土地を売却に出す際、まず査定を依頼する必要があります。
しかし、土地の売却が初めての人にとっては査定時のコツや注意点など、わからないことが多いですよね。
そこで今回は、土地売却査定時の5つのコツと4つの注意点をご紹介していきます。
この記事を読めば、土地売却時の査定に関しての全てがわかるようになります。
一度の依頼で複数の不動産業者に査定を依頼する方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
土地売却査定時の5つのコツ
土地を売却するには、ただ単純に不動産会社に頼めばよいというものではありません。
不動産会社によっても得意不得意がある
土地が専門の業者や、マンションのみ取り扱っている業者など、同じ不動産会社でも取り扱うものが違えば、売却額や査定額が大きく変わってきます。
土地の売却をする上でのコツは以下の5つです
- 複数の不動産会社に査定してもらう
- 机上査定だけではなく訪問査定もしてもらう
- 土地の相場を調べる
- 常に土地を綺麗にしておく
- 測量図を準備しておく
複数の不動産会社に査定をしてもらう
土地を売却するにはまず、売却額を設定しなければいけませんが、土地を初めて売却する人が売却額の設定をすることは困難です。
土地の販売価格は不動産会社に査定を行ってもらい相談の上、実際の売り出し価格を出します。
また、査定をしてもらう際に口頭ではなく必ず査定書をもらうようにしましょう。
口頭でいくらぐらいで売れますよといういい加減な営業トークで、とりあえずの契約を促してくるような不動産会社も中にはありますので注意が必要です。
正確な査定額を書面で出してもらうように不動産会社に依頼をし、もし仮に査定書などが出せないという不動産会社は避けた方が良いでしょう。
机上査定だけでなく訪問査定もするべき
不動産や土地の査定には『机上査定』と『訪問査定』があります。
・机上査定
机上査定とは?
周辺相場や似た条件の土地の過去の成約額などから算出する査定額です。
その為、実際の土地の状態や接道状況など細かい条件などがわからないのであくまで目安として受け止めておきましょう。
・訪問査定
訪問査定とは?
実際に不動産会社の担当の方に、現地を見てもらい細かな条件も含めて査定をしてもらう事です。
実際の土地の状態や接道状況など様々な条件を加味したうえで査定額を出してもらうので、机上査定よりも正確な査定額を掲示してくれます。
実際に販売を開始するためには訪問査定で現実的な査定額を設定し、より高くより早く売却できるようにしましょう。
土地の相場を調べる
不動産には二つとして同じものはありませんので、同じ平米数でも土地の場所や状態、接道状況などによって販売額が異なってきます。
しかし、全く相場がないというわけではありません。
過去に取引された事例や、現在販売されている土地の販売額などからある程度の相場があります。
土地の相場を知るには現在売却されている同じような条件の土地の販売額を調べるとすぐに把握することができます。
現在販売されている土地の販売額を調べる方法
インターネットで検索すればすぐに出てきます。
常に土地を綺麗にしておく
土地を高く売却しようと思えば、土地を常にきれいにしておきましょう。
ポイント
草が伸び放題になっている土地や、古い建物が残っていたり、ごみが散乱しているような土地では、整理するために費用が掛かる為、査定額は低くなります。
更地にまでする必要はありませんが、整理費用が掛からない程度には手入れをしておきましょう。
遠方の土地であっても年に2回程度は草むしりなどをしておくのがおすすめす。
測量図を準備しておく
売却しようとしている土地の価値は、有効活用できるかによって決まります。
測量図を準備しておけば床面積が明確になるので、より正確な査定を行なってもらえます。
土地売却査定時の4つの注意点
不動産の売却で成功するためには売主自身もその土地について知っておく必要があります。
- 不動産会社選び
- 査定額=売却額ではない
- 査定額=販売額ではない
- 相場からかけ離れた査定額は注意が必要
1不動産会社選び
不動産会社選びは非常に重要です。
いくら大手の不動産会社にお願いしたとしても、担当の営業マンがやる気のない人なら意味がありません。
しっかりと販売活動を行ってくれる不動産会社でなければいけません。
その為にも、査定の時に複数の不動産会社に査定してもらい、担当営業マンとしっかり今後の販売活動について相談することです。
その中で、自分が一番信頼できる不動産会社を見つけてお願いするようにしましょう。
2査定額=売却額ではない
土地を売却するにはまず査定をしてもらわなければいけませんが、査定をする不動産会社も複数の不動産会社に査定を依頼していることは知っています。
不動産会社は売主から物件や土地を預かってそれを販売できて初めて、仲介手数料という報酬が発生するためわざと高い査定額を提示してくる不動産会社もあります。
3査定額=販売額ではない
実際の取引になると買主(この場合はまだ購入希望者)が価格の交渉を持ち掛けてくることがほとんどです。
その為、査定額からいくらかの値引きをする必要があります。
また、長期間売れない場合も価格の見直しをする必要がある為、査定額の価格で売却できる可能性は極めて低くなります。
査定時のポイント
買主からの値引き交渉の事を踏まえて初めから査定額にプラスしておくと、値引き交渉が入ったとしても痛くも痒くもありません。
4相場からかけ離れた査定額は要注意
値引き交渉を踏まえて査定額にプラスしておく事はおすすめですが、あまり相場からかけ離れた価格を設定してしまうと、いつまでたっても売れない土地になってしまいます。
買主は自分の条件に合う土地や建物を常に探していますので、ある程度相場を知っております。
相場を知っている買主に相場からかけ離れた価格で販売されている土地に問い合わせをするでしょうか。
答えはNOです。
一旦相場からかけ離れた価格を設定してしまうと、元に戻したところで「何かあったのではないか?」などと疑われ結局売れ残ってしまいます。
その為、初めの販売額は非常に重要になりますので、しっかりと不動産会社の担当者と相談して決める事をお勧めします。
まとめ
土地の売却は一生に一度あるかないかの大きな取引です。
その為、しっかりと調べたうえで信頼できる不動産会社に預けてより高く、より早く売却できるようにしましょう。