そう考えていませんか?
自営業者はカードローンの審査で不利なのですが、「自営業者専用カードローン」も用意されています。
そこで、この記事では自営業者専用カードローンの概要からおすすめまで紹介し、審査に通るコツまで伝授したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

目次
自営業者専用カードローンとは?
自営業者専用カードローンとは、文字通り自営業者専用のカードローンです。
自営業者専用カードローンには、主に以下のような特徴があります。
- 基本的に事業用資金を貸し付ける
- 限度額は300~500万円程度
- 総量規制の対象外
自営業者専用カードローンは基本的に事業用資金の借り入れになるので、生活費の借り入れには使えないことが多いです。
そして、限度額はふつうのカードローンより低めになっています。
また、事業用資金として使う場合、総量規制の対象外になっているので、年収の3分の1を超えても借り入れることができます。
ここからは自営業者専用カードローンについて、メリットとデメリットに分けて詳しく見ていきましょう。
自営業者専用カードローンのメリット
自営業者専用カードローンには、主に以下のようなメリットがあります。
- 即日融資にも対応可能な場合がある
- 長期間かけて返済できる
- 事業用資金なら年収の3分の1を超える借り入れができる
早く・長く・たくさん借りれるということですね。
ただ、年収の3分の1を超えられるだけで、実際には下で述べているように、多額のお金を借りるのは難しいでしょう。
自営業者専用カードローンのデメリット
自営業者専用カードローンのデメリットは主に以下のとおりです。
- 限度額がふつうのカードローンより低い
- 金利がやや高め
自営業は収入があまり安定しておらず、返済能力が会社員などより低いとみなされてしまうので、これは仕方のないことでしょう。
おすすめの自営業者専用カードローン5選
数ある自営業者専用カードローンの中でも、特におすすめなのは以下の5つです。
それぞれの自営業者専用カードローンについて詳しく見ていきましょう。
プロミス「自営者カードローン」
出典:プロミス
プロミス「自営者カードローン」は、消費者金融最大手のプロミスが提供する、自営業者専用のカードローンです。
融資額は300万円までとやや低めですが、事業費だけでなく、生計費にも使えるのがうれしいですね。
返済は最後に借りてから原則6年9ヶ月まで伸ばすことができます。
融資額 | 300万円まで |
---|---|
利率 | 6.3~17.8% |
返済期間 | 最終借り入れ後 原則最長6年9ヶ月 |
資金使途 | 生計費・事業費 |
即日融資への対応 | ◯ |
アイフル「事業サポートプラン」
出典:アイフル
アイフル「事業サポートプラン」は大手消費者金融のひとつ、アイフルが提供する自営業者専用カードローンです。
融資額は最大500万円と多くなっています。
また、最長10年まで借りれるのもうれしいですね。
融資額 | 500万円まで |
---|---|
利率 | 3~18% |
返済期間 | 最長10年 |
資金使途 | 事業費 |
即日融資への対応 | ◯ |
アコム「ビジネスサポートカードローン」
出典:アコム
アコム「ビジネスサポートカードローン」は大手消費者金融のひとつ、アコムが提供する自営業者専用カードローンです。
即日融資にも対応しているので、すぐに借りることができます。
返済期間も最終借入日から最長8年7ヶ月と長めに設定されています。
融資額 | 300万円まで |
---|---|
利率 | 12~18% |
返済期間 | 最終借り入れ後 最長8年7ヶ月 |
資金使途 | 自由 |
即日融資への対応 | ◯ |
オリックス「VIPローンカードBUSINESS」
出典:オリックス
オリックス「VIPローンカードBUSINESS」はクレジットカード会社のオリックスが提供する自営業者専用カードローンです。
最短即日で借り入れができる上、最高で500万円まで借りれます。
100万円以上借りる場合に、上限金利が14.9%と低めになるのもうれしいところです。
融資額 | 500万円まで |
---|---|
利率 | 6~17.8% |
返済期間 | 最長10年2ヶ月 |
資金使途 | 自由 |
即日融資への対応 | ◯ |
オリコ「CREST for Biz」
出典:オリコ
オリコ「CREST for Biz」はクレジットカード会社のオリコが提供する自営業者専用カードローンです。
最高300万円までの借り入れをすることができます。
利用額が増えるほど、上限金利が低くなっていくのが魅力的です。
融資額 | 300万円まで |
---|---|
利率 | 6~18% |
返済期間 | 最長13年3ヶ月 |
資金使途 | 事業費 |
即日融資への対応 | ◯ |
おすすめ自営業者専用カードローン5社比較表
ここまでに紹介した5社の自営業者専用カードローンを比較すると、以下の表のようになります。
プロミス | アイフル | アコム | オリックス | オリコ | |
---|---|---|---|---|---|
融資額 | 300万円まで | 500万円まで | 300万円まで | 500万円まで | 300万円まで |
利率 | 6.3~17.8% | 3~18% | 12~18% | 6~17.8% | 6~18% |
返済期間 | 最終借り入れ後 原則最長6年9ヶ月 |
最長10年 | 最終借り入れ後 最長8年7ヶ月 |
最長10年2ヶ月 | 最長13年3ヶ月 |
資金使途 | 生計費・事業費 | 事業費 | 自由 | 自由 | 事業費 |
即日融資への対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
自営業者がカードローンの審査に通る5つのコツ
自営業者は以下の5つのコツを抑えると、審査に通りやすくなります。
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
コツ①:固定電話を設置する
実は、自営業者がカードローンの審査に受かるためには、固定電話を設置するのが結構重要です。
「設置しなければ審査に受からない」というわけではありません。
しかし、固定電話を設置するだけでだいぶ有利になります。
金融機関の審査では、固定電話があるかどうかが重要な審査基準になっているようなのです。
固定電話の番号はそう簡単に変えられないため、行方をくらませることが難しいので信頼性が高く感じられるのだと考えられます。
固定電話はできれば設置しておきましょう。
何も事業専用の電話番号である必要はなく、自宅で事業を行っている場合は、自宅の電話番号で十分でしょう。
コツ②:事業開始から2年以上経過してから申し込む
事業開始から2年以上経過してから申し込むと、審査に受かりやすくなります。
これまでの事業の結果から、その人の返済能力をだいたい測ることが可能になるからです。
逆に、事業開始から1年未満の段階で審査を受けても、落ちることが多いです。
1年未満の段階では事業がうまくいくかどうか未知数で、「貸すのはまだ怖い」と感じる会社が多いからです。
コツ③:借り入れ目的は「生活費」にする
自営業者専用カードローンの中には、資金使途が「生活費」でも申し込める場合があります。
その場合、資金使途は生活費にしたほうが審査では有利です。
やはり、資金使途が事業費だと、その事業がうまく行くかどうかを厳しく見られてしまうからです。
ちなみに、カードローンでは借りたお金をどのように使ったか後でチェックされることはほとんどありません。
ただ、「生活費」と申告して実際は「事業費」として使っていると、バレた時にペナルティを課される可能性があります。
素直に生活費で用いたほうが無難でしょう。
コツ④:借入金額は50万円以下にする
借り入れを希望する金額は50万円以下にしたほうが、審査で受かりやすくなります。
まず、そもそも借り入れ希望金額は少ないほうが審査では有利になりますし、審査にかかる時間も少なくなります。
友達から「お金を貸して」と頼まれた時も、1,000円と10万円だったら、1,000円のほうが圧倒的に気軽に貸せますよね。
そして、「50万円」を目安にしたのは、借り入れ希望額が50万円を超えると、「収入証明書」というものが必要になるからです。
「収入証明書」というのは文字通り、「本当にその収入を得ているのか」を証明する書類のことで、以下のようなものが該当します。
- 源泉徴収票
- 納税通知書
- 課税証明書
- 給与明細書
- 支払調書
- 確定申告書 など
つまり、50万円以上の場合は、金融機関の審査がより慎重になるということです。
書類を用意するのに手間もかかるので、50万円で十分な場合は、50万円以上での申請はしないほうがよいでしょう。
コツ⑤:申し込み事項は正直に記入する
当たり前のような話ですが、申込みの時に、記入事項をすべて正確に記入するのも大切です。
返済能力を高く見せようと、収入を多めに申告するなどのウソはつかないようにしましょう。
金融機関はこれまでたくさんの人の審査を行ってきているので、申込み内容のウソには案外気づくものです。
そして、ウソが発覚してしまうと、審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。
友達同士のお金の貸し借りでも、相手がウソをついているとわかったら、貸すのを躊躇してしまいますよね。
ウソをつかず、正直に記入したほうが、結局のところ審査には通りやすくなります。
自営業者はカードローンの審査に通りにくい?
自営業者は一般的に、カードローンの審査に通りにくいと言われています。
その理由は簡単で、「収入の安定性が低いから」です。
借金の審査では、収入が高いかどうかよりも、収入が安定しているかどうかのほうが重視されます。
収入が高くなくても、毎月の収入が同じなら、返済が滞る可能性が低いからです。
一方、収入が高くても不安定な場合は、「先月の借金は余裕で返せたけど、今月はまったく払えない」なんてことが起きかねません。
このような人はリスクが高いと判断され、審査に通りにくくなっています。
自営業者は周りの状況によって、収入が乱高下しやすいです。
そのため、カードローンの審査に通りにくいと言われているのです。
ただ、通りにくいというだけで、絶対に通らないというわけではないので安心してください。
自営業者専用カードローンのほかに自営業者が資金調達する3つの手段
自営業者は、自営業者専用カードローンのほかにも、以下の3つの手段で資金を調達することができます。
- 【即日融資可能】消費者金融のカードローン
- 【低金利】銀行のカードローン
- 【超低金利】日本政策金融公庫
それぞれの手段について詳しく見ていきましょう。
手段①:【即日融資可能】消費者金融のカードローン
生活費として利用するなら、消費者金融のカードローンに申し込むのも手段のひとつです。
消費者金融のカードローンは金利は高めですが、即日融資可能なスピード感が魅力です。
銀行のカードローンなどと比べて審査が柔軟になっているのも良い点と言えます。
あまり審査に受かる自信がない方は消費者金融のカードローンに申し込んでみましょう。
ちなみに、消費者金融のカードローンの中でも特に人気の高い大手の消費者金融は以下の5社です。
- アコム
- プロミス
- アイフル
- SMBCモビット
- レイクALSA
手段②:【低金利】銀行のカードローン
生活費として利用するなら、銀行のカードローンに申し込むのも良いでしょう。
銀行のカードローンは審査に数日程度かかりますが、消費者金融と比べて金利が低いのが魅力です。
ちなみに、銀行のカードローンの中でも、特に人気が高いのは以下の5社です。
- 楽天銀行スーパーローン
- みずほ銀行カードローン
- 三菱UFJ銀行カードローン(※事業性資金を除く)
- オリックス銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
手段③:【超低金利】日本政策金融公庫
自営業者は日本政策金融公庫から借りることもできます。
日本政策金融公庫とは、政府系金融機関のひとつです。
審査にはそれなりに時間がかかりますが、政府系なだけあって、民間の金融機関と比べて圧倒的に低金利でお金を借りることができます。
日本政策金融公庫からお金を借りる時には、基本的に事業費で申請することになるでしょう。
自営業者におすすめのカードローンのまとめ
自営業者専用カードローンとは、自営業者専用のカードローンです。
即日融資に対応している場合もありますが、金利はやや高めに設定されていることが多いです。
数ある自営業者専用カードローンの中でも、特におすすめなのは以下の5社です。
そして、自営業者は会社員などと比べて借金の審査に受かりにくいと言われています。
そんな自営業者が審査に通る5つのコツは以下のとおりです。
ちなみに、自営業者は自営業者専用カードローンのほかにも、以下の3つの手段でお金を借りることができます。
- 【即日融資可能】消費者金融のカードローン
- 【低金利】銀行のカードローン
- 【超低金利】日本政策金融公庫