ご自身が不運にも亡くなったり、高度障害状態となったりした場合に、死亡保険金や高度障害保険金を受け取ることが出来る保険が【生命保険】です。
しかし、その生命保険にも、終身保険・定期保険・収入保障保険など、種類がいくつもある事から、保険選びに迷われる方もいるでしょう。
そこで今回は、生命保険の種類別に特徴を比較して、それぞれのおすすめ商品も併せて紹介をします。
各生命保険の特徴・メリット・デメリットをしっかりと理解して、目的に合った生命保険に加入できるようにしましょう。
- 生命保険の基本的な種類の特徴を解説しています。
- 定期保険・収入保障保険・終身保険の特徴とメリット・デメリットを紹介しています。
- 定期保険・収入保障保険・終身保険のそれぞれのおすすめ商品を2商品ずつ紹介しています。
- 保険の加入や見直しを検討したら、まずは保険代理店で必要な保障をある程度絞っておくことがおすすめ
- 迷ったら利用者満足度が業界トップクラス&マネーR一番人気の保険見直しラボを利用してみてはいかがでしょうか
目次
生命保険の基本を知ろう!

生命保険へ加入したいのですが、いろいろ種類が多く困惑しています。
まず、生命保険の種類など基本的な所を教えてください。
松葉 直隆
生命保険の種類は色々ある!?
生命保険とは、被保険者が死亡または高度障害状態となった場合に保険金が支払われる商品です。
また、生命保険は大きく2つの種類に分けられます。
定期タイプの生命保険
一定期間にわたり死亡・高度障害保障が約束された死亡保険です。
保険料を一度解約すると、保険満了や中途解約の際にも保険料の戻らない【掛け捨て型商品】がほとんどです。
この定期タイプには、保険満了まで保険金額が変わらない【定期保険】と、保険満了に近づくほど保険金の減っていく【収入保障保険】があります。
終身タイプの生命保険
一生涯にわたり死亡・高度障害保障が約束された死亡保険です。
一度契約すれば解約しない限り、保険料はずっと同じままです。
この終身タイプには【終身保険】があります。
なお、終身保険では中途解約しても、払い込んだ保険料を【解約返戻金】として受け取ることができます。
生命保険を種類別に比較!
こちらでは、定期保険・収入保障保険・終身保険の3種類を比較してみましょう。
項目/保険種類 | 定期保険 | 収入保障保険 | 終身保険 |
保障期間 | 定期 | 定期 | 終身 |
保険料払込期間 | 年満了・歳満了 | 歳満了・年満了(わずか) | 終身払・短期払 |
メリット | ・保険料は最も安い
・保険見直しが容易 |
・受取時期によって定期保険よりも多額となる
・保険料が安い |
・確実に保険金が受け取れる
・資産運用に活用か |
デメリット | ・掛け捨てなので保険料がもったいない
・自動更新で保険料増加 |
・保険満了まで保険金がどんどん減る
・満了前に亡くなるとかなり損 |
・保険料が高い
・保険見直しが難しい |
いずれにも一長一短は存在します。
そのため、ご自身のニーズに合った種類を冷静に選ぶことが大切です。
それぞれのおすすめ商品を紹介
こちらでは、定期保険・収入保障保険・終身保険、それぞれのおすすめ商品を紹介していきます。
定期保険
(1)SBI生命「クリック定期!Neo」
保障内容が非常にシンプルで、保険料もかなり安く設定されているネット専用定期保険です。
(2)ライフネット生命「定期死亡保険 かぞくへの保険」
保険で保険期間が多様に選べ、最長90歳まで保障されるネット専用定期保険です。
収入保障保険
(1)FWD富士生命「FWD収入保障」
被保険者の死亡または高度障害状態の他に、要介護状態となった場合のサポートも受けられる商品です。
(2)チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアムDX」
被保険者の死亡または高度障害状態の他に、ストレス性疾病となった場合のサポートも受けられる商品です。
終身保険
(1)オリックス生命「終身保険RISE(ライズ) 」
被保険者の死亡または高度障害状態の他に、資産運用で大きな利益も得られる終身保険です。
(2)東京海上日動あんしん生「長生き支援終身」
被保険者の死亡または高度障害状態の他に、ご自分が介護状態となった場合のサポートも受けられる終身保険です。
これらのおすすめ商品は第3章以降で詳しく解説します。
どのタイプの生命保険に入るべきかわからない場合は、保険代理店に相談することをおすすめします。
保険のプロがあなたに合った保険を見つけるアドバイスをしてくれますよ!
中でも「保険見直しラボ」は利用者からの評判が良く相談実績も圧倒的な為、初めての方でも安心して相談できます!
定期保険の特徴とメリット・デメリット

定期保険は保険料の安さがメリットのようなので、こちらをまず検討したいです。
そこで、定期保険の特徴についてわかりやすく教えて下さい。
松葉 直隆
死亡保障を割安で備えられる?
定期保険は、保険金額を高めに設定しても割安な保険料で保障継続できる点が魅力の商品です。
契約条件にもよりますが、毎月の保険料1,000円未満で設定できる商品が多いです。
保険料は保険満了や中途解約しても原則として戻りませんが、半年払・年払という形で払い込んだ場合、未経過分(険料期間中の経過月数に至らない保険料分)の保険料なら返還されます。
逆に法人向けの定期保険では、中途解約すれば解約返戻金の受け取れる商品が主流です。
各生命保険会社では、保障内容がシンプルな定期保険を多く販売しています。
そのため、保険初心者にもわかりやく加入しやすい特徴があります。
定期保険は保険料の払込期間を年満了(例:5年・10年等)、歳満了(例:60歳・65歳等)と選べる場合があります。
定期保険のメリットは?
定期保険の長所は主に次の3つがあげられます。
保険料はリーズナブル
定期保険は前述した通り保険金額を高く設定しても、保険料の割安な点が最大のメリットと言えます。
例えば保険金を2,000万円で設定しても、契約年齢・保障期間によっては月払保険料が2,000円~4,000円台で済む商品もあります。
保障期間中に、ご自身が死亡・高度障害状態となっても、妻子に多額の保険金が下り、家族の生活水準をある程度保つ効果が期待できます。
保険見直しがしやすい
契約者は契約当初から【掛け捨て】とわかって契約します。
そのため、一定期間が経ってから保険を見直しすることも容易です。
ライフステージの変化で定期保険→終身保険へ変えた方が良いと感じたなら、すぐに解約または契約を終了して、新たな死亡保険へ加入することが可能です。
保障期間はほとんどの場合に自動更新
定期保険は保険料払込期間である歳満了なら、基本的に保険料が一定のまま、設定した年齢までずっと保障されます。
一方、年満了で契約し10年おきに保障期間が満了となっても自動更新されます。
そのため、契約終了を申し出ない限り、わざわざ更新手続きをするような手間はかかりません。
定期保険のデメリットは?
定期保険の短所は次の3つです。
掛け捨てはやはりもったいない?
定期保険は原則として、払い込んだ保険料は戻らない点が大きなデメリットです。
保障期間中にもしもの事態が起きないのなら、契約者(被保険者)本人も家族も安心ですが、『保険料がもったいなかった』と後悔することがあるかもしれません。
自動更新で保険料が割高に!?
保険期間10年で年満了を設定した場合、保険料はかなり安くなります。
ただし、更新するたび保険料が高くなっていきます。
自動更新が可能なので手間いらずといえます。
しかし、そのまま放置していると、掛かる保険料の負担は徐々に重くなっていきます。
一定の年齢で契約終了
日本人の長寿化に対応し、歳満了が90歳まで設定できる定期保険もあります。
長期契約が可能ならば保険料は満期になるまで上がりません。
ただし、定期保険は一定の年齢に達すれば例外なく契約終了となってしまいます。
これ以降、死亡保障は受けられなくなる点に注意しましょう。
おすすめの定期保険を紹介!

定期保険は保険料が安いものの、注意すべき点があるみたいですので、保険選びの際は注意しないと。
それでは、おすすめの定期保険を教えて下さい。
松葉 直隆
定期保険も工夫を凝らした商品が多い?
各生命保険会社から販売される定期保険は、被保険者の死亡・高度障害状態を保障するシンプルな商品がほとんどです。
ネット専用保険も非常に多く販売されており、パソコンやスマートフォンで保険料を見積り、保険会社へ直接申し込めます。
もちろん、対面や郵送で申し込みできる商品も豊富に販売されています。
保険料の安さを売りにした商品が多いものの、保険期間が多様に選べ、ご自身が保障を厚くしたい時期に合わせて契約できる商品もあります。
SBI生命「クリック定期!Neo」
SBI生命「クリック定期!Neo」は、保険金額が1億円まで設定でき、保険期間は最長80歳まで設定できるネット申込専用の商品です。
また【保険金支払即日サービス】をネット保険業界で初めて導入するなど、受取人へ配慮した便利な仕組みを備えた商品です。
契約内容
「クリック定期!Neo」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~69歳
- 保険期間・保険料払込期間:年満了(10年・15年・20年・25年・30年)、歳満了(55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳)
- 保険料払込回数:月払・年払
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 保険金額:300万円~1億円(100万円単位)
保障内容
保障内容は次のようにシンプルです。
【死亡・高度障害保険金】
被保険者が死亡または所定の高度障害状態になることを想定し、300万円~1億円(100万円単位)まで設定可能です。
保険料例
事例をあげて、どの位の保険料となるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)
- 死亡・高度障害保険金:2,000万円
- 保険期間:10年間
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 1,460円 | 780円 |
30歳 | 1,740円 | 1,320円 |
40歳 | 3,460円 | 2,520円 |
50歳 | 7,720円 | 4,900円 |
注意点
保険料の表をみてもわかる通り、死亡・高度障害保険金を2,000万円で設定しても、30代前半までは毎月2,000円未満と破格の保険料の安さが注目されます。
ただし、50代ともなれば保険料は急激に上昇します。
ご自分でタイミングを見計らい、一生涯にわたり保障される終身保険へ保険見直しをすることも検討してみましょう。
ライフネット生命「定期死亡保険 かぞくへの保険」
ライフネット生命「かぞくへの保険」は、保険金額が1億円まで、保険期間はなんと最長90歳まで自動更新できるネット申込専用の定期保険です。
最長90歳とかなり長めに契約継続のできる点が大きな魅力といえます。
もちろん、保険契約が満了するまで保険料は一定のままです。
契約内容
「かぞくへの保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険期間・保険料払込期間:10年・20年・30年・65歳まで・80歳まで・90歳まで
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 保険金額:500万円~1億円(100万円単位)
保障内容
保障内容は次のようにシンプルです。
【死亡・高度障害保険金】
被保険者が死亡または所定の高度障害状態になることを想定し、500万円~1億円(100万円単位)まで設定が可能です。
保険料例
事例をあげて、どの位の保険料となるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)
- 死亡・高度障害保険金:2,000万円
- 保険期間:10年間
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 1,590円 | 844円 |
30歳 | 1,886円 | 1,442円 |
40歳 | 3,600円 | 2,676円 |
50歳 | 8,184円 | 5,122円 |
注意点
保険期間・保険料払込期間が10年・20年・30年であっても、契約者側から契約終了の申し出をしない限り、90歳まで自動更新されます。
この点は非常に手間がかからず便利です。
しかし、ご自分が90歳になり存命していて、更に死亡保障を備えたい時、90歳以降でも契約可能な死亡保険は現在のところ皆無と言えます。
そのため、こちらの場合も、ご自分でタイミングを見計らい、終身保険へ保険の見直しをすることを検討してみましょう。
収入保障保険の特徴とメリット・デメリット

収入保障保険は合理的な保障といわれていますが、保険満了に近づくと保険金が減るのって損なんじゃないかと思います。
そんな、収入保障保険の特徴についてわかりやすく教えて下さい。
松葉 直隆
合理的な保障が受けられる
収入保障保険の大きな特徴として、保険満了に近づくほど受け取れる保険金は逓減していくことがあげられます。
この仕組みでは、子供がまだ親の支援が必要な年齢(乳幼児~中学生程度)なら、多額の保険金が受取人(家族)へ下りることになります。
一方、子供が成長し独立する頃には、受け取れる保険金は非常に限られ、保険満了したら1円も保険料は戻ってきません。
収入保障保険の場合、保険期間・保険料払込期間は歳満了(例:60歳・65歳等)で設定する商品が主流です(年満了で設定できる商品はわずかにあり)。
収入保障保険のメリットは?
子供が生まれたばかりか、小さい内に契約すれば、被保険者が契約後間もなく死亡した場合でも、多額の保険金が分割(保障月額)で保険満了まで受け取れます。
事例をあげて、受け取れる保険金の推移を見てみましょう。
(例)65歳で満期の場合
- 契約者:30歳男性(父)
- 子供:0歳
- 保険金額(保障月額):15万円
- 保証期間:5年
期間 | 受取保険金額 |
契約者(父)35歳で死亡
・子供:5歳 |
4500万円(年間180万×25年) |
契約者(父)45歳で死亡
・子供:15歳 |
2,700万円(年間180万×15年) |
契約者(父)63歳で死亡
・子供:33歳 |
900万円(年間180万×5年) |
表のように、子供が小さな内に亡くなれば4,500万円もの大金が残された遺族へ下ります。
なお、契約者(父)63歳で死亡しても保証期間5年なので、契約通り5年分の保険金900万円が下ります。
一方、仮に被保険者が高度障害状態となって生存している場合も、保険料払込免除措置が付加されている商品も多いのです。
この措置があれば以後の保険料も不要で、保障月額が受け取れます。
収入保障保険のデメリットは?
収入保障保険は、保険満了に近づくほど受け取れる保険金が減っていき、保険満了になれば戻るお金はありません。
そのため、保険満期間近で被保険者に万一の事態が起こると、受取人はわずかな保険金額しか受け取れないことになります。
このリスクを想定し、収入保障保険を扱う生命保険会社では、商品に【最低支払保証期間】を設定しています(主に2年or5年が選べる)。
契約の設定の際は、最低支払保証期間を5年以上と長めに契約し、保険満了間近で起こり得るリスクを回避することが大切です。
おすすめの収入保障保険を紹介!

収入保障保険はケースによって多額の保険金が下りるものの、最低支払保証期間を忘れずに設定するなど注意すべき点がありますね。
それでは、おすすめの収入保障保険を教えて下さい。
松葉 直隆
死亡・高度障害+αで安心
収入保障保険は被保険者の死亡・高度障害状態の際に保障される商品です。
ただし、それだけに限らず被保険者が要介護状態やストレス性疾病の発症時も保障月額が受け取れる商品も人気が高いです。
収入保障保険は、言わば働く方々の万一をサポートする商品ですが、その方々が介護を必要とする事態も想定されます。
要介護状態なるのは何も高齢者だけのリスクといえないのです。
一方、ストレス性疾病は【心の弱い人がかかる精神疾患】と考えるのは非常に危険です。
こちらは誰しもが発症し得る【心の病】です。
次項では、現在の勤労者の介護リスク・精神疾患リスクへ対応できる収入保障保険についてみていきましょう。
FWD富士生命「FWD収入保障」
こちらは、要介護1以上と認定された契約者(被保険者)へ介護年金が給付される収入保障保険です。
この介護年金は、生活支援特則として主契約へ付加することで、遺族・高度障害年金と同様に毎月給付金が受け取れます。
契約内容
「FWD収入保障」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険期間・保険料払込期間:50歳~80歳かつ10年以上
- 払込回数:月払・半年払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
- 保障月額:5万円〜
保障内容
介護年金の他に、災害割増遺族年金が設定できます。
(1)遺族・高度障害年金
被保険者の死亡または高度障害状態に備え、年金月額5万円から設定できます。
年金支払保証期間は2年・3年・5年・10年から選べます。
(2)生活支援特則
要介護1以上等と認定されると介護年金が、障害等級1級~4級等と判定されれば就労不能障害年金が給付されます。
(3)配偶者同時災害死亡時割増特則
同一の不運な事故で夫婦双方が亡くなった場合、災害割増遺族年金が上乗せされます。
(4)3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ
悪性新生物(ガン)と診断確定、または心疾患・脳血管疾患で入院した時、以後の保険料払込が免除されます。
他、終身保険・定期保険と同様、【リビング・ニーズ特約】も付加できます。
保険料例
事例をあげて、どの位の保険料となるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)非喫煙者優良体保険料率の場合
- 年金月額:10万円
- 保険期間・保険料払込期間・年金支払期間:65歳
- 最低支払保証期間:5年
- 生活支援特則:あり
- 3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ:あり
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
25歳 | 3,743円 | 2,683円 |
35歳 | 4,492円 | 3,690円 |
45歳 | 5,261円 | 4,224円 |
注意点
65歳未満で要介護状態と認められるためには、次のような疾患に限定される点へ注意しましょう。
次の16種類の特定疾病に該当した場合、40歳~64歳までの方々でも要介護認定が受けられます。
- がん(ただし末期がんの場合)
- 関節リウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靭帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- アルツハイマー病、脳血管性認知症等の初老期における認知症
- パーキンソン病関連疾患
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳梗塞、脳出血等の脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 肺気腫、慢性気管支炎等の慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
いずれの特定疾病も、生命の維持、歩行・運動機能、認識機能等へ重大な影響を与える深刻な病気ばかりです。
チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアムDX」
こちらは、特約を付加することで精神疾患にかかわる就業不能へも備えられる商品です。
【ストレス性疾病の就業不能保障特約】を設定すれば、ストレス性疾病が原因で60日の入院期間を超えた場合、就業不能年金が給付されます。
契約内容
「収入保障保険プレミアムDX」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:満20歳~満70歳
- 保障月額:5万円〜1億円(年金受取総額の最高額)
- 保険期間:55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了・75歳満了・80歳満了・85歳満了・90歳満了
- 保険料払込期間:55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済、全期払
- 払込回数:月払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
保障内容
ストレス性疾病保障に手厚い保障内容となっています。
(1)収入保障・高度障害年金
被保険者の死亡または高度障害状態に備え、保障月額5万円〜1億円(年金受取総額の最高額)まで設定ができます。
年金支払保証期間の1年・2年・5年・10年が設定できます。
(2)ストレス性疾病保障付就業不能保障特約
所定のストレス性疾病はもとより、不慮の事故や悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変および慢性腎不全(5疾病)に備え、月額5万円~総額で最高1億円まで就業不能年金が受け取れます。
(3)就業不能状態保険料払込免除特約
被保険者がストレス性疾病保障付就業不能保障特約と同じ条件に該当したとき、以後の保険料も免除されます。
(4)リビング・ニーズ特約
被保険者が余命6ヵ月以内と判断されたとき、収入保障年金の一時支払額の全部または一部を、生前に受け取ることができます。
保険料例
こちらでは事例をあげて、保険金・月払保険料をシミュレーションしてみましょう。
(例)
- 月額受取り額:10万円
- 年金支払保証期間:5年
- 保険期間・保険料払込期間:60歳満了
- 保険料払込回数:月払
- 就業不能年金額:10万円
→25歳で死亡・高度障害:受取保険金総額約3,700万円
①契約者(被保険者)25歳男性・非喫煙優良体型の場合:月払保険料6,760円
②契約者(被保険者)25歳男性・標準体型の場合:月払保険料8,450円
注意点
前述した就業不能状態保険料払込免除特約・就業不能状態保険料払込免除特約を利用する場合、どんなストレス性疾病が該当するか一例をあげましょう。
- 統合失調症
- 統合失調症型障害および妄想性障害
- 気分(感情)障害
- 神経症障害
- 摂食障害
- 非器質性睡眠障害
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 潰瘍性大腸炎
気を付けなければいけないのは、ストレス性疾病になったかどうかを、ご自身で判断しないことです。
まずは医師の診療を受け、その有無を確認しましょう。
終身保険の特徴とメリット・デメリット

終身保険は確実に保険金が下りるので頼もしい商品ですが、保険料はその分やはり割高になってしまいます。
終身保険の特徴についてわかりやすく教えて下さい。
松葉 直隆
確実に保険金が受け取れる!?
終身保険は一生涯保障される死亡保険です。
そのため保障期間を心配せずに、もしもの事態に備えることが可能です。
保険料の払込期間は【終身払】【短期払】が用意されています。
終身払とは一生涯保険料を払い続ける仕組みですが、その分、毎回払い込む保険料自体は安くなります。
一方、短期払は歳払済(例:60歳・70歳で保険料払込終了等)が主流です。
ただし、数は少ないものの年払済(例:10年・15年で保険料払込終了等)として契約できる商品もあります。
この短期払では毎回払い込む保険料が大きくなりますが、払込終了後もずっと保障が継続されます。
結果的に短期払いは、終身払より保険料総額が軽減されることもあります。
終身保険のメリットは?
終身保険の長所は次の3つです。
確実に保険金が受け取れる
既に述べた通り、保険契約すれば確実に保険金が受け取れる点は最大のメリットと言えます。
死亡保障としてしっかり遺族のために備えたい方々へ最適の商品と言えます。
解約返戻金
何らかの理由で中途解約しても解約返戻金が受け取れます。
解約のタイミングによっては、契約者側が大きな利益を得られる場合もあります。
使途が自由なので、ご自身の生活資金はもとより、ローンの返済や子供の学資金としても活用できます。
保険料は一生上がらない
定期保険のように自動更新される度、保険料が高くなることも無く、一度契約すれば保険料は一生上がりません。
ある程度、ご自身が保険料へ多めに回せるような収入を得ているなら、なるべく契約年齢が若いうちに加入しておくと、中高年の時に加入するより保険料負担が有利となります。
終身保険のデメリットは?
終身保険のデメリットは次の2つです。
保険料が割高
終身保険は定期タイプの死亡保険より、保険料の負担が重くなる点が最大のデメリットといえます。
同じ保険金額を設定しても、定期タイプの死亡保険より10倍以上保険料が高くなる場合もあります。
解約返戻金として運用する貯蓄分のお金も余計に払うので、やむをえない面もあります。
保険見直しが難しい
終身保険を見直したい等の理由で中途解約したくても、解約時期によっては解約返戻金がわずかしか戻らない場合もあります。
そうなると、高い保険料を払ってきた割に、戻るお金の少なさで見直しを躊躇してしまうこともありえます。
おすすめの終身保険を紹介!

終身保険は保険料の割高な面があるものの、資産運用としても活用できて頼もしいですね。
それでは、おすすめの終身保険を教えて下さい。
松葉 直隆
死亡・高度障害+αが魅力の商品も!?
終身保険は確実に保険金が受け取れるだけでなく、いろいろと便利な活用法があります。
その主な活用法は、資産運用目的となります。
資産運用に有利な終身保険として【低解約返戻金型】商品が各生命保険会社から販売されています。
こちらは、保険料払込期間(低解約返戻金期間)は返戻率が低いものの、保険料払込期間終了後は一気に返戻率が上がる商品です。
一方、介護リスクをはじめとした特定のリスクに備え、保険金が設定できる終身保険も販売されています。
オリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」
オリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」は、【低解約返戻金型終身保険】とし販売されています。
保険料を払い終えれば返戻率が急激にUP、タイミング見計らい解約すれば大きな利益となります。
契約内容
「終身保険RISE(ライズ)」の契約内容は次の通りです。
- 契約可能年齢:15歳~75歳
- 保険料払込期間:終身払、短期払(10年・15年・20年払済、50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳払済)
- 保険料払込回数:月払、半年払、年払
- 保険料払込経路:口座振替、クレジットカード払
- 保険金額:200万円~(10万円単位)
保障内容
保障内容は次の通りです。
(1)死亡・高度障害保険金
死亡または所定の高度障害状態を想定し、200万円~(10万円単位)で設定が可能です。
(2)保険料払込免除
所定の身体障害状態に該当した場合、以後の保険料が不要となる措置です。
(3)介護前払特約
約款所定の要介護状態に該当したら、介護のための保険金が受け取れます。
終身払には付加できません。
解約返戻率
事例をあげて、どの位の解約払戻金(払戻率)となるか見てみましょう。
(例)保険金額1,000万円の場合
- 契約年齢:30歳男性
- 保険料払込期間(低解約払戻期間):60歳
- 月払保険料:21,640円
項目/経過年数(年齢) | 30年(60歳) | 低解約払戻期間終了(60歳) | 40年(70歳) |
払込保険料累計 | 7,790,400円 | 7,790,400円 | 7,790,400円 |
解約払戻金額 | 6,019,900円 | 8,603,700円 | 9,054,600円 |
解約払戻率 | 77.2% | 110.4% | 116.2% |
注意点
表のように同じ60歳時でも、低解約払戻期間終了前か終了後かで大幅に返戻率が異なります。
そのため、なるべく低解約払戻期間中の解約は避けた方が無難です。
東京海上日動あんしん生「長生き支援終身」
東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身」は、被保険者が万一のとき・介護が必要なとき・健康に長生きしたときの3つのどれでも役立つ終身保険です。
「生き支援終身」では、介護保障機能を持たせ、被保険者が介護を要する事態となったときも保障されるよう、工夫された商品といえます。
契約内容
「長生き支援終身」の契約内容は次の通りです。
- 契約可能年齢:満15歳~満50歳
- 契約条件:健康告知
- 保険期間:終身
- 保険料払込期間:60歳
- 保険料払込回数:月払
- 保険料払込経路:口座振替・クレジットカード払
保障内容
保障内容は次の通りです。
(1)死亡・高度障害保険金・介護保険金
死亡・高度障害保険金に加え、公的介護保険で要介護2以上または所定の要介護状態となったとき介護保険金が受け取れます。
保険金額500万円まで設定可能です。
なお、介護保険金は10年間にわたり分割し【介護年金】として受け取ることも可能です。
(2)健康祝金
被保険者が、健康で長生きしたら「70歳・75歳・80歳」または「80歳・85歳・90歳」 で祝金が3回受け取れます。
(3)特定疾病保険料払込免除特則
悪性新生物(悪性がん)と診断確定、心疾患または脳血管疾患により所定の治療を受けられた場合、以後保険料は免除されます。
保険料例
事例をあげて、どの位の保険料となるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)
- 死亡・高度障害保険・介護保険金:500万円
- 保険料払込回数:月払
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 10,002円 | 9,880円 |
30歳 | 13,835円 | 13,705円 |
40歳 | 21,740円 | 21,405円 |
50歳 | 45,035円 | 43,425円 |
注意点
「長生き支援終身」は、要介護2以上の他、保険会社所定の要介護状態に該当した場合も保険金の支払対象となります。
ただし、保険会社所定の条件は厳しく、面倒でもお住いの市区町村に要介護認定申請を行い、認定を受けた上で介護保険金を請求した方が手続きがスムーズに進むはずです。
保険代理店を味方につければ保険選びは簡単になる!
保険の加入や見直しには保険代理店の利用が必須と言っても過言ではありません。
将来の安心を買う保険だからこそ、少し時間をかけてでも今丁寧に選ばないといけないのです。
なぜ保険代理店を使ったほうがいいの?
保険に入りたいなら直接保険会社に行けばいいのに、なぜ保険代理店が存在し、利用する人が増えているのでしょうか。
- FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
- 二重に保障されている部分、保証が足りてない部分などを見つけてもらえる
- 何度でも無料で相談可能できる
- 資料請求や保障内容の比較を自分でやらなくていいから時間の節約になる
FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
生命保険だけでも全国に約40社の保険会社があり、それぞれの会社に10~50個の保険商品を扱っているため、最大2,000個の保険商品の中から自分に合った保険を選ぶことになります。
保険を見比べるために保険会社に足を運んでも、勿論その保険会社は他社の保険のことは紹介してくれません。
気になる会社に1社ずつ足を運ぶ手間を省いてくれるのが保険代理店なのです。
さらに、保険代理店ではFP(ファイナンシャルプランナー)が直接相談に乗ってくれるため、複数の保険の比較に加えて家計に関するアドバイスまでもらうことが出来ます!
保障内容が希望にしっかり沿っているか、同じ内容でもっと負担金の少ない保険はないかなど、保険会社ではなかなかしにくい相談も可能です。
一人一人に適した保険アドバイスがもらえる
膨大な数ある保険商品に複数加入する場合、二重の保障がされている、保障が抜けてしまっているなどの事態が発生していることがあります。
保証が重複している分の保険料を払うのはもちろんもったいないですし、今の保険では保障が十分ではなく、追加で資金が必要になっても保険に加入している意味がありません。
保険代理店を利用することで、これらの問題点を発見し、あなたにとって本当に必要なものを教えてくれます。
何度でも無料で相談可能
前述のような、保険の見直しに対して手厚いサポートをしてくれる保険代理店ですが、なんといくら相談しても無料なのです!
「新しい保険に入ることを考えている」「ライフステージが変わったため、保険を見直したい」などとお考えの方は、ぜひ気軽に一度保険代理店を利用してみることをおすすめします。
困ったら保険代理店に相談しよう
保険見直しラボは、業界歴12年以上のベテラン相談員が対応してくれ、保険・お金に関するアドバイスの信頼性は申し分ありません。
【保険見直しラボの無料相談の流れ】
保険見直しラボは訪問型の保険代理店のため、自宅、勤務先、近場のカフェなど都合の良い場所に相談員が来てくれます。
保険の見直しに関するアドバイスはもちろん、加入を検討している保険の相性診断もしてくれます。
保険に関する知識がない方でも、保険の基礎からしっかり話してくれるので安心です。
一人一人の希望やライフプランに合わせて複数社の保険商品の中から、比較検討して最適な保険の提案をしてもらえます。
▼無料相談をするだけで以下の6つの中から選べるプレゼントがもらえることもおすすめポイントの1つです!
複数の保険代理店を使うと保険選びの精度がさらに上がる!
ここまで、保険代理店を使うべき理由について解説してきましたが、1社ではなく複数の保険代理店を利用することをおすすめします。
保険代理店の数も年々増えていて、代理店によっても扱っている保険会社が異なっています。
そして、1人の相談員ではなく複数の人からの意見を聞いた方がより多くの情報から自分にとって最適な判断をすることができるでしょう。
まずは、店舗に出向かなくても職場や自宅の近くで相談可能な保険見直しラボに一度相談してみることをおすすめします。
- 代理店によって扱っている保険会社が異なるから
- 1人の相談員の意見に偏らないようにするため
▼以下の表を参考に、利用したい保険代理店を複数選んでみてください!
まとめ
生命保険とひと言で言っても、定期保険・収入保障保険・終身保険と特徴がそれぞれ異なります。
特徴が異なると言う事は、それぞれに加入する目的・活用方法が異なると言う事です。
『同じ死亡保障だから、保険料の安い定期保険に加入しておけば良いだろう』と、安易に考えていると、後々に大きな損をして後悔をすると言う事もあり得るのです。
今回は、それぞれの特徴を比較して解説しましたので、この記事を読んで、それぞれの特徴をしっかりと理解して、悔いのない保険選びをするようにしましょう。
そして自分だけでは決めきれない場合は「保険見直しラボ」を始めとした保険代理店に相談してみましょう。
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