そう思っていませんか?
そこで、この記事ではカードローンの利息の基本から、利息が低いおすすめのカードローンまで紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
- 利息とは、お金を借りた時に一定の割合でかかるレンタル料のようなもの
- 利息の上限は10万円未満は20%、100万円未満は18%、100万円以上は15%
- カードローンの利息は銀行か消費者金融か、そして申込者の信用力で決まる
- カードローンの利息を抑えるコツは上限金利が低い会社を選ぶことなど
- 利息が低いカードローンは三菱UFJ銀行カードローンなど
目次
カードローンの利息とは?
カードローンの利息とは、お金を借りた時に一定の割合でかかるレンタル料のようなものです。
通常は1年借りた時のレンタル料、年率で表示されます。
たとえば、10万円を年率10%で借りた場合、1年間でかかる利息は1万円になります。
そんな利息の似たような用語との違いは以下のとおりです。
- 利息:貸した側が受け取る、お金を貸した時のレンタル料のようなもの
- 利子:借りた側が支払う、お金を借りた時のレンタル料のようなもの
- 金利:お金を借りた時のレンタル料金の割合のこと
- 実質年率:金利に手数料などの諸費用を加えた実質上の利息の年率のこと
これらの用語はほぼ同じ使われ方をしますが、厳密には少し違いがあります。
利息と利子の違い
利息と利子は、どちらの側から見た用語かが異なります。
利息は貸した側から見た時の用語ですが、利子は借りた側から見た時の用語なのです。
そのため、「A社からの借金は利子が10%だった」とは言いますが、「A社からの借金は利息が10%だった」と言うのは厳密には間違いです。
ただ、実際はほとんど使い分けられてないので、この違いを知らなくても大きな問題はありません。
利息と金利の違い
利息と金利は実際の金額を指すか、割合を指すかが異なります。
利息はお金を貸した時にかかるレンタル料金そのものを指します。
一方、金利はレンタル料金の割合のことを指すのです。
そのため、「A社の金利は10%だった」とは言いますが「A社での借金で金利が1万円かかった」という表現は間違いです。
利息と実質年率の違い
利息と実質年率は手数料などの諸経費が含まれているかどうかが異なります。
利息はお金を貸した時のレンタル料金のみを指しますが、実質年率はレンタル料金に手数料などを含めた、実際にかかる1年当たりの金利の割合のことを表します。
ただ、実際に各カードローンで表示されているものは、すべての諸料金を含ませた実質年率です。
そのため、利息と実質年率の違いを知らなくても困ることはほとんどありません。
ちなみに、各カードローンで必ず実質年率が表示されているのは、貸金業法で実質年率を表示するように定められているからです。
カードローンの利息の計算方法
カードローンの利息は以下の計算式で簡単に計算することができます。
利息 = 借入残高×金利÷365×借入日数
カードローンの金利は借りた期間と借りた金額で変わるのです。
たとえば、100万円を金利15%で60日間借りた場合、100万円×0.15÷365×60で利息は約2.5万円になります。
ただ、実際にはカードローンでは毎月一定額を返済していく方式が主流で、最後に一括で返すことはあまりありません。
そして、借金の残高が変化すると、利息もそれだけ減少します。
そのため、実際のカードローンで最終的にどのくらいの利息がかかるかの計算は、これよりもだいぶ複雑になります。
手計算するのは大変だと思うので、利息のシミュレーターなどを利用すると良いでしょう。
カードローンの利息の上限
カードローンの利息の上限は利息制限法で定められています。
上限金利は元本で以下のように異なります。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年率20% |
10万円以上100万円未満 | 年率18% |
100万円以上 | 年率15% |
ちなみに、この上限を超えた金利は無効になります。
また、遅延損害金の上限は以下の表のとおりです。
元本10万円未満 | 上限年29.2% |
---|---|
元本100万円未満 | 上限年26.28% |
元本100万円以上 | 上限年21.9% |
ちなみに、これらの利息の上限は以前よりも低くなっています。
貸金業法が改正された2010年6月18日以前に借金があった場合には、払いすぎている利子がある場合があります。
その場合には過払い金請求で払いすぎた利子を取り返せる可能性があります。
カードローンの利息の決まり方
カードローンの利息は主に以下の3つの要素で決まります。
それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。
要素①:銀行か消費者金融か
カードローンの利息は銀行か消費者金融かなどの業種によって異なります。
一般的に、銀行と消費者金融の金利は以下の表のように異なります。
銀行 | 2~15%程度 |
---|---|
消費者金融 | 4~18%程度 |
銀行のカードローンは消費者金融よりも金利が低い傾向にあるのです。
さらに、銀行のカードローンの場合は、借りる金額が多くなってくると、金利が下がっていきます。
ただ、その代わり、銀行のカードローンは審査が厳しめですし、消費者金融よりも審査に時間がかかります。
消費者金融では即日で借りれるのがふつうですが、銀行のカードローンではどうしても借りるまでに数日かかってしまいます。
要素②:信用力
カードローンの利息は借りる人の信用力によっても異なります。
信用力とは、金融機関の借りる人に対する「この人なら返してくれる」という信用のことです。
信用力の測り方は各金融機関で異なります。
しかし、一般的には以下のような項目で信用力がチェックされます。
- その金融機関での借金の返済実績
- ほかの金融機関での借金の返済実績
- 収入はどの程度か
- 支出はどの程度か など
特にこの中でも大事なのは、その金融機関での借金の返済実績です。
これまでにきちんと借金を返している場合は信用力が高くなるため、利息を低く設定してくれる場合があります。
また、これまでに返済実績がある場合は、交渉して利息を下げてもらうことも可能です。
その金融機関での返済実績がない場合は上限金利ギリギリで貸し出されるのがふつうです。
要素③:借りる金額
カードローンの利息は単純に借りる金額によっても決まります。
特に銀行のカードローンの場合、借りる金額が大きいほど金利が下がります。
その理由は主に2つあります。
1つ目の理由は、大きな金額を借りる人は信用力が高いことが多いからです。
そもそも、貸金業法で年収の3分の1以上を貸し出すことは禁止されていますし、これが適用されない銀行でも、自主規制で基本的には年収の3分の1以上の貸し出しは行いません。
そのため、借りる金額が大きいということは、それだけ収入も高いということなのです。
2つ目の理由は、少額をたくさんの人に貸し出すよりも、多額を少数の人に貸し出すほうが利益が出るからです。
審査にはもちろん人件費などがかかるので、多少金利を低くしても、1人あたりの貸し出し金額を多くしたほうがコストは低く抑えられます。
カードローンの利息を低く抑える7つのコツ
カードローンの利息を低く抑えるコツは主に以下の7つです。
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
コツ①:上限金利が低い会社を選ぶ
カードローンの利息を低く抑える最大のコツは上限金利が低い会社を選ぶことです。
利息が低い会社を選ぶのはもちろんのことですが、その中でも大事なのは「上限金利」です。
特に初めて借りる場合、金利は上限金利スレスレが適用されることがほとんどだからです。
下限金利が適用されることはほとんどないので、これを見て会社を選んでもほとんど意味ありません。
ちなみに、消費者金融は借りる金額に関係なく上限金利は一定に設定されています。
一方、銀行のカードローンの場合は借りる金額によって上限金利が変わります。
たとえば、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の上限金利は以下のとおりです。
ご利用限度額 | お借入利率 |
---|---|
500万円以下 400万円超 | 年1.8%~年6.1% |
400万円以下 300万円超 | 年6.1% ~年7.6% |
300万円以下 200万円超 | 年7.6% ~年10.6% |
200万円以下 100万円超 | 年10.6% ~年13.6% |
100万円以下 10万円以上 | 年13.6% ~年14.6% |
銀行のカードローンを比較する時には、借りる金額ごとの上限金利にも注意しましょう。
コツ②:無利息期間を活用する
カードローンの利息を比較する時には、実は無利息期間も重要になってきます。
無利息期間とは、一定の期間、利息が0円になるサービスのことです。
大手の消費者金融では初めて利用する場合、30日間の無利息期間が設定されることが多いです。
特に短期間だけ借りる場合は、利息が低いカードローンを選ぶよりも無利息期間があるカードローンを選ぶほうがお得になる場合があります。
コツ③:繰り上げ返済を活用する
借りた後は、繰り上げ返済を活用するのも大切です。
繰り上げ返済とは、毎月の返済額とは別にまとまった額を返済することです。
繰り上げ返済を活用すれば借金を早く完済できるため、払う利息を少なく抑えることができます。
基本的にどの金融機関でも繰り上げ返済はできるようになっているので、積極的に活用しましょう。
特にボーナス月などに繰り上げ返済するのがおすすめです。
コツ④:おまとめローンを利用する
複数の借金がある場合はおまとめローンを利用するのもおすすめです。
おまとめローンとは複数の借金をひとつにまとめられるローンのことです。
おまとめローンはふつうのカードローンよりも金利が低く設定されているのがふつうなので、利息を少なくすることができます。
おまとめローンについては以下の記事で詳しく解説しています。

コツ⑤:利用実績を積み上げて交渉する
同じ会社で複数回借りている場合は、金利の引き下げ交渉をするのも手です。
サポートセンターに電話するなどして、金利を下げてくれるよう交渉してみましょう。
必ず成功するわけではありませんが、金利を下げてくれる場合もあります。
コツ⑥:借り換えをする
借り換えをするのも利息を抑えるひとつの方法です。
借り換えとは、借金先を別の金融機関に乗り換えることです。
今借りてる金融機関よりも、借り換え先の金融機関のほうが金利が低い場合は借り換えをすると利息を低く抑えることができます。
コツ⑦:借りる金額を大きくする
借りる金額を大きくするという方法もあります。
特に銀行のカードローンの場合、借りる金額を大きくすると上限金利が下がるため、金利を下げることができます。
ただ、借りる金額を大きくすれば、それだけ総返済額は増えます。
金利を下げるために借りる金額を大きくするのは本末転倒なのでやめたほうが良いでしょう。
利息が低いおすすめのカードローン3選
カードローンのの中でも、特に利息が低かったり、無利息期間があって総返済額が低くなるカードローンは以下の3つです。
それぞれのカードローンについて詳しく見ていきましょう。
プロミス
出典:プロミス
プロミスは消費者金融の中でも最大手の会社です。
利用者からの満足度が高く、2020年のオリコン顧客満足度調査のノンバンクカードローン部門では1位を獲得しています。
金利は上限金利が17.8%とほかの大手消費者金融と比べると0.2%低くなっています。
また、プロミスでは初めて利用する場合、30日間の無利息期間が適用されます。
特に短期間借りる場合はお得に利用することができます。
使い道・用途 | 生計費に限ります。 |
---|---|
審査期間 | 最短30分 |
融資速度 | 最短30分 |
借入利率 | 4.5%~17.8% |
遅延利率 | 20% |
融資限度額 | 500万円まで |
保証人 | 不要 |
担保 | 不要 |

アイフル
アイフルは大手の消費者金融のひとつです。
アイフルは大手の消費者金融の中でも、特にサポートの手厚さが評判です。
24時間のフリーダイヤルはもちろん、女性専用のフリーダイヤルまで用意されています。
初めての方でも不安になりにくいですし、初めての利用なら30日間の無利息期間が適用されます。
特に初めて借入をする方におすすめのカードローンと言えます。
使い道・用途 | 自由 ※ただし事業用途は除く |
---|---|
審査期間 | 最短30分 |
融資速度 | 最短1時間 |
借入利率 | 3.0%~18.0% |
遅延利率 | 20% |
融資限度額 | 800万円まで |
保証人 | 不要 |
担保 | 不要 |
三菱UFJ銀行カードローン
出典:三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は大手銀行の三菱UFJ銀行が提供するカードローンです。
バンクイックは銀行のカードローンらしく、金利が低く設定されているのが特徴です。
低い金利で借りれるので、特に長期間借入を行う場合はおすすめのカードローンと言えます。
使い道・用途 | 自由 ※ただし事業用途を除く |
---|---|
審査期間 | 最短翌営業日 |
融資速度 | 最短翌日 |
借入利率 | 1.8%~14.6% |
遅延利率 | 19.92% |
融資限度額 | 500万円まで |
保証人 | 不要 |
担保 | 不要 |
カードローンの利息のまとめ
カードローンの利息とは、お金を借りた時に一定の割合でかかるレンタル料のようなものです。
ほかの主な用語との違いは以下のとおりです。
- 利息:貸した側が受け取る、お金を貸した時のレンタル料のようなもの
- 利子:借りた側が支払う、お金を借りた時のレンタル料のようなもの
- 金利:お金を借りた時のレンタル料金の割合のこと
- 実質年率:金利に手数料などの諸費用を加えた実質上の利息の年率のこと
そして、利息は以下の計算式で簡単に計算することができます。
利息 = 借入残高×金利÷365×借入日数
また、利息の上限は以下のとおりです。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年率20% |
10万円以上100万円未満 | 年率18% |
100万円以上 | 年率15% |
利息は以下の2つの要素で決まります。
カードローンの利息を低く抑えるコツは以下の7つです。
数あるカードローンの中でも、特におすすめのカードローンは以下の3つです。