消費者金融として非常に人気の高い「プロミス」。
そんなプロミスの金利は、他社と比べて結局高いのか、低いのかわからないといった方も少なくありません。
利用者としては、できるだけ利息が低い消費者金融を選びたいですよね。
そこで本記事では、プロミスの金利が他社と比較して高いのかや、プロミスの金利の仕組み、さらに金利を無料にする方法など、プロミスの金利について徹底解説します!
- 結論、プロミスは消費者金融の中で最も金利が低い!
- その反面、銀行カードローンと比較すると、金利の低さは劣ってしまう。
- しかし、銀行カードローンは審査が厳しく、面倒な手続きをしなければならない。
- 『カンタンな手順で、かつ低金利で借り入れしたい』という方に、プロミスはおすすめ。
本記事を読めば、プロミスの金利について悩むことはもうありません!
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目次
プロミスの金利は高い?他社や銀行系と徹底比較!
さまざまなサイトで解説されているプロミスの金利。
サイトによって高いや低いなどという意見があり、結局どうなのかわからないというのが正直なところでしょう。
結論から言うと、プロミスは「消費者金融の中で金利が最も低く」「銀行系カードローンと比較すると金利が高い」といえます。
それでは詳しく解説していきます。
プロミスの特徴
審査通過率 | 44.8%(2019/4〜2020/3平均) |
金利 | 4.5%〜17.8% |
審査スピード | 最短30分 |
融資スピード | 最短30分 |
借入限度額 | 1万円〜500万円 |
無利息期間 | 30日間無利息 |
まずはプロミスについてを簡単にご説明します。
プロミスは、三井住友銀行を擁するSMBCグループが運営する消費者金融です。
2020年のオリコン顧客満足度のノンバンクカードローン部門でNo.1を獲得など、非常に信頼性も人気も高いです。
- 金利が他の消費者金融よりも低めに設定されている
- 初回利用時は30日間の無利息期間が設けられている
- SMBCグループの信頼性と安心感
- 最短30分の即日スピード融資が可能
- 返済方法が多くて便利
ファイナンシャルプランナー 宮野茉莉子
プロミスの金利を他の大手消費者金融4社と比較
プロミスの金利は、他の大手消費者金融と比較するとどうなのでしょうか。
プロミス | 4.5%〜17.8% |
アイフル | 3.0%〜18.0% |
アコム | 3.0%〜18.0% |
レイクALSA | 4.5%〜18.0% |
SMBCモビット | 3.0%〜18.0% |
一覧を見るとわかるように、プロミスの上限金利は17.8%と、他社より0.2%低くなっています。
一方で、最も低い会社と比べると、下限金利は1.5%高く設定されています。
基本的に消費者金融では、下限金利が適用されることは非常に少なくなっています。
特に初回の借入では、上限金利が適用されることがほとんど。
借入金額が少額でも、ほぼ間違いなく上限金利が適用されます。
以上のことを考慮すると、上限金利が最も低いプロミスは、大手消費者金融の中では金利の側面で最もお得と言えるでしょう。
0.2%の金利の差は、少額融資だとそこまで大きな差には感じないでしょう。
しかし融資額が増えるほど、この0.2%の大きさを身に染みて感じます。
金利については低いに越したことはないため、金利で選ぶのであればプロミスは非常に優秀です。
プロミスの金利を銀行カードローンと比較
次に、プロミスの金利は銀行カードローンと比べると高いのでしょうか。
プロミス | 4.5%〜17.8% |
三菱UFJ銀行 | 1.8%〜14.6% |
三井住友銀行 | 1.5%〜14.5% |
みずほ銀行 | 2.0%〜14.0% |
楽天銀行 | 1.9%〜14.5% |
ソニー銀行 | 2.5%~13.8% |
横浜銀行 | 1.5%~14.6% |
こちらの一覧を見ると、銀行カードローン総じて金利が低く、プロミスと比較しても低めの金利設定だとわかります。
銀行カードローンは審査が厳しく、手続きが面倒な一方で、金利が低めに設定されています。
そのため、金利という側面で見るとプロミスよりも銀行カードローンはお得でしょう。

プロミスの利息って実際どれくらいかかるの?一覧で確認!
プロミスで金利が何%適用されるのかは分かりました。
それでは、プロミスを利用した場合、利息は実際にどのくらい金額としてかかるのでしょうか?
まず、金利と利息の違いについて分からない人も多いのでは。
- 金利:借入金額に対して、追加で支払う金額の割合(%)
- 利息:借入金額に対して、追加で支払う金額そのもの(円)
実際に返済をする際に負担となるのは「利息」。
利息を把握しておくと、利用時にどの程度金額として負担がかかるのかがわかります。
「借入金額が10万円、上限金利で半年間で返済」する場合。
月々にかかる利息は次のようになります。
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 17,542円 | 16,059円 | 1,483円 | 83941円 |
2 | 17,542円 | 16,297円 | 1,245円 | 67,644円 |
3 | 17,542円 | 16,593円 | 1,003円 | 51,105円 |
4 | 17,542円 | 16,784円 | 758円 | 34,321円 |
5 | 17,542円 | 17,033円 | 509円 | 17,286円 |
6 | 17,544円 | 17,288円 | 256円 | 0 |
合計 | 105,254円 | 100,000円 | 5,254円 | 0 |
また、「借入金額が100万円、上限金利で半年間で返済」する場合。
月々にかかる利息はこちらです。
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 91,584円 | 76,751円 | 14,833円 | 923,249円 |
2 | 91,584円 | 77,890円 | 13,694円 | 845,359円 |
3 | 91,584円 | 79045円 | 12,539円 | 766,314円 |
4 | 91,584円 | 80,218円 | 11,366円 | 688,098円 |
5 | 91,584円 | 81,407円 | 10,177円 | 604,689円 |
6 | 91,584円 | 82,615円 | 8,969円 | 522,074円 |
7 | 91,584円 | 83,840円 | 7,744円 | 438,234円 |
8 | 91,584円 | 85,054円 | 6,500円 | 353,150円 |
9 | 91,584円 | 86,346円 | 5,238円 | 266,804円 |
10 | 91,584円 | 87,627円 | 3,957円 | 179,177円 |
11 | 91,584円 | 88,927円 | 2,657円 | 90250円 |
12 | 91,584円 | 90,250円 | 1,338円 | 0 |
合計 | 1,099,012円 | 1,000,000円 | 99,012円 | 0 |
利息金額が徐々に減っていることの仕組みに関しての解説は、「プロミスの金利(利息)の仕組みとは?月々の最低返済額の算出方法などをわかりやすく解説!」でしますが、こちらの表で月々の返済のイメージはつきやすいかと思います。
実際に借入をする際の月々の返済計画のイメージが知りたい方は、上記の一覧表を参考にしてみてください。
月々の最低返済額の算出方法などをわかりやすく解説
ここからは、プロミスの金利(利息)の仕組みを解説いたします。
返済方式を理解しておくと、「月々最低いくら返済する必要があるか」「そのうちどのくらいが元金か」などがわかり、返済計画を立てやすくなります。
プロミスの返済方式では「残高スライド元利定額返済方式」という方式が取られています。
- 借入金額に一定の割合をかけた金額が月々の返済金額として定められる返済方式
「残高スライド元利定額返済方式」とは、簡単に説明すると「月々の返済金額が一定である」という方式です。
しかし、この一定の返済金額の中における、元金と利息の割合が徐々に入れ替わっていくため、「プロミスの利息って実際どれくらいかかるの?一覧で確認!」であったように徐々に利息の割合が減っていきます。
そして返済の最低金額を知る際に必要な割合を定めたものが、以下の表になります。
借入残高 | 返済金額 |
---|---|
30万円以下 | 借入後残高 × 3.61%(1,000円未満切り上げ) |
30万円超~100万円以下 | 借入後残高 × 2.53%(1,000円未満切り上げ) |
100万円超 | 借入後残高 × 1.99%(1,000円未満切り上げ) |
つまり、「30万円を借り入れたときの翌月の最低返済額」は、「300,000×3.61=10,830→11,000円」です。
少し複雑になってしまいましたが、プロミスで借入をして月々の最低返済額を知りたい際は、上記の表を参考にしてみましょう。
プロミスの金利を無料にする2つの方法!
最後に、プロミスの金利を下げる方法をご紹介します。
プロミスの金利が消費者金融の中では最も低いことはおわかりいただけたと思いますが、プロミスには金利を下げる方法がいくつか存在します。
まずは、金利を無料にする方法です。
無利息期間を活用する
1つ目の方法は、「無利息期間を活用する」方法です。
プロミスでは、初めてのご契約の方に対して、30日間の無利息期間を設けています。
一般的に大手の消費者金融では無利息期間が設けられていますが、プロミスは他社にはない「借入の翌日から無利息期間が始まる」というメリットがあります。
無利息期間を設ける他社の消費者金融では、「契約日の翌日から」の無利息期間がほとんど。
契約してから借入をするまで時間があると、実質無利息期間が短くなってしまうのです。
しかしプロミスでは、「借り入れの翌日から」無利息期間がはじまるため、30日間の無利息期間を最大限フルで活用することができます。
「借入をした日の翌日~30日間」の間に返済すれば、利息は一切取られません。
無利息期間の利用方法自体のハードルも非常に低いので、初回利用の方はぜひ利用しましょう。
プロミスの金利を引き下げる2つの方法!
次に、ゼロとはいかないまでも、少しでも金利を引き下げる方法をご紹介します。
繰上げ返済をする
1つ目の方法は、「繰上げ返済をする」方法です。
この方法は、簡単に説明すると「毎月の返済額を少しずつ増額する方法」になります。
消費者金融では、返済期間が伸びれば伸びるほど、利息額が増えていってしまう仕組みになっています。
つまり、毎月の返済額を増額し、早めに完済することで利息を抑えることができるのです。
こちらは、10万円の借入をした際に、「5,000円ずつ返済した場合」と「10,000円ずつ返済した場合」の利息の合計金額をまとめた表になります。
返済額 | 合計利息額 |
---|---|
5,000円ずつ返済 | 16,289円 |
10,000円ずつ返済 | 8,334円 |
月々の返済額が大きいほど利息負担額は少なくなり、結果的に得をします。
「毎月の返済額を増やすのは難しい」という方は、ボーナスなどの臨時収入が入った際は、繰り上げ返済を利用すると負担が減るでしょう。
借入限度額を増額する
2つ目の方法は、「借入限度額を増額する」方法です。
これはあまりおすすめしない方法ですが、借入限度額を増額することで、金利が抑えられる場合があります。
消費者金融では、基本的に借入金額が大きくなれば大きくなるほど、金利が下がる傾向にあります。
必要額よりも多めに借入を申告することで、結果的に金利を下げることができるのです。
しかし、金利が大きくなると審査も厳しくなり、融資までにも時間がかかってしまうことに加え、初回利用では限度額をそこまで大きくすることもできません。
活用できるシチュエーションは限られ、あまりおすすめできる方法ではありませんが、一応プロミスの金利を下げる方法として頭に入れておいても良いでしょう。
プロミスの金利まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事が、プロミスの金利について悩んでいる方にとって少しでも参考になっていれば幸いです。
前述してきた通り、プロミスは消費者金融の中では最も金利が低く、金利を抑えて借入をしたい方にとっては非常におすすめの消費者金融です。
借入の際には選択肢の一つとして考えておくと良いでしょう!
それでは、全体の記事のまとめをしていきます。
- プロミスの金利は、消費者金融の中では最も低い!
- プロミスの金利は、銀行カードローンと比較すると高い!
- プロミスでは、返済方式として残高スライド元利定額返済方式が採用されている!
- プロミスの金利を無料にするには、「無利息期間の活用」がおすすめ!
- プロミスの金利を引き下げるには、「繰上げ返済」や「借入限度額の増額」の方法がある!

宮野茉莉子
1984年生まれ。東京女子大学卒業後、野村證券に入社。ファイナンシャルプランナーとして活躍。2011年よりフリーランスでライターとして活動し、マネー分野の記事を執筆している。
得意分野:金融商品、投資
資格:2級FP技能士、証券外務員一種、中学高校社会科教員免許