ご自身の万が一の時のために加入するのが【死亡保険】ですが、その死亡保険にも様々な種類があり、加入目的によって選ぶ商品が異なってきます。
今回の記事では、死亡保険の種類を解説するだけではなく、種類別におすすめ商品をいくつか紹介します。
死亡保険の特徴やメリット・デメリットをしっかりと把握して、ご自身の【もしもの時】に残された家族が困らないように、しっかりと備えておきましょう。
- 死亡保険の基本的な仕組みと特徴の解説。
- 定期保険・終身保険・収入保障保険と言う、死亡保険の代表的な3種類の保険の特徴とメリット・デメリットを紹介。
- 定期保険・終身保険・収入保障保険の、おすすめ商品を3商品ずつ紹介します。
- 保険の加入や見直しを検討したら、まずは保険代理店で必要な保障をある程度絞っておくことをおすすめします。
- 迷ったら利用者満足度が業界トップクラス&マネーR一番人気の保険見直しラボがおすすめです。
目次
死亡保険の基本を知っておこう!
もしもの事態に備えて、そろそろ死亡保険に加入しようか検討中です。 そこで、死亡保険の特徴について教えて下さい。
松葉 直隆
そもそも死亡保険とは?
生命保険にカテゴライズされる死亡保険。
ご自身(被保険者)が死亡や高度障害状態となった時に、受取人に保険金が支払われる商品です。
死亡した場合は、事前に指定していた受取人(家族)へ死亡保険金が支払われます。
一方、高度障害状態の場合は、ご自身(被保険者)に高度障害保険金が支払われます。
ただし、ご自身(被保険者)が高度障害状態以外でも、余命6カ月以内と医師から宣告された場合、死亡保険金の全部または一部を受け取ることができます。
これは【リビング・ニーズ特約】と呼ばれる死亡保険の特約となり、ほとんどの死亡保険に自動付帯されています
生命保険の加入率とは?
多くの世代の人に必要と言われている死亡保険を含む生命保険。
一体どれくらいの人が加入しているのでしょうか?
生命保険の加入率、それはずばり男女とも80%以上にものぼります!
年齢別に見てみると、20代では55.7%とやや低めですが、30代以上では80%超え。一番多い50代世代では88%と約9割の人が加入している保険なのです。
生命保険の種類や保険金額などは世代や世帯年収などにより様々ですが、ほとんどの人が生死に関わるリスクに何かしら備えています。
気になる死亡保険の種類は2種類!?
死亡保険の種類は大きく分けて次の2種類あります。
定期の死亡保険
保障期間が限定された死亡保険です。
概ね、解約や保障期間が終了すれば、これまで払い込んできた保険料が戻らない【掛け捨て型】の商品となります。
ただし、保険金額をそれなりに高く設定しても、保険料が安いことは大きなメリットと言えます。
なお、保険料を半年払・年払で契約しお金を払い込んだ場合、未経過分(険料期間中の経過月数に至らない保険料分)の保険料は返還されます。
定期の死亡保険には【定期保険】と【収入保障保険】があります。
終身の死亡保険
一生涯の死亡・高度障害保障が約束された死亡保険です。
中途解約をしなければ受取人へ確実に保険金が下ります。
ただし、保障期間が限定されていない分、定期保険・収入保障保険より保険料は割高となる傾向があります。
終身の死亡保険には【終身保険】があります。
それぞれの死亡保険のおすすめ商品を紹介!
定期保険・終身保険・収入保障保険のおすすめ商品はそれぞれ次の通りです。
定期保険
- ライフネット生命「定期死亡保険 かぞくへの保険」
- 楽天生命「楽天生命スーパー定期保険」
- SBI生命「クリック定期!Neo」
終身保険
- オリックス生命「終身保険RISE [ライズ]」
- アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」
- マニュライフ生命「こだわり終身保険v2」
収入保障保険
- FWD富士生命「FWD収入保障」
- T&Dフィナンシャル生命 「家計にやさしい収入保障」
- ネオファースト生命「ネオdeしゅうほ」
上記のおすすめ商品は第3章以降でその特徴、保障内容を解説していきます。
定期保険の特徴とメリット・デメリット

定期保険は保険料が安いものの、掛け捨て型がほとんどで、保険料がチョットもったいない気もします。
そんな、定期保険のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたいです。
松葉 直隆
死亡保障を安く抑えられる!?
定期保険は既に述べた通り、中途解約や保険満期となった場合、払い込んだ保険料は1円も戻らない商品がほとんどです。
その分、保険金額を高めに設定しても、払い込む保険料は安く抑えることができます。
例えば、保険金を1,500万円で設定しても、契約年齢・保障期間によっては月払保険料が1,000円~3,000円台で済む商品もあります。
この金額を終身保険で備えた場合、月払保険料18,000円~30,000円程度と10倍以上も違ってきます。
『特定の期間だけ死亡・高度障害保障を手厚くしたい』と希望する方々には最適の死亡保険と言えます。
定期保険の3つのメリット
定期保険には次の3つのメリットがあります。
保険金額を高めに設定しても保険料はリーズナブル
定期保険は保険金額を高めに設定しても、保険料の抑えられる点が最大のメリットと言えます。
例えば、ご自身のお子さんが独立し社会人となるまで、死亡保障を手厚く備えたいとき、定期保険へ加入することがあげられます。
その保障期間中に、ご自身が死亡・高度障害状態となっても、妻子に多額の保険金が下り、家族の生活水準が落ちてしまうことはある程度避けられます。
保険見直しがしやすい
最初から【掛け捨て】とわかって契約しているので、契約後、一定期間が経ってから保険の見直しもしやすいです。
ご自身のライフステージの変化で、明らかに【定期保険→終身保険】へ変更した方が良いと感じた場合には、すぐに解約または契約を終了して、新たな死亡保険へ加入することができます。
保障期間は基本的に自動更新
定期保険は保険料の払込期間を年満了(例:10年・15年等)、歳満了(例:60歳・70歳等)と選べる場合があります。
歳満了なら基本的に保険料が一定のまま、設定した年齢までずっと保障されます。
一方、年満了で契約し10年おきに保障期間が満了となっても自動更新されるので、契約終了を申し出ない限り、わざわざ更新手続きをする必要はありません。
定期保険の3つのデメリット
定期保険には次の3つのデメリットがあります。
掛け捨てがもったいないと感じる
定期保険の場合、払い込んだ保険料の戻らない点が大きなデメリットです。
保障期間中に何事もないなら、契約者(被保険者)本人や家族は安心ですが、『保険料がもったいない』と不満に思うかもしれません。
自動更新で保険料が割高に!?
特に10年で年満了を設定した場合、保険料は安いものの、更新の度に保険料は高くなっていきます。
自動更新が可能なのは楽なのですが、そのまま放置していると保険料の負担はどんどん重くなっていきます。
契約年齢に限界がある!?
一方、歳満了が90歳まで設定できる定期保険もあります。
長期契約が可能ならば保険料は満期になるまで上がりません。
ただし、定期保険は一定の年齢に達すれば契約終了となってしまいます。
これ以降、死亡保障は受けられなくなります。
おすすめの定期保険3選!

定期保険は保険金額を高く設定しても、保険料が安い点は魅力ですね。
それでは、おすすめの定期保険を教えて下さい。
松葉 直隆
ライフネット生命「定期死亡保険 かぞくへの保険」
ライフネット生命「かぞくへの保険」は、保険金額が1億円まで設定でき、最長90歳まで自動更新できるネット申込専用の定期保険です。
最長90歳と長めに契約継続のできる点が大きなメリットといえます。
もちろん、満期になるまで保険料は一定のままです。
契約内容
「かぞくへの保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険期間・保険料払込期間:10年・20年・30年・65歳まで・80歳まで・90歳まで
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 保険金額:500万円~1億円(100万円単位)
保障内容
保障内容は次のようにシンプルです。
【死亡・高度障害保険金】
被保険者が死亡または所定の高度障害状態となったときに備え、500万円~1億円(100万円単位)まで設定が可能です。
保険料例
事例をあげて、保険料が、どれ位になるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)
- 死亡・高度障害保険金:1,000万円
- 保険期間:10年間
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 920円 | 547円 |
30歳 | 1,068円 | 846円 |
40歳 | 1,925円 | 1,463円 |
50歳 | 4,217円 | 2,686円 |
注意点
ネット専用保険なので申し込みしやすいのですが、告知のみで申し込みできる保険金額の上限は制限されています。
契約年齢 | 告知だけで良い保険金額 |
20歳以上〜40歳以下 | 3,000万円上限 |
41歳以上〜45歳以下 | 2,500万円上限 |
46歳以上〜50歳以下 | 2,000万円上限 |
51歳以上〜55歳以下 | 1,500万円上限 |
56歳以上〜70歳以下 | 1,000万円上限 |
ただし、健康診断書の写し等を提出し健康状態に問題が無い場合、契約可能年齢の範囲なら何歳でも保険金額1億円まで設定可能です。
楽天生命「スーパー定期保険」
楽天生命「スーパー定期保険」は、保険金額が5,000万円まで設定でき、80歳まで自動更新できる定期保険です。
自動更新されるものの、1年定期保険なので、保険金額2,000万円でも月払保険料が1,000円台ですむケースもあります。
契約内容
「スーパー定期保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~79歳
- 保険期間・保険料払込期間:1年更新80歳まで
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 保険金額:500万円~5,000万円(100万円単位)
保障内容
保障内容は次のようにシンプルです。
【死亡・高度障害保険金】
被保険者が死亡または所定の高度障害状態となったときに備え、500万円~5,000万円(100万円単位)まで設定が可能です。
保険料例
事例をあげて、保険料が、どれ位になるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)
- 死亡・高度障害保険金:2,000万円
- 保険期間:1年更新
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20~24歳 | 1,920円 | 1,060円 |
25~29歳 | 1,820円 | 1,120円 |
30~34歳 | 1,960円 | 1,420円 |
35~39歳 | 2,440円 | 2,020円 |
40~44歳 | 3,540円 | 2,600円 |
45~49歳 | 5,260円 | 3,820円 |
50~54歳 | 7,920円 | 5,420円 |
注意点
「スーパー定期保険」は、契約者が30代までなら、保険金2,000万円で男女とも月払保険料2,000円台と破格の安さとなっています。
しかし、保険料例の表をみてもわかる通り、特に男性は45歳から急激に保険料が高くなります。
高くなる保険料に不満を感じたら、自動更新される前に保険金額の変更等をカスタマーセンターに相談するか、更新せず契約終了することを申し出て、保険の見直しを行いましょう。
SBI生命「クリック定期!Neo」
SBI生命「クリック定期!Neo」は、保険金額が1億円まで設定でき、最長80歳まで設定できるネット申込専用の定期保険です。
また【保険金支払即日サービス】を、ネット保険業界で初めて導入するなど、便利な仕組みを備えた商品です。
契約内容
「クリック定期!Neo」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~69歳
- 保険期間・保険料払込期間:年満了(10年・15年・20年・25年・30年)、歳満了(55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳)
- 保険料払込回数:月払・年払
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 保険金額:300万円~1億円(100万円単位)
保障内容
保障内容は次のようにシンプルです。
【死亡・高度障害保険金】
被保険者が死亡または所定の高度障害状態となったときに備え、300万円~1億円(100万円単位)まで設定が可能です。
保険料例
事例をあげて、保険料が、どの位になるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)
- 死亡・高度障害保険金:1,000万円
- 保険期間:10年間
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 860円 | 520円 |
30歳 | 990円 | 790円 |
40歳 | 1,860円 | 1,390円 |
50歳 | 3,990円 | 2,580円 |
注意点
「クリック定期!Neo」は、告知のみで申し込みできる保険金額の上限が制限されています。
契約年齢 | 告知だけで良い保険金額 |
20歳以上〜39歳以下 | 3,000万円上限 |
40歳以上〜45歳以下 | 2,500万円上限 |
46歳以上〜49歳以下 | 2,000万円上限 |
50歳以上〜59歳以下 | 1,500万円上限 |
60歳以上〜65歳以下 | 1,000万円上限 |
66歳以上〜69歳以下 | 500万円上限 |
これ以上の保険金額の設定を望むなら、定期健康診断書の提出が必須となります。
終身保険の特徴とメリット・デメリット
終身保険は一生涯にわたり死亡・高度障害保障が受けられる点は魅力です。 そんな、終身保険のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたいです。
松葉 直隆
確実に保険金を得られる!
終身保険は一生涯保障される死亡保険です。
そのため保障期間を気にせず、確実に保険金が受け取れる商品です。
また、定期タイプの死亡保険には無い【解約返戻金】も用意されており、払い込んだ保険料が戻ってきます。
終身保険で、『確実に保険金を遺族へ残したいが、いざという時の資金にも活用したい』と場合には、終身保険への加入が最適です。
終身保険の保険料払込期間は【終身払】【短期払】が用意されています。
終身払は一生涯保険料を払い続ける仕組みです。
その分、毎回払い込む保険料は安くなります。
一方、短期払には歳払済(例:60歳・70歳で保険料払込終了等)、年払済(例:10年・15年で保険料払込終了等)があります。
こちらの短期払では、毎回払い込む保険料が大きくなるものの、払込終了後もずっと保障が継続されます。
終身保険の3つのメリット
終身保険には次の3つのメリットがあります。
確実に保険金が受け取れる
終身保険は、保険契約すれば確実に保険金を受け取れる点が最大のメリットと言えます。
保障年齢の上限が無いので、保険料が負担となっておらず不満もないなら、無理に保険の見直しをする必要がありません。
解約返戻金が用意されている
終身保険の特徴として、その多くの商品に解約返戻金が用意されているので、掛け捨てでない点も安心できます。
この解約返戻金をうまく利用すれば、契約者(被保険者)の生存中の資産運用にも役立ちます。
保険料は一生上がらない
終身保険は定期保険のように自動更新される度、保険料が高くなることも無く、一度契約すれば保険料は一生上がりません。
なるべく契約年齢が若いうちに加入しておけば、中高年の時に加入するより保険料負担が軽くなります。
終身保険の2つのデメリット
終身保険には次の2つのデメリットがあります。
保険料はやはり高い
終身保険は定期保険より、保険料の重くなる点がデメリットといえます。
前述した解約返戻金として運用する貯蓄分のお金も、終身保険の場合に上乗せして払うため、どうしても負担は大きくなります。
解約返戻金がわずかしか戻らないことも
契約途中で終身保険を見直したい等の理由で解約したくても、解約時期によっては解約返戻金がわずかしか戻らないケースもあります。
契約者(被保険者)からすれば、高い保険料を払ってきた割に、戻るお金の少なさで見直しを躊躇してしまうことも考えられます。
おすすめの終身保険3選!

終身保険の魅力は、確実な保険金の受取そして資産運用への活用ですね。
それでは、おすすめの終身保険を教えて下さい。
松葉 直隆
オリックス生命「終身保険RISE (ライズ)」
オリックス生命「終身保険RISE(ライズ)」は、【低解約返戻金型終身保険】と呼ばれる死亡保険です。
保険料を払い込んでいる期間に解約すれば戻るお金はわずかですが、その分、保険料が安く抑えられています。
ただし、保険料を払い終えると返戻率が急激にUP、そのタイミング見計らって解約すれば、契約者(被保険者)側に大きな利益となるのが最大のメリットです。
契約内容
「終身保険RISE(ライズ)」の契約内容は次の通りです。
- 契約可能年齢:15歳~75歳
- 保険料払込期間:終身払、短期払(10年・15年・20年払済、50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳払済)
- 保険料払込回数:月払、半年払、年払
- 保険料払込経路:口座振替、クレジットカード払
- 保険金額:200万円~(10万円単位)
保障内容
保障内容は次の通りです。
(1)死亡・高度障害保険金
被保険者が死亡または所定の高度障害状態となったときに備え、200万円~(10万円単位)で設定が可能です。
(2)保険料払込免除
所定の身体障害状態に該当した場合、以後の保険料が免除される措置です。
(3)介護前払特約
約款所定の要介護状態に該当したら、介護のための保険金が受け取れます。
終身払には付加できません。
解約返戻率
事例をあげて、解約払戻金(払戻率)が、どの位になるか見てみましょう。
(例)保険金額1,000万円の場合
- 契約年齢:30歳男性
- 保険料払込期間(低解約払戻期間):60歳
- 月払保険料:21,640円
経過年数(年齢) | 払込保険料累計 | 解約払戻金額 | 解約払戻率 |
5年(35歳) | 1,298,400円 | 874,800円 | 67.3% |
30年(60歳) | 7,790,400円 | 6,019,900円 | 77.2% |
低解約払戻期間終了(60歳) | 7,790,400円 | 8,603,700円 | 110.4% |
40年(70歳) | 7,790,400円 | 9,054,600円 | 116.2% |
注意点
「終身保険RISE(ライズ)」は、表のように、低解約払戻期間終了すれば大幅に解約払戻率(返戻率)が上がります。
しかし、低解約払戻期間中では、どんなに解約払戻率(返戻率)が高くなっても、払い込んできた保険料の7割程度に抑えられています。
低解約払戻期間中の解約は大きく損をするので、なるべく避けた方が無難です。
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」は、最大4,000万円の死亡保障が一生涯受けられる死亡保険です。
こちらは、ネット申込専用の終身保険となります。
保険料は比較的安く抑えられ、保険金を確実に受取人へのこしたい場合に最適な終身保険と言えます。
契約内容
「アクサダイレクトの終身保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:満20歳~満69歳
- 保険料払込期間:終身払
- 払込回数:月払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
- 保険金額:200万円~4,000万円(100万円単位)
保障内容
保障内容は次のようにシンプルです。
【死亡・高度障害保険金】
被保険者が死亡または所定の高度障害状態となったときに備え、200万円~4,000万円(100万円単位)まで設定が可能です。
解約返戻率
事例をあげて、解約返戻金(返戻率)が、どの位になるか見てみましょう。
(例)保険金額200万円の場合
- 契約年齢:30歳男性
- 保険料払込期間(低解約払戻期間):終身
- 月払保険料:2,924円
経過年数(年齢) | 払込保険料累計 | 解約返戻金額 | 解約返戻率 |
5年(35歳) | 175,440円 | 119,200円 | 67.9% |
15年(45歳) | 526,320円 | 363,400円 | 69.0% |
25年(55歳) | 877,200円 | 606,400円 | 69.1% |
注意点
「アクサダイレクトの終身保険」は、保険料がリーズナブルですが、保険料払込期間は終身払しか選べません。
そのため、解約返戻率はなかなかUPしない点に注意しましょう。
もちろん、保険金を確実に受取人へのこしたい場合、保険料の負担は少ないので、安心して保障継続ができます。
マニュライフ生命「こだわり終身保険v2」
マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は、健康に配慮する方々の保険料を軽減する【非喫煙者保険料率(ノンスモーカー料率)】が用意された低解約返戻金型終身保険です。
非喫煙者保険料率を利用すれば、より効率的な積み立てができるようになります。
ただし申込の際は、被保険者のニコチン検査が必要です。
契約内容
「こだわり終身保険V2」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:0歳~90歳
- 保険料払込期間:終身・年払済(年満了)・歳払済(歳満了)
- 保険料払込方法(回数):月払、半年払、年払
- 保険料払込方法(経路):振込・口座振替・クレジットカード払
- 保険金額:200万円~7億円(10万円単位)
保障内容
保障内容は次の通りです。
(1)死亡・高度障害保険金
被保険者が死亡または所定の高度障害状態となったときに備え、200万円~7億円(10万円単位)で設定が可能です。
(2)特定疾病保険料払込免除特則
ガン・急性心筋梗塞・脳卒中(三大疾病)と医師から診断確定された場合等に該当すると、以後の保険料が免除されます。
(3)無配当新災害割増特約
不慮の事故や感染症で、180日以内に死亡・高度障害状態となれば保険金が割増されます。
解約返戻率
事例をあげて、解約返戻金(返戻率)が、どの位になるか見てみましょう。
(例)保険金額1,000万円の場合
- 契約年齢:30歳男性
- 保険料払込期間(低解約払戻期間):60歳
- 月払保険料:21,090円(非喫煙者保険料率)
経過年数(年齢) | 払込保険料累計 | 解約返戻金額 | 解約返戻率 |
10年(40歳) | 2,530,800円 | 1,787,000円 | 70.6% |
30年(60歳) | 7,592,400円 | 5,786,000円 | 76.2% |
40年(70歳) | 7,592,400円 | 8,809,000円 | 116.0% |
注意点
「こだわり終身保険V2」は、表のように、非喫煙者保険料率ならば大幅に解約返戻金(返戻率)が上がります。
とはいえ、非喫煙者保険料率が認められるためには、①過去1年以内に喫煙していない、②マニュライフ生命所定の検査で【陰性】判定を受けなければいけません。
特に検査では、たとえご自分が喫煙したことはなくても、家族等に喫煙者がいた場合、【陽性】判定(受動喫煙)を受けるおそれもあります。
収入保障保険の特徴とメリット・デメリット
収入保障保険は、合理的に死亡・高度障害保障が備えられる商品ですね。 そこで、収入保障保険のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたいです。
松葉 直隆
合理的に死亡保障を備えられる!
収入保障保険は、被保険者が死亡または高度障害状態となれば、受取人へ保険金が年金形式で下りる定期保険の1種です。
こちらに加入すれば、遺品整理などでご負担のかかる遺された家族の日々の生活費は安定的にサポートされます。
収入保障保険の大きな特徴として、保険満期に近づくほど受け取れる保険金は逓減していくことがあげられます。
また、保険満期となれば1円も保険料は戻ってきません。
その分、受け取る期間によっては定期保険の保険金額より多くなり、支払う保険料は安くなります。
収入保障保険のメリット
収入保障保険の場合、子供の成長に応じ合理的な金額を受け取れる点が大きなメリットといえます。
子供が生まれたばかり、または就学前に契約すれば、被保険者が契約後間もなく死亡した場合でも、多額の保険金が分割で保険満期まで受け取れます。
また、仮に被保険者が高度障害状態となって生存している場合も、保険料払込免除措置を設定している商品が多いです。
そのため、以後の保険料も不要となり、契約した保険金は予定通り受け取れます。
収入保障保険のデメリット
収入保障保険は、保険満期が近くなればなるほど、受け取れる保険金が減っていく点がデメリットでり、保険満期になれば戻るお金はありません。
そのため、保険満期間近で被保険者に万一の事態が起こると、受取人はわずかな保険金額しか受け取れません。
この場合を想定し、ほとんど全ての収入保障保険では【最低支払保証期間】を設定しています(主に2年または5年が選択可)。
なるべく最低支払保証期間を5年以上と長めに設定し、保険満期間近で起こり得る死亡・高度障害のリスクを回避することが大切です。
おすすめの収入保障保険3選!

収入保障保険は、満期の保険金が受け取れなくなるリスクをどう回避するかが問題ですね。
それでは、おすすめの収入保障保険を是非教えて下さい。
松葉 直隆
FWD富士生命「FWD収入保障」
FDW富士生命「FWD収入保障」は、要介護1以上と認定された契約者(被保険者)へ介護年金が給付される収入保障保険です。
「FWD収入保障」の介護年金は、生活支援特則として主契約へ付加することで、遺族・高度障害年金と同様に毎月給付金が受け取れます。
契約内容
「FWD収入保障」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険期間・保険料払込期間:50歳~80歳かつ10年以上
- 払込回数:月払・半年払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
- 保障月額:5万円〜
保障内容
介護年金の他に、災害割増遺族年金が設定できます。
(1)遺族・高度障害年金
被保険者の死亡または高度障害状態に備え、年金月額5万円から設定できます。
年金支払保証期間は2年・3年・5年・10年から選べます。
(2)生活支援特則
要介護1以上等と認定されると介護年金が、障害等級1級~4級等と判定されれば就労不能障害年金が給付されます。
(3)配偶者同時災害死亡時割増特則
同一の不運な事故で夫婦双方が亡くなった場合、災害割増遺族年金が上乗せされます。
(4)3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ
悪性新生物(ガン)と診断確定、または心疾患・脳血管疾患で入院した時、以後の保険料払込が免除されます。
他、終身保険・定期保険と同様、【リビング・ニーズ特約】も付加できます。
保険料例
事例をあげて、保険料が、どの位になるか見てみましょう(月払保険料)。
(例)非喫煙者優良体保険料率の場合
- 年金月額:10万円
- 保険期間・保険料払込期間・年金支払期間:65歳
- 最低支払保証期間:5年
- 生活支援特則:あり
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
25歳 | 3,601円 | 2,546円 |
35歳 | 4,268円 | 3,460円 |
45歳 | 4,936円 | 3,965円 |
注意点
「FWD収入保障」は、介護サポートはあるものの、働き盛りの方々のもう一つのリスク【精神疾患】による就労不能障害へ対応ができません。
精神疾患で就労不能となれば症状にもよりますが、最悪のケースでは精神疾患を患った人が自殺に至ることも十分考えられます。
精神疾患による就業不能が心配な方々は、メンタル就労不能障害保障が付加された収入保障保険を選びましょう。
T&Dフィナンシャル生命 「家計にやさしい収入保障」
T&Dフィナンシャル生命「家計にやさしい収入保障」は、被保険者が所定の条件で健康体と認められれば保険料が安くなる収入保障保険です。
契約内容
「家計にやさしい収入保障」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険料払込期間:50歳満了~80歳満了
- 払込回数:月払・年払
- 払込方法:口座振替・クレジットカード
- 保障月額:5万円〜(1万円単位)
保障内容
次のような保障内容となっています。
(1)遺族・高度障害年金
被保険者が死亡または高度障害状態になった場合を想定し、保障月額5万円〜(1万円単位)で設定が可能です。
年金支払保証期間は1年・2年・5年で選択できます。
(2)災害死亡給付特約
災害で死亡した場合に更に給付金が上乗せされます。
(3)特定疾病保険料払込免除ワイド特則
深刻な特定疾病に該当した場合、以後の保険料が免除されます。
(4)その他
【リビング・ニーズ特約】【特定疾病一時金特約】等を任意で付加できます。
健康体に該当する基準
健康状態および喫煙状況等に応じ、健康体に該当する基準が適用されるかが決まります。
こちらでは、事例をあげて各保険料率を見てみましょう。
(例)
- 契約者:30歳男性
- 収入保障年金額:月額10万円
- 保険期間:60歳満了
- 最低支払保証期間:2年
(1)保険料率ケース1
血圧値・BMIの値が所定の基準を満たさない。
→標準体保険料率:月払保険料2,500円
(2)保険料率ケース2
血圧値・BMIの値が所定の基準を満たすものの、唾液検査で喫煙陽性。
→健康体保険料率:月払保険料2,420円
(3)保険料率ケース3
血圧値・BMIの値が所定の基準を満たし、過去1年以内喫煙せず唾液検査で喫煙陰性。
→非喫煙者健康体保険料率:月払保険料1,780円
注意点
保険料率の決定は次のように細かな基準で判断します。
喫煙歴は過去1年以内にタバコを吸わず、唾液検査で陰性の場合に非喫煙者と判断されます。
それ以外の血圧値・BMI値の基準は次の通りです。
(1)血圧値基準
年齢 | 最小血圧値 | 最大血圧値 |
20歳~39歳以下 | 85mmHg未満 | 135mmHg未満 |
40歳~60歳以下 | 90mmHg未満 | 140mmHg未満 |
(2)BMI値基準
BMI=体重kg/(身長m)2
18.0<BMI(実測値)<27.0
身長に応じた理想の体重は次の通りです。
身長(cm) | 体重(kg) |
140 | 36~52 |
150 | 41~60 |
160 | 47~68 |
170 | 53~77 |
180 | 59~87 |
人によっては、この判定基準だと『自分は健康体じゃない』と気落ちしてしまうかもしれません。
ただし、非喫煙者健康体保険料率と判定されなくても、不健康ではないので安心して下さい。
ネオファースト生命「ネオdeしゅうほ」
ネオファースト生命「ネオdeしゅうほ」も、契約者(被保険者)が非喫煙者で健康体ならば保険料が安くなる収入保障保険です。
契約内容
「ネオdeしゅうほ」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険期間・保険料払込期間:40歳満期~80歳満期(1歳単位)
- 払込回数:月払・年払
- 払込方法:口座振替・クレジットカード払
- 保障月額:5万円〜7億円(換算保険金額)
保障内容
次のような保障内容となっています。
(1)収入保障年金
保障月額5万円・10万円・15万円・20万円で設定が可能です。
年金支払保証期間は2年または5年で設定できます。
(2)障害収入・高度障害収入保障特則
身体障害状態になった場合を想定し障害収入保障特則が、または所定の高度障害状態になった場合を想定し高度障害収入保障特則のどちらかを設定できます。
どちらを選んでも、年金月額は収入保障年金と同額となります。
(3)特定疾病収入保障特則
三大疾病(所定のがん・急性心筋梗塞・脳卒中)に備え、収入保障年金と同額の年金月額が受け取れます。
(4)特定疾病保険料払込免除特約
三大疾病(所定のがん・急性心筋梗塞・脳卒中)を発症すれば以後の保険料は不要です。
健康体に該当する基準
被保険者の健康状態・喫煙状況などに応じ、健康体に該当する保険料率が適用されるかが決まります。
こちらでは、事例をあげて各保険料率を見てみましょう。
(例)
- 契約者:40歳男性
- 収入保障年金額:月額15万円
- 保険期間:60歳満了
- 最低支払保証期間:2年
(1)保険料率ケース1
血圧値・BMIの値・血液中のGOT値(契約年齢40歳以上)が所定の基準を満たさない。
→標準体保険料率:月払保険料4,714円
(2)保険料率ケース2
血圧値・BMIの値・血液中のGOT値(契約年齢40歳以上)が所定の基準を満たすものの、唾液検査で喫煙陽性。
→喫煙者健康体保険料率:月払保険料4,133円
(3)保険料率ケース3
血圧値・BMIの値・血液中のGOT値(契約年齢40歳以上)が所定の基準を満たし、過去1年以内喫煙せず唾液検査で喫煙陰性。
→非喫煙者健康体保険料率:月払保険料2,632円
注意点
喫煙歴は過去1年以内にタバコを吸わない上、検査で陰性の場合に非喫煙者と判断されます。
血圧値の基準は前述した「家計にやさしい収入保障」より緩めですが、BMI値の他に契約年齢40歳以上ならば、血液中のGOT値も検査する必要があります。
(1)血圧値基準
年齢 | 最低血圧値 | 最高血圧値 |
20歳~50歳未満 | 90mmHg未満 | 140mmHg未満 |
50歳以上 | 100mmHg未満 | 150mmHg未満 |
(2)BMI値基準
BMI=体重kg/(身長m)2
BMI(実測値)18以上27未満
身長に応じた理想の体重は次の通りです。
身長(cm) | 体重(kg) |
150 | 41~60 |
160 | 46~68 |
170 | 52~77 |
180 | 58~87 |
190 | 65~97 |
(3)血液中のGOT値(契約年齢40歳以上のみ対象)
30U/L以下
GOTとは肝臓に多く含まれる酵素であり、この数値が高いと肝臓の働きは弱まっていると判断されます。
保険代理店を味方につければ保険選びは簡単になる!
保険の加入や見直しには保険代理店の利用が必須と言っても過言ではありません。
将来の安心を買う保険だからこそ、少し時間をかけてでも今丁寧に選ばないといけないのです。
なぜ保険代理店を使ったほうがいいの?
保険に入りたいなら直接保険会社に行けばいいのに、なぜ保険代理店が存在し、利用する人が増えているのでしょうか。
- FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
- 二重に保障されている部分、保証が足りてない部分などを見つけてもらえる
- 何度でも無料で相談可能できる
- 資料請求や保障内容の比較を自分でやらなくていいから時間の節約になる
FPに相談しながら複数の保険を見比べることができる
生命保険だけでも全国に約40社の保険会社があり、それぞれの会社に10~50個の保険商品を扱っているため、最大2,000個の保険商品の中から自分に合った保険を選ぶことになります。
保険を見比べるために保険会社に足を運んでも、勿論その保険会社は他社の保険のことは紹介してくれません。
気になる会社に1社ずつ足を運ぶ手間を省いてくれるのが保険代理店なのです。
さらに、保険代理店ではFP(ファイナンシャルプランナー)が直接相談に乗ってくれるため、複数の保険の比較に加えて家計に関するアドバイスまでもらうことが出来ます!
保障内容が希望にしっかり沿っているか、同じ内容でもっと負担金の少ない保険はないかなど、保険会社ではなかなかしにくい相談も可能です。
一人一人に適した保険アドバイスがもらえる
膨大な数ある保険商品に複数加入する場合、二重の保障がされている、保障が抜けてしまっているなどの事態が発生していることがあります。
保証が重複している分の保険料を払うのはもちろんもったいないですし、今の保険では保障が十分ではなく、追加で資金が必要になっても保険に加入している意味がありません。
保険代理店を利用することで、これらの問題点を発見し、あなたにとって本当に必要なものを教えてくれます。
何度でも無料で相談可能
前述のような、保険の見直しに対して手厚いサポートをしてくれる保険代理店ですが、なんといくら相談しても無料なのです!
「新しい保険に入ることを考えている」「ライフステージが変わったため、保険を見直したい」などとお考えの方は、ぜひ気軽に一度保険代理店を利用してみることをおすすめします。
困ったら保険代理店に相談しよう
保険見直しラボは、業界歴12年以上のベテラン相談員が対応してくれ、保険・お金に関するアドバイスの信頼性は申し分ありません。
【保険見直しラボの無料相談の流れ】
保険見直しラボは訪問型の保険代理店のため、自宅、勤務先、近場のカフェなど都合の良い場所に相談員が来てくれます。
保険の見直しに関するアドバイスはもちろん、加入を検討している保険の相性診断もしてくれます。
保険に関する知識がない方でも、保険の基礎からしっかり話してくれるので安心です。
一人一人の希望やライフプランに合わせて複数社の保険商品の中から、比較検討して最適な保険の提案をしてもらえます。
▼無料相談をするだけで以下の6つの中から選べるプレゼントがもらえることもおすすめポイントの1つです!
複数の保険代理店を使うと保険選びの精度がさらに上がる!
ここまで、保険代理店を使うべき理由について解説してきましたが、1社ではなく複数の保険代理店を利用することをおすすめします。
保険代理店の数も年々増えていて、代理店によっても扱っている保険会社が異なっています。
そして、1人の相談員ではなく複数の人からの意見を聞いた方がより多くの情報から自分にとって最適な判断をすることができるでしょう。
まずは、店舗に出向かなくても職場や自宅の近くで相談可能な保険見直しラボに一度相談してみることをおすすめします。
- 代理店によって扱っている保険会社が異なるから
- 1人の相談員の意見に偏らないようにするため
▼以下の表を参考に、利用したい保険代理店を複数選んでみてください!
まとめ
死亡保険には、定期保険や終身保険や収入保障保険など、いくつもの種類に分かれているように思えますが、大きく分けると定期保険と終身保険の2種類だけなのです。
そして、死亡保険にも、色々とユニークな保障・サービスを設けた商品が多くあると言うのも解って頂けたかと思います。
もしもの時のために、死亡保険を考えている方は、ご自身のニーズをしっかりと把握した上で、契約条件・給付条件も十分把握して、申し込むかどうかを決めましょう。