【不動産売却】相場調査が売却成功への近道
一般的に土地の相場を知ることはそう多くはありません。
取引も複雑なため、1つの不動産仲介業者におまかせしてしまい、大きく損をしてしまうこともあります。
そうならないようにするためには、自ら土地の相場を調べておくことが大事なんです!
不動産ポータルサイト【不動産売却相場】
インターネットの環境にあれば、土地の相場価格はちょっとしたことでわかりますよ。
まずは、不動産ポータルサイトの活用です。
インターネットを立ち上げた際に表示されるGoogleやYahoo!JAPANが有名ですね。
不動産ポータルサイトでは、
SUUMO
LIFULL HOME’S
アットホーム
などがよく利用されています。
画像出典:SUUMO
不動産ポータルサイトには「売る」という項目がありますので、そちらに住所等を入力して土地の相場を知ることができますよ。
土地総合情報システム【不動産売却相場】
国土交通省が運用しているサイトであり、不動産の取引価格を調べられます。
この土地総合情報システムに掲載されている取引価格は、不動産仲介業者や宅建業者へのアンケートを基にしています。
画像出典:土地総合情報システム
そのため、実際の取引価格とは多少相違する可能性もあるので、そのことを心にとめて参考程度に活用することをおすすめします。
トップページの不動産取引価格情報検索をクリックすると、詳しい検索条件を指定できるようになります。
画像出典:土地総合情報システム 不動産取引価格情報検索
地価公示【不動産売却相場】
地価の調査は毎年1月1日時点のものが採用され、毎年3月下旬に公表されています。
土地取引において重要な基準であり、公共施設の建設に使用される土地(公共施設用地)の取得価格の基準にもなっています。
画像出典:国土交通省 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
検索する際のコツは、『詳細な地名を入力して検索したい場合は →検索地域指定(地名入力)へ』から検索することです。
日本地図から探すと地名がバラバラに表示されて面倒なためです。
固定資産税評価額【不動産売却相場】
多くの方は毎年1回、不動産などに課せられる固定資産税を納めています。
土地の所有者に送られてくる固定資産税課税明細書がお手元にあればわかりやすいのですが、ない場合が多いので全国地価マップから調べましょう。
画像出典:全国地価マップ
固定資産税路線価等を選択し、全国地価マップのご利用にあたってを確認、郵便番号や住所で検索。
表示されている金額は1平方メートルあたりの金額ですので、土地の大きさの分だけかけて計算をしましょう。
しかし、この方法はあくまで土地の広さだけで計算したものであり、土地の形や他の条件は無視しています。
不動産売却の相場を調べる際の2つの注意点
土地の売却価格は一定ではありません。
たとえ相場を知っていても実際の売却価格と相違することは少なくありません。
思ったように売れずに涙を呑む結果になることもあります。
相場通りに価格が決定するわけではない
相場通り、もしくはそれ以上高値で売れれば万々歳ですね!
しかし、現実はそう甘くありません……。
土地の状態や環境、仲介業者の力量などで価格は変動します。
実際にあった悲しい例をあげると、市の中心街から大きく離れた山沿いの町。
そこから歩いて10分ほどの場所に大学がありました。
電車は走っていますが、本数は多いわけではなく、不便な土地。
そのため、大学生たちはキャンパスの近くに部屋を借りて生活していました。
そのおかげで、へんぴな場所でありながらも、そこそこの価格になっていた土地です。
発表後の大学の移動は早く、あっという間にほとんどの学部が引っ越しを行い、結局は移動が難しい学部だけに。
これまでは、土地を売ればすぐにアパートになっていたものでした。
しかし、今となっては買手を見つけるだけで大変な土地になったのです。
この例は本人や不動産仲介業者だけではどうにもならない例ですが、不動産売却を見ていると突然の地価の下落は珍しくはありません。
相場通りに売却が進まないことがあるので、十分留意しておきましょう。
一括査定を使って相場を調べてもその通りにはいかない
実は、土地に限らず不動産売却価格には幅があります。
それは不動産仲介業者によって得意分野が違うためです。
飲食店によって得意料理が違うように、不動産業者も
- 賃貸物件に強い会社
- 店舗などに強い会社
- 売買に強い会社
と様々です。
出来る限りたくさんの不動産業者から見積を取り、高く売ってくれる会社を探しましょう!
しかし、一点注意することがあります。
見積は必ずしも売却価格とはならないことです。
あくまで見積の段階であり、売却自体は担当者の手腕にもかかわってきます。
一括査定を受けた結果、見積の金額は下の方でしたが、担当者の対応が良く、最終的にはかなりの高値で売却が完了したケースもあります。
不動産売却に関する仲介手数料の相場や上限
不動産売却にあたり、仲介業者に依頼する場合は仲介手数料が発生します。
不動産売却に関する仲介手数料は法律で上限が定められている
国土交通省は仲介手数料の上限を定めています。
これは、不動産の売却側を守る為に定められている法律です。
消費税を含まない売却価格 | 消費税を含む仲介手数料の限度額 |
〜200万円まで | 売却価格の5%+消費税 |
200万円〜400万円 | 売却価格の4%+2万円+消費税 |
400万円〜 | 売却価格の3%+6万円+消費税 |
このように、国土交通省により仲介手数料の法律が定められているので、売却側は安心して不動産会社に仲介の依頼をすることができるのです。
不動産売却に関する仲介手数料の相談
ここまで読んでいただき、もうお分かりの方もいらっしゃるかと思います。
仲介手数料の相場というのは、国土交通省による「仲介手数料の限度額」となります。
不動産売却を考えている方で、仲介手数料の相場や金額が不安な方も多いかと思います。
不動産売却で仲介手数料の値引きは可能か?
というのも、国土交通省により仲介手数料というのは、売却側と相談して決めることになっているのです。
両手仲介の場合
高値で売却できた場合

【不動産売却相場】まとめ
土地を売却するにも、おおよその金額を知っておくことで今後の取引は安心してすすめられるようになります。
土地の相場を調べるためには、
-
- 不動産ポータルサイト
-
- 土地総合情報システム
-
- 地価公示
-
- 固定資産税評価額
以上4つの方法があります。
それぞれのツールを上手に活用して土地の相場を調べましょう!