隙間の時間に取り組みやすい副業として、注目度も高いFX。
しかしその一方、「FXで稼ぐと勤務先にバレるのでは…?」といった不安もあるでしょう。
結論を先に申しますと、
副業としてのFXが認められないケースも実際に存在しています。
そこで今回は、「FXが副業にあたるのか」という点をを中心に、「確定申告の際の注意点」や「実際の成功例」などの情報もお伝えしていきます。
この記事を読めば、FXが副業として成り立つのか分かるだけでなく、FXをするメリット・デメリット、さらに注意点まで幅広い知識を習得することができます!
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- FXで利益を出している人は、全体の60.3%
- FXは副業にならないケースが多い
- FXを勤務先に知られたくない場合、普通徴収がおすすめ
- 副業でFXに取り組むトレーダーの中には、1年で億を稼ぐ人もいる
目次
FXを副業にしたい人が見るべき統計データ
こういった疑問をお持ちの方のため、一般社団法人 金融先物取引業協会の統計データをご紹介します。
FXトレーダーの勝率や取引年数を見れば、どれくらい経験を積めば勝てるのかが予想できるので、ご覧ください。
FXで利益を出している人の割合
「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」によると、FXで利益を出している人は全体の60.3%でした。
その中でも、割合が多かったのは以下の損益額です。
- 利益額が1円~20万円未満:35.6%
- 0円又は損失額が~ -20万円未満:28.4%
- 利益額が20万円以上~50万円未満:10.1%
出典:https://www.ffaj.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/20180927_result.pdf
「意外と勝っている人が多い…?」
と思われる方がほとんどなのではないでしょうか。
それだけでなく、損失を出している人でも-20万円を超えない人の割合が高いのもポイントです。
全体としては堅実な取引をしている方のほうが大半であると言えるでしょう。
FXの取引経験年数
同じく「金融リテラシーに関する実態調査」によると、FXの取引年数については、5年以上というトレーダーが一番多かったです。
上位3つは以下となっていました。
- 5年以上:44.9%
- 1年以上3年未満:21.4%
- 3年以上5年未満:15.1%
5年以上の取引経験者がもっとも多い結果となりました。
これを見て分かる通り、1年以上の経験を積んでいくことによって継続的に利益を上げ続けることが可能になってくると考えられるでしょう。
職場にバレたくない人は要チェック!FXは副業にならないの?
FXを始めたいけど、仕事に悪影響が出るのでは…と心配する人は少なくありません。
ですが、多くの場合、気にすることはなく、うまくやれば会社にバレることもないでしょう。
FXは副業にならないケースが多い
FXは基本的に副業にならないと言われています。
なぜなら、不動産投資などと同様、FXは投資に分類されるからです。
昔、学校の先生が「株で儲かった、損した」などとぼやいているのを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
そう、投資であればたとえ副業が禁止されている公務員であっても可能なのです。
- 銀行員のような特定の職業で、FX会社によっては取引が不可能になることも。
- 勤務先が該当する可能性はあらかじめ確認しておく必要あり。
FX取引がバレる可能性について
勤務先にFXの取引をしていことがバレる可能性は低いと言えます。
その理由は、FXを始める際に、FX会社から勤務先に連絡がないからです。
クレジットカード発行時のように在籍確認もなければ、勤務先への郵送物もありません。
マイナンバーをFX会社に知らせることに関しても、勤務先にバレることには直結しないです。
ただし、住民税の金額については留意しておくことをおすすめします。
- 無難にいくなら年間20万円まで。
- それ以上は住民税を天引きしてもらう際、勤務先の担当者に気づかれる可能性が出てきます。
ただしこの金額を超えた場合でも「他に収入があるな」といった程度ですので、いきなりFXと断定されることはないでしょう。
取引先に知られないための方法
住民税の額が変わることを勤務先に知られたくない場合、確定申告の際に普通徴収を選ぶと良いですよ。
普通徴収とは、税を自分で支払う方法のこと。
勤務先から天引きしてもらわないので、住民税の額がバレません。
また、住民税を普通徴収にしても、給与分の住民税は勤務先から天引きされます。
つまり、普通徴収を選んでも、会社はこれまで通りの処理をするだけで、変化に気づかないということです。
- 普通徴収なら職場にばれない!
- 確定申告の際に「自分で納付する(普通徴収)」にチェック!
FXが副業におすすめな理由|メリット
FXが副業におすすめとされる理由は、上記の4つです。
どんなメリットがあるのか、わかりやすく解説していきます。
①夜もトレードできる
なんといってもFXは夜もトレードできることが大きな魅力。
昼間は本業に精を出し、夜の空き時間でFXに取り組めるため副業にピッタリです。
さらに21時~24時は、ニューヨーク市場やロンドン市場も開くので取引量が活発に。
値動きが上下にふれやすいので、利益を狙いやすい時間帯と言えます。
- FXは月曜日の早朝~土曜日の早朝まで。
- 基本的に平日の24時間トレード可能です!
②少額から始められる
FXは最低5円からトレードできることも大きなメリット。
こういった方でも、取り組みやすく、少しずつ腕を磨けます。
FXが少額から始められる理由は、レバレッジが使えるからです。
レバレッジとは、少ない金額で大きな取引ができる仕組みのこと。
最大レバレッジの25倍をかけると、約5円からトレードできるのです!
▼FXの初期費用についてはこちらの記事を参考にしてください!

③経済の知識がつく
副業代わりにFXをしていると、知らず知らずのうちに経済の知識がつきます。
普段は世界情勢に関心がないという方でも、自分の口座残高に影響を与えると思えば自然と情報を集めるようになるはずです。
大きなスケールでの経済の知識は、本業のビジネスにも活きてくるでしょう。
- 副業に取り組みながら、社会人としての教養を蓄えられる。
④心理的負担が少ない
さきほども触れたように、FXは少額から取引が可能です。
そのため少額投資を意識していれば、ギャンブルトレードで破産 などといった事態はあり得ません。
FXに限らず投資でとても重要なのは、
生活費を確保した上で、損失許容額を投入していくということ。
副業で何をするにしても、心理的に負担が大きいものだとなかなか成功につながりません。
少額投資できるFXなら、比較的リラックスした状態で取り組むことができるでしょう。
- 本業との両立がしやすい
- 少ない資金で、まずはお小遣い稼ぎから
- 教養として身に付くほか、本業に役立てる可能性も
- 心理的負担が少ないので、成功につながる
FXを副業におすすめできない理由|デメリット
FXを副業におすすめできない理由は、上記の2つ。
どんなデメリットがあるのか、チェックしておきましょう!
①お金が減ってしまうリスクがある
当然ですがFXはお金が減ってしまうリスクがあるという点がデメリットです。
会社員などとして働く場合お金が減ることはないので、この点はFX特有の性質といえるでしょう。
- 投資の目標は年間トータルで勝つこと。
- 目先の損益にとらわれず、淡々と経験を積んでいきましょう。
②平日しか取引できない
先ほどお伝えした通り、FXは平日しか取引できません。
そのため、土日に副業をしたいと思っている方は注意が必要です。
というようなニーズにFXは応えてくれませんのでご注意を。
スイングトレードなど長いスパンでの取引方法であれば、平日のチャートチェックも最小限に抑えることができます。
- 損失も考慮する必要あり。
- 取引は平日のみ!
副業でFXをして儲けている2人をご紹介
そんな方のため、副業でFXに取り組み、儲けているトレーダーをご紹介します!
①のぶし氏
のぶし氏は歯科医師として働きながら、副業としてFXをするトレーダー。
現在では、雑誌「FX 攻略com」で記事を書いたり、gogojungleTVなどにメディア出演したりと大活躍。
ブログとTwitterをされており、FX仲間を募集されながら、自身もトレードに取り組んでいらっしゃいます。
6月のまとめ
+92,404円一撃30万の損切りがあったのにプラスに持っていけたのは収穫材料かなー
今年の月収支連続黒字記録継続😂
良かったー😭 pic.twitter.com/XUR8VCctzf— のぶし(トレーダー兼歯科医) (@nobushi_fx) July 1, 2020
②よいよい氏
よいよい氏は、大手食品会社で働くかたわら、FXで億を稼ぐ副業トレーダー。
2009年頃からFXを始め、2012年頃から利益が伸びだしたと言われています。
その後、2017年頃からは毎年、億超えの利益を出しているとのこと。
トレード時間は20時~24時の約4時間。
本業の給料を有効活用して、いろんな手法にチャレンジし、勝ち方を学んだそうです。
しっかりと経験を積んでいけば、十分副業として活用していける方法だということが分かりますね。
- FXは忙しい職業でも副業可能!
- 利益を出すためには、経験を積むことが大切!
副業でFXに挑戦した人が失敗する主な要因とは?
副業でFXを始めても失敗してしまう場合、上記の4点でつまずくことが多いです。
少しでも成功率を上げるため、失敗の要因を確認しておきましょう!
要因①なんとなく取引して失敗した
根拠を持たない状態で取引して失敗するトレーダーは、とても多いです。
このような取引ではギャンブルと大差がありません。
「急に値上がりしたからチャンスだと思ったら、高値で買ってしまった」
根拠をもたずにトレードすると、こういった失敗をしやすいので要注意。
根拠をもってトレードをするためには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を学ぶことが効果的です。
「経験が必要」というのはつまりこの部分。
- はじめは少額からチャレンジ!
- 実際に自分のお金で成功・失敗を繰り返すことが重要。
要因②損切りで失敗した
損切りは早すぎても遅すぎてもいけません。
というような「お祈りトレード」をしていれば、いずれは強制ロスカット=退場の道を辿るのみです。
うまく損切りするためには、自分なりのトレードルールを作ることが重要です。
テクニカル分析などに沿って自分なりの基準を作り上げていくのがいいでしょう。
- 「損を確定させる」というのは勇気の要る行為。
- 同時に、どんな常勝トレーダーも行っている必要不可欠な戦略!
要因③レバレッジをかけすぎて失敗した
たとえば1米ドル=100円の時点だと、
1万ドルの買いポジションを建てるには本来100万円ものお金が必要ですよね。
ところがここにレバレッジを25倍かけられると、口座に預けるべき必要証拠金はわずか4万円で済んでしまうのです。
ただこのようにレバレッジを最大まで効かせてしまうと、相場が少しでも逆行しただけで即強制ロスカットのラインに到達してしまいます。
一方で20万円の証拠金を預け、レバレッジを5倍程度に抑えていた場合はどうでしょう。
→相場がロスカットラインに到達するまでに余裕が生まれるため、多少の逆行でも口座資金を守ることができるのです。
- 多少の相場逆行には耐えられるよう、証拠金には余裕を。
- 証拠金シミュレーションなどでレバレッジを体感できます!
要因④タイミングを逃して失敗した
副業でFXをしていると、トレードチャンスを逃しやすいです。
しかし、「副業だから仕方がない」と思っているとなかなかスキルが伸びません。
そこでおすすめな方法が、IFDやIFOを使った注文です。
あらかじめ「こうなったらトレードを終える」などと決められるので、副業トレーダーにピッタリ。
FXの基本的な注文方法については、以下の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧くださいね!

- 用語の不安は、FX会社のHPなどで解消するのもいいでしょう。
- ロスカットに関する解説などもわかりやすくなされています!
副業でFXを始めたい人によくある質問
そんな方のため、副業でFXを始めようと思っている方におすすめのFAQをご用意しました!
ここで疑問を晴らし、スッキリした気持ちでFXを始めましょう。
①副業としてFXを始める場合の注意点は?
先ほどお伝えした通り、FXは基本的に副業では投資。
ですが、念のため勤務先のルールを確認しておくことをおすすめします。
特別な規定があってFXが副業にあたるとみなされるかもしれないからです。
安心してFXに取り組むためにも、最初に確認しておきましょう!
②FX以外に収入アップが期待できる副業は?
FX以外に副業としておすすめな稼ぎ方は、株や債券、投資信託などです。
これら3つの投資をしている日本人は約18%と言われています。
それほどメジャーな投資なので、ネットや書籍など、たくさんの情報があることがメリット。
他にもクラウドソーシングやアフィリエイトなども、副業として人気。
ネット環境とパソコンがあれば、基本的に誰でも取り組めます。
これらをふまえて、やりやすそうなものから取り組むと良いですよ!
③銀行員はFXできないの?
銀行員は副業としてFXができないケースが多いです。
ただし、勤務先やFX会社によって対応は異なります。
そのため、FXで副業されたい方はチェックしてみると良いでしょう!
- まずは勤務先のルールを確認。
- 他にも人気の副業はたくさんある。
- 勤務先によってFXができない可能性も。
「副業としてのFX」のまとめ
- FXで利益を出している人は、全体の60.3%
- FXは副業にならないケースが多い
- FXを勤務先に知られたくない場合、普通徴収がおすすめ
- 副業でFXに取り組むトレーダーの中には、1年で億を稼ぐ人もいる
副業としてFXを始める場合、念のために勤務先のルールを確認することが重要。
安心してFXに取り組めれば取引に集中しやすくなるので、スキルアップにも効果的です。
今回お伝えした内容を参考に、副業としてのFXにチャレンジしてみてくださいね!
FXで初心者が稼ぐコツを知りたい方には、以下の記事もおすすめです。
FXの基礎知識や、FXで儲けるための6つのポイントを解説しているので、ぜひご覧くださいね!
