手数料が安い大手ネット証券会社を把握しておけば、稼ぎやすくなります。
取引コストを抑えられるからです。
この記事では、手数料が安い大手ネット証券会社の比較ランキングTOP13をお伝えします。
1約定ごと・1日ごとの取引手数料を比較するので、ぜひご覧ください。
また、「なぜ手数料を無料化する大手ネット証券会社が増えているのか」についてもご紹介。
ネット証券会社の仕組みがわかれば、安心して利用できるので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。
目次
手数料を無料化するネット証券が急増!いったいなぜ?
手数料を無料化するネット証券が増えている理由は、利用者を増やした方が利益につながると判断されたからです。
ネット証券の収益源は取引手数料の他に、金融収益やトレーディング収益があります。
- 金融収益:信用取引における貸付金や株への金利などによる利益
- トレーディング収益:ネット証券会社自身がトレードをして得る利益
上記2つの収益は、利用者が増えるほど大きくなります。
そのため、「取引手数料を無料にしてでもユーザー数を伸ばしたい」と考えるネット証券会社が増えました。
これに加えてネット証券会社は、利用者の取引データを機関投資家に売却して稼ぐことも可能と言われています。
このような理由から、手数料を無料としてでも利用者を増やして利益を伸ばしたいと考えるネット証券会社が増えました。
なお、ネット証券は利用者数が増えても、それに関するコストはそれほど増えません。
自動車産業のように、生産する自動車数を100倍にしたからといって、生産コストも約100倍になることはないのです。
この点も手数料を無料にしてでも、たくさんの利用者を増やしたいと考える要因と考えられています。
次の見出しでは、1注文ごとの手数料が安いネット証券会社ランキングTOP10をご紹介します。
【定額制】手数料が安い大手ネット証券会社比較ランキングTOP3
【10万円以下】手数料が安い大手ネット証券会社比較TOP10
手数料が安い大手ネット証券会社比較ランキングTOP10は、以下の通りです。
証券会社名 | 1約定あたりの取引手数料 | |||
---|---|---|---|---|
~10万円 | 10万1円~20万円 | 20万1円~50万円 | 50万1円~100万円 | |
第1位:松井証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,000円 |
第2位:DMM.com証券 | 80円 | 97円 | 180円 | 340円 |
第3位:ライブスター証券 | 80円 | 97円 | 180円 | 340円 |
第4位:GMOクリック証券 | 88円 | 98円 | 241円 | 436円 |
第5位:SBI証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
第6位:楽天証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
第7位:auカブコム証券 | 90円 | 180円 | 250円 | 990円 |
第8位:岡三オンライン証券 | 99円 | 200円 | 350円 | 600円 |
第9位:マネックス証券 | 100円 | 180円 | 450円 | 1,000円 |
第10位:SMBC日興証券 | 125円 | 180円 | 400円 | 800円 |
なお、上記ランキングは1約定10万円以下の取引額における手数料を基準に作成しました。
各証券会社の手数料や特徴について、わかりやすくお伝えしますね。
第1位:松井証券
出典:matsui.co.jp
松井証券は1約定あたり50万円の取引額まで手数料が無料となっている、唯一のネット証券会社です。
現物取引・信用取引の両方の約定金額の合計額となっているので、投資初心者におすすめと言われています。
市場全体の約90%の銘柄を取引できるので、かなり使いやすくなるでしょう。
松井証券は100年以上もの歴史があるネット証券会社ですが、積極的に新しいサービスを導入することで知られています。
利用者目線に立った柔軟な運営で、40代~50代のトレーダーから、特に大きな人気を集めています。
取引ツールも使いやすく、情報収集にも便利とされている点も、初心者トレーダーにおすすめのポイントです。
第2位:DMM.com証券
出典:kabu.dmm.com
DMM.com証券は10万円までの取引において、1約定あたり80円の手数料となっているネット証券会社です。
ただし、1日単位の定額制料金プランがない点には要注意。
DMM.com証券は、1日にたくさんの取引をするトレーダーにはおすすめできません。
DMM.com証券は使いやすい取引ツールや、24時間の手厚いサポート体制で人気を集めるネット証券会社。
米国株を信用取引の担保として使えるので、手持ちの資産を最大限に活用したいトレーダーにおすすめです。
その一方で投資信託や金などの商品は取扱いがない点も、おさえておきましょう。
第2位:ライブスター証券
出典:https://www.live-sec.co.jp/
DMM.com証券と並んで2位のライブスター証券は10万円までの取引において、1約定あたり80円の手数料となっているネット証券会社です。
業界トップクラスに安い手数料が強みで、1日ごとの定額プランもあります。
ライブスター証券はIPO銘柄の申込み時に事前入金が不要となっており、資金に余裕がない初心者でも挑戦しやすい点がメリット。
また、NISAやつみたてNISA、ジュニアNISAにも対応しています。
取引ツールも使いやすく、カスタマイズ性が高いと人気です。
トレード情報の収集にも便利と、良い評判があがっています。
手数料の安さ以外にも魅力が多いネット証券会社なので、この機会に口座を開設しておくことをおすすめします。
第4位:GMOクリック証券
GMOクリック証券は10万円までの取引において、1約定あたり88円の手数料となっているネット証券会社です。
1約定あたりの取引手数料が安めなうえ、定額プランも利用可能。
また、GMOクリック証券は取引ツール「スーパーはっちゅう君」が使いやすいことでも有名です。
ワンクリック注文・チャート注文など、便利な機能が多く分析機能も充実しています。
保有中の株をGMOクリック証券に貸すことで金利を得られる貸株サービスもあり、色んな活用方法があると人気。
GMOクリック証券は総合力が高いネット証券会社なので、口座を開設しておいて損はないでしょう。
第5位:SBI証券
出典:sbisec.co.jp
SBI証券は10万円までの取引において、1約定あたり90円の手数料となっているネット証券会社です。
1日ごとの取引金額で手数料を支払う定額制の「アクティブプラン」もあります(アクティブプランについては、後ほどお伝えします)
また、夜間PTSで現物手数料が無料です(インターネットコースにおけるインターネット取引)
SBI証券は業界トップクラスの人気を誇るネット証券会社。
IPO銘柄や外国株の取扱いが多く、取引ツールも使いやすいため530万人以上が口座開設しています。
取引にTポイントが使えたり、マーケット情報の収集がしやすかったりといったメリットも。
という方は、SBI証券で口座開設することをおすすめします。
第5位:楽天証券
SBI証券と並んで第5位となった楽天証券は、10万円までの取引において、1約定あたり80円の手数料となっているネット証券会社です。
定額プランもあるため、ヘビーユーザーからも支持されています(定額プランについては、後ほどご紹介します)
楽天証券は楽天ポイントが使える点や、初心者でも使いやすいように設計された取引ツールで人気。
株取引について学べる情報コンテンツも豊富なので、スキルアップに貪欲な初心者さんにおすすめです。
楽天銀行との連携で便利に使える点や、キャンペーンが多い点もおさえておきましょう。
第5位:auカブコム証券
出典:kabu.com
SBI証券・楽天証券と並んで5位となったauカブコム証券。
auカブコム証券は、10万円までの取引において、1約定あたり90円の手数料が設定されているネット証券会社です。
50歳以上のトレーダーが受けられる「シニア割」や、NISA口座の開設で適用される「NISA割」など独自の手数料割引制度がある点も特徴的。
またauカブコム証券はIPOや投資信託、ETF、REITなど、取扱銘柄が多いことでも知られています。
1株から購入できるプチ株もあるので、初心者トレーダーも取引に挑戦しやすいでしょう。
取引ツールやスマホアプリも使いやすいので、少額から始めて色んな銘柄にチャレンジしたい初心者は必見です。
第8位:岡三オンライン証券
岡三オンライン証券は10万円までの取引において、1約定あたり99円の手数料となっているネット証券会社です。
投資信託については、全てのファンドが手数料無料となっている点も要注目。
定額プランも扱っているので、より使いやすいプランを選ぶと良いでしょう(定額プランについては、後ほどご紹介します)
岡三オンライン証券は多彩な取引ツールで人気を集めているネット証券会社です。
特殊注文が多い岡三ネットトレーダーや、シンプルな操作性で評判の「岡三かんたん発注」など、個々のニーズにあわせた取引が可能。
IPO銘柄も増えた点から、注目度が高まっているネット証券会社です。
第9位:マネックス証券
出典:monex.co.jp
マネックス証券は10万円までの取引において、1約定あたり100円の手数料となっているネット証券会社です。
マネックスポイントを使った取引や、取引ツールの多さで人気を集めています。
マーケット情報もたくさん提供してくれ、サポート体制も充実しているので、気になる方は以下からチェックしておきましょう。
第10位:SMBC日興証券
SMBC日興証券は10万円までの取引において、1約定あたり125円の手数料となっているネット証券会社です。
IPO銘柄が多く、株式ミニ投資など、少額投資できる環境が整っています。
投資情報も多く、取引ツールも使いやすいので、ぜひチェックしておいてくださいね。
【定額制】手数料が安い大手ネット証券会社比較TOP3
手数料が安い大手ネット証券会社比較ランキングTOP3は、以下の通りです!
証券会社名 | 1約定あたりの取引手数料 | ||||
---|---|---|---|---|---|
~10万円 | 10万1円~20万円 | 20万1円~50万円 | 50万1円~100万円 | 100万1円~300万円 | |
第1位:SBI証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,562円 |
第2位:岡三オンライン証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 800円 | 1,800円 |
第3位:楽天証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 858円 | 3,000円 |
上記3社の定額プランの料金について、ご紹介しますね。
第1位:SBI証券
出典:sbisec.co.jp
SBI証券のアクティブプランでは、1日あたりの手数料が、それぞれ100万円まで無料。
これは、国内株式における現物取引・制度信用取引・一般信用取引が対象となっています。
定額プランを使う場合、SBI証券が最も安いです。
第2位:岡三オンライン証券
岡三オンライン証券の定額プランでは、1日の合計取引金額の合計額が100万円(現物取引50万円、信用取引50万円)まで手数料無料。
なお、2020年11月24日から、取引金額の合計額が最大200万円まで手数料無料になる予定です。
今後、定額プランのトップになる可能性を秘めているネット証券会社なので、チェックしておきましょう。
第3位:楽天証券
楽天証券のいちにち定額コースでは、1日の取引金額(現物取引、信用取引の合計)が50万円まで手数料無料となっています。
楽天ETF(楽天225ダブルブル、楽天225ダブルベア)の手数料も無料となっており、ETF重視の方におすすめと言えるでしょう。
【まとめ】手数料がお得なネット証券会社で利益を伸ばそう!
手数料が安いネット証券会社について、最後にまとめておきますね。
手数料が安い大手ネット証券会社を把握しておけば、取引コストを抑えやすくなります。
つまり利益を伸ばすことにつながるので、本記事を活用し、しっかりと稼いでくださいね。