土地を売却して手放したいけども、土地の相場がわからず不安なのではありませんか?
初心者でもサービスを上手に利用することで、土地の価値をある程度知ることはできますよ!
今回は土地の売却相場の調べ方と、いざというときに役に立つ控除枠、信頼のおける不動産業者の選び方をご紹介しています。
売却した後の控除枠
信頼のおける不動産業者の選び方
土地の売却相場を調べる方法5つの方法
土地の売却価格を調べようにも、初めてのうちは何から手をつけていいかわからないのではありませんか?
不動産ポータルサイトで売却価格を見る
まず、不動産におけるポータルサイトとは何でしょうか?
ポータルサイトとは様々なサービスを検索できたり、情報を探すのに特化したwebサービスのことです。
不動産の情報サイトは非常に多くあり、一つ一つ確認していくことは現実的ではありませんね。
そのため、情報が集約されているポータルサイトを利用して、土地の売却価格を調べることができます。
そこから相場を想定することができることでしょう。
不動産ビジネスに特化したサイトであり、他にも顧客に有益な情報が多く掲載されていますよ。
分散している不動産情報を検索することに特化しているwebサイト
初心者が情報を探すときに使うと、わかりやすくてとても便利!
レインズマーケットインフォメーションを利用する
【画像出典:レインズマーケットインフォメーション】
レインズマーケットインフォメーションはどなたでも利用できる不動産取引情報提供サイトです。
(公財)東日本不動産流通機構
(公社)中部圏不動産流通機構
(公社)近畿圏不動産流通機構、
(公社)西日本不動産流通機構
以上の4団体が保有している日本全国の取引情報(成約価格や所在地域等)を提供しており、全国の成約価格などを大まかに知ることができます。
個別での取引が特定できないように工夫がされているのが特徴です。
【画像出典:レインズマーケットインフォメーション 検索結果】
探した地域を細かく指定し、駅からの距離や間取りも指定して検索できるので、土地だけでなく建物の売買でも役に立ちます。
不動産取引情報提供サイト
不動産流通機構が保有している取引情報を調べられる
地価公示を参考にする
【画像出典:国土交通省 国土交通省地価公示・都道府県地価調査】
国土交通省が毎年3月に公表している地価公示は土地の評価において一番代表的なものです。
これは信頼のおける不動産鑑定士が毎年1月1日を基準に土地の鑑定評価をおこない、土地鑑定員会が3月に公示しているのです。
一般の土地取引の一つの基準になる重要な評価です。
【画像出典:国土交通省 国土交通省地価公示・都道府県地価調査】
全国各地を検索でき、地域の水準である金額を知ることができます。
あくまで水準を知るためのシステムであり、直接の土地の取引価格ではありませんので、注意しましょう。
お探しの不動産の立地や条件などによっては、公示価格とは差額が大きく出る可能性もあります。
国土交通省の『土地総合情報システム』を利用する
【画像出典:土地総合情報システム】
土地総合情報システムとは、国土交通省が運用している不動産情報サイトで、不動産の取引価格を検索することができます。
この土地総合情報システムから地価公示へ移動することもでき、便利なwebサイトです。
不動産・土地売却はクローズな業界になりやすく不確実な部分もありました。
その不透明さを問題とした国土交通省が不動産投資の促進、不動産市場全体の活性化、不動産取引の信頼性を高めて安全で安心な不動産取引を提供するためにあるサイトです。
どなたでもカンタンに検索ができ、土地取引を比較、不動産などの周囲の情報も知れます。
掲載されている不動産取引情報は、主に不動産業者へのアンケート調査で得た回答によるものです。
物件に関しては特定することが出来ないように加工されていますので注意しておきましょう。
時価公示サイトにも移動できる
路線価を調べる
【画像出典:国税庁 路線価図の説明】
路線価とは道路に面している標準的な土地の価格のことです。
1平方メートルあたりの価格を千円単位で表示しています。
主に相続税や贈与税を算出するときに使用される基準の価格であり、国土交通省の地価公示や不動産鑑定士による評価金額、そのほかの売買取引金額を参考に毎年評価されているのです。
土地の面積数に路線価をかけることで、相続税など税金金額をはじき出すことができます。
土地を高く売却する4つのコツ
さて、土地を売却するときですが不動産業者にいわれるがまま売却してしまっては、大損するかもしれません。
商売の基本は費用は抑えて、高く売るです。
高く売るための4つのコツをみていきましょう。
一括査定を利用して複数業者を比較する
土地売却において、1社だけの査定価格をうのみにすることはおすすめしません。
なぜならば、1社だけの査定では評価に偏りがあるうえ、もっと高く評価をする不動産業者が存在するかもしれないからです。
そのため、土地の査定は複数の業者でおこなうことがおすすめです。
そこで使えるサービスが、「不動産一括査定」のサービスです。
不動産一括査定とは複数の不動産業者に査定価格を一括で出してもらえるサービスです。
利用者は1回のやり取りで複数の査定結果を確認できるため、とても楽ちん!
査定結果も電話などではなく、メールで好きな時に確認できるため、不動産会社のしつこい営業を気にすることなく利用できます。
土地の売却のタイミングを見極める
土地の売却のタイミングは、
不動産業界が活発化し業界全体が値上がりしていくタイミング
土地を長期間所有することで税金が安くなるタイミングを待つ
東京オリンピックも近く、不動産業界が活発になりつつある今、土地を売却するタイミングは以上の2つです。
日本の不動産業界は、オリンピック後の2020年以降は下火になるのではと危惧されています。
業界全体の取引金額が下落してしまっては、条件のいい土地も希望の金額で売れなくなってしまうかもしれません。
また、土地は5年以上保有することで売却する際の税金が格段に低くなります。
ただやみくもに土地を売却するようなことはせず、タイミングをはかって売却することをおすすめします。
税金の控除の条件を把握しておく
自宅として使用していた土地を売却する際には、「3,000万円までの特別控除」を受けられる可能性があります。
土地売却(譲渡)価格-土地取得費用-土地売却(譲渡)費用
上記の方程式で発生した利益に対して、譲渡所得税や復興特別所得税などが課税されます。
それが3,000万円までの利益が控除対象となるのです。
また、収用の土地ならば控除は5,000万円まで受けられます。
控除条件は、
自宅として住んでいた不動産、または自宅を含む土地を売却した
以前住んでいた土地であり、建物を取り壊すなどしてから3年目の12月31日までに売却をした
この条件は多くの方が受けられる控除であり、積極的に取り入れていきましょう!
信頼のできる不動産会社を選択する
不動産・土地の一括査定をおこなっている不動産業者は、掲載サイトの厳しい審査をクリアしています。
その中からさらに、自身が保有している不動産の扱いに強い不動産業者を選択することがいいでしょう。
不動産業者がそれぞれ扱っている不動産の割合から、戸建て・マンション・土地など業者それぞれの強みが見えてきます。
一般的に取り扱っている商品数が多いものに強みがあるといえます。
ぜひ、取扱い商品数に注目をして信頼のおける不動産業者を選びましょう。
土地の売却相場を調べる5の方法と高く売る4のコツまとめ
土地の売却は、立地や条件によって金額が様々です。
初心者にはなかなかわかりにくい部分もあります。
不動産業界の新しいサービスを上手に利用することで、売却価格は高く、しかもスムーズにおこなうことができます。
ぜひ、利用していきましょう!