合
5GBのストレージを無料で使える
iCloudでは5GBのストレージを誰でも無料で利用できます。
「設定」を開いてApple ID でデバイスにサインインするだけでiCloudは自動的に有効になります。
この5GBの容量を活用して、デバイスのバックアップや、写真や音楽などを安全にオンライン上に保存することが出来ます。
ずっと残しておきたいデータはiCloudに保存し、一時的なデータはiPhoneに保存するなど工夫して活用していきましょう。
iCloudストレージを月額契約する場合
もしiCloudの容量をもっと増やしたい場合は、50GBを月額130円で買い足すことが出来ます。
他にも月額400円の200GBプランや月額1,300円の2TBプランがあります。
この2つは家族と共有して使うことが出来るので、家族でiPhoneを利用している場合は有効活用していきましょう。
- 50 GB:130円
- 200 GB:400円
- 2 TB:1,300円
iCloudストレージは端末使用容量に合わせると便利
iCloudのストレージはバックアップに使用し、新しいiPhoneへの移行を簡単にします。
ですから自分の端末で使用している容量よりも少ないプランで契約すると、全てのバックアップが取れません。
現在200GBを端末で使用している場合は200GBを、30GB使用している場合は50GBを契約しましょう。
間違っても端末使用容量が200GB、iCloudストレージが50GBなんてことにならないように!
またMacやiPadにあるデータをiCloudで共有できるので、アップル製品を多く持っている場合はiCloudストレージの月額利用をおすすめします。
iCloudストレージは煩わしいデータ管理から開放してくれるため、必要経費と割り切るのが良いでしょう。
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iPhone 容量のまとめ
今回はiPhoneの容量について紹介していきました。
容量についてはiPhoneを購入する際に非常に悩みますが、今回紹介してきたように意外とiCloudなどのストレージサービスを利用することで、容量は少なくても問題ない場合が多いです。
ただ「バックアップが面倒」「iCloudとか良く分からない」と感じるのであれば出来るだけ大きい容量を選んでおいたほうが楽です。
また新しくiPhoneの容量を選ぶ際の一つの指標として、現在使っているスマホの容量を参考にするのも非常に有効です。
ぜひ試してみてください。
では最後に今回の記事のおさらいをしましょう。
- iPhoneの容量はSDカードに移せないので慎重に選ぶ
- アプリや音楽、動画が容量を消費する
- 設定→一般→「デバイス」ストレージでiPhoneの容量を確認できる
- iCloudで5GBの無料ストレージが使える
- 通常使用でも128GBがおすすめ
- 動画、音楽をたくさん保存する場合は256GBがおすすめ
- 音楽や動画をあまり保存しない方は64GBでも可