なんて思われている方、いるのではないでしょうか。
そこで、本記事ではカードローン一括返済の方法から、メリット・デメリット
カードローンを利用するなら知っておきたい一括返済について解説していきます!
- カードローン一括返済は事前の手続き等なしで好きな時にできる
- カードローン一括返済によって、最終返済総額が大幅に変わる
- カードローン一括返済は、ご自身の信用情報にプラスに働く
- 一括返済が難しい場合は、繰り上げ返済という手法も
目次
カードローン一括返済の方法を3STEPで解説!
「一括返済の方法がわからない」という方、ご安心ください!
カードローンの一括返済はなんとたったの3STEPで完了できます!
それでは、解説をしていきます。
STEP1:完済までの借入残高を確認
まずは、正確な借入残高を確認します。
利用している金融機関の会員ページや、窓口への電話で確認できるケースがほとんどです。
STEP2:一括返済の方法を確認・選択
一括返済の方法は、各金融機関によっても異なりますが、
・店舗窓口
・銀行、コンビニのATM
・インターネットバンキング
以上の3つのいずれかで返済可能だと思います。
事前に、利用中のカードローン会社のホームページ等で可能な返済方法を確認しておきましょう。
利息分を含めると、返済金額が1円単位になるケースがほとんどです。
ATMを利用する場合は、硬貨の取り扱いがあるかも確認しておlきましょう。
STEP3:必要金額を入金
ここまでくれば、あとは入金をして完済してしまいましょう。
残高の確認から日数が空いてしまうと、その間の利息が発生してしまいます。
返済金額が異なってしまうことになるので、改めて返済金額を確認しましょう!
カードローン一括返済のメリット
カードローン一括返済のメリットは3つ挙げられます
・最終的な合計返済額が減る
・カードローンを利用しやすくなる
・今後の金融機関の審査に通りやすくなる
それでは、各項目について解説していきます!
最終的な合計返済金額が減る
一括返済をすることによって、完済までに支払う利息を大幅に減らすことができます。
これには、金利と利息の仕組みが関係しています。
とは言っても、難しい話ではないので、ご安心ください!
まず、利息の計算式を確認します。
利息=借入金額×金利×借入日数÷365日
この式によって利息が求められます。
複雑な式に見えるかもしれませんが、簡単に言うと
「借りた期間が長ければ長いほど、利息は多く、早く返せば返すほど利息は少なくなる」
と言うことです。
では、実際にどのくらいの差が生まれるのか、検証していきましょう。
1年間借りた場合:50万円×12%×365日÷365日=60000円
3ヶ月借りた場合:50万円×12%×90日÷365日=14794円
1年で完済するか3ヶ月で完済するかでも45206円も利息金額に差が生まれてしまいます。
このように、借入金額や金利が同じでも借入日数ひとつで、返済の負担が左右される事が分かると思います。
よって、一括返済をすることは、借入日数の大幅に抑える事ができ、金利負担が軽減されると言う事になります。
カードローンを利用しやすくなる
カードローン最大の魅力として「いつでも何度でも使える」という点があります。
しかし、これはあくまでも限度額の範囲内の話になります。
限度額が50万円だとして、すでに49万円借入をしてしまっている場合は、1万円しか自由に使えません。
これではカードローンの魅力を活かしきれていません。
そこで、一括返済をすることにより、利用限度額が最大まで回復する事ができます。
なるべく一括返済をすることにより、常に限度額に余裕を持たせる事ができ、より効率的にカードローンを利用する事ができます。
今後の金融機関の審査に通りやすくなる
カードローン一括返済をすることにより、信用情報にポジティブな履歴を残す事ができます。
信用情報とは、お金の取り引きに関する情報のことで、個人信用情報機関が管理しています。
私たちが、カードローンやフリーローン 、多目的ローンなどの金融商品を利用する際の審査では、この信用情報を必ずチェックされます。
今後、車やマイホームを買う際などに、住宅ローンや自動車ローンが利用しやすくなります!
カードローン一括返済のデメリット
ここまで、カードローン一括返済のメリットを紹介してきました。
しかし、デメリットになり得る部分があることも確かです。
デメリットも理解した上で、一括返済をするかしないかの判断をしていきましょう!
蓄えが減り生活に余裕がなくなる
一括返済のメリットに気を取られ、勢いで無理やり完済をすると、当然のこと日常生活に支障をきたしてしまいます。
生活費に困り、また新たに借入をしてしまうようでは元も子もありません。
返済額を確認すると共に、自分の貯金額もしっかりと確認しましょう。
・食費
・家賃
・携帯電話代
・光熱費
一括返済をしても、少なくとも以上の4つは賄えるようにしておきましょう。
また、以下のような変則的な事態にも対応できる資金は残しておいた方がより良いでしょう。
・冠婚葬祭に招かれる
・急な怪我や病気
・自然災害による被害
手続きの手間がかかる
カードローンの返済は、月々の定額返済が基本です。
一方で、一括返済は、返済方法や借入残高を調べたり、専用のATMや店舗窓口に出向かなければならないケースも出てきます。
このような手間は、一括返済のデメリットだと言えるでしょう。
ただ、手間はかかると言っても、一括返済のメリットは大きなものがあります。
事前に、一括返済の手続き方法等をしっかりと調べておくことで、この手間も最小限に抑えることは可能になります。
より良い返済方法を使って、お得にカードローンを利用しましょう!
カードローン一括返済の知っておくべきポイント
今から紹介するポイントを抑えておくことで、無駄なリスクやお金を失うことはなくなります!
ぜひ、一括返済を検討している方は知っておきましょう!
一括返済=カードローンの解約ではない
勘違いしている方も多いと思いますが、
借入額を完済したからといって、カードローンが解約されるわけではありません。
しかし、カードローンはクレジットカードなどと違い、年会費はかかりません。
よって、「別に今後利用するつもりもない」と思っている方も、一度解約してしまえば、万が一今後利用したくなった時に、再び申し込みから審査の手順を踏まなければならなくなります。
一括返済により、完済したとしても、カードローンは手元に残しておく事がおすすめです。
ATMによっては超過返済になる可能性も…
コンビニに設置されているATMなど、硬貨が利用できないATMから一括返済を行う場合は注意が必要です。
例えば…
借入残高が100001円の場合、硬貨が利用できないATMから返済を行うと、101000円の振り込みが必要!
よって、999円の超過返済になってしまう!
いくら利息や手数料などに気を遣ったとしても、無駄な出費となってしまいます。
返済の前にしっかりと確認しておきましょう。
繰り上げ返済も検討してみよう!
これまでカードローン一括返済について紹介してきました。
「一括返済のメリットは分かったけど、今はそんな資金は…」
なんて思った方におすすめなのが繰り上げ返済という返済方法になります。
それでは、繰り上げ返済について解説していきます!
繰り上げ返済とは…
毎月の返済額とは別に、まとまった額を返済する返済方法
カードローンの場合、毎月決まった額を返済していると思いますが、その返済額の内訳は、「元金+利息」となっています。
しかし、繰り上げ返済では支払った金額がそのまま元金の返済に当てられます。
元金を減らすことにより、本来支払わなければならなかった利息を軽減する事が可能となります。
繰り上げ返済のメリット
・完済までの期間が短縮でき、利息を軽減できる
この利息を軽減できるという点は、繰り上げ返済の最も大きなメリットとなります。
具体的な例をみながらシュミレーションしてみましょう!
30万円を金利15%で借入をした場合。毎月の自動引き落とし金額は1万円。
毎月1万円ずつ返済をした場合と、毎月5000円の繰り上げ返済をした場合…
繰り上げ返済なし | 繰り上げ返済あり | |
---|---|---|
毎月の返済額 | 1万円 | 15000円 |
返済回数 | 38回 | 24回 |
総返済額 | 378331円 | 347370円 |
支払い利息金額 | 78331円 | 47370円 |
毎月の返済額に加えて、5000円繰り上げ返済をする事で、返済期間は3年2ヶ月から2年に短縮されています。
また、返済総額も3万円以上抑える事ができています。
完済までの期間が短縮でき、利息を軽減できるという繰り上げ返済のメリットが分かっていただけたと思います。
この例のように、毎月決まった額ではなく、ボーナス等でさらに余裕がある時に繰り上げ返済をしていけば、さらに利息を軽減する事が可能となります。
繰り上げ返済の方法
基本的には、銀行振り込みやコンビニ等のATM、インターネットバンキングからの振り込みとなります。
振込先の口座は各々ご利用中のカードローンの会員ページなどから確認できます。
ご自身の都合に合わせて、好きなタイミングで好きな額が返済できます!
返済にあたって、事前に手続き等は必要ありません!
好きなタイミングといっても、利用している銀行が休業日などに返済をすると、翌営業日まで返済が反映されない場合もあります。
せっかく返済をしたのに、2日3日分の利息を損してしまうことになるので確認しておきましょう!
繰り上げ返済の注意点
繰り上げ返済の注意点は1点だけです。
繰り上げ返済をしたからといって、毎月の返済は無くならない。
余裕があるからといって、本来の毎月の返済が滞ってしまえば、元も子もありません。
積極的に繰り上げ返済をすることは利息を減らすという点において大事なことです。
ですが、持っているお金だけに踊らされず、毎月の返済のことも頭に入れておきましょう!
カードローン一括返済まとめ
これまで、カードローン一括返済について解説してきました。
また、繰り上げ返済についても理解できたと思います。
これらの情報を駆使して、無駄な利息を払わないように、お得にカードローンを活用していきましょう!
- カードローン一括返済は事前の手続き等なしで好きな時にできる
- カードローン一括返済によって、最終返済総額が大幅に変わる
- カードローン一括返済は、ご自身の信用情報にプラスに働く
- 一括返済が難しい場合は、繰り上げ返済という手法も