クレジットカードのcmなどでよく耳にする「リボ払い」。
よく耳にはしますが、リボ払いについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、初心者にもわかりやすくリボ払いについて徹底解説していきます。
この記事を読めば、リボ払いの仕組みだけでなく、リボ払いの注意点やリボ払いにおすすめのカードまで分かるでしょう!
- リボ払いとは毎月設定した金額を支払う方法
- リボ払いを使うタイミングは「支払い前」「支払い時」「支払い後」
- リボ払いには「定額方式」と「定率方式」と「残高スライド方式」の3種類がある
- リボ払いには手数料が膨れ上がるリスクなどの注意点がある
- 家計管理が楽などのメリットもあるので、注意点をおさえて安全にリボ払いを利用しよう
- リボ払いには条件次第で手数料無料の「ACマスターカード」がおすすめ!
目次
リボ払いとは?
リボ払いとは、「リボルビング払い」の略称で、クレジットカードの支払い方法のひとつです。
ひと月当たりの支払額をあらかじめ設定し、毎月一定額ずつ返済を行っていきます。
以下でリボ払いについて詳しく見ていきましょう。
リボ払いとは毎月設定した金額を支払う方法
設定した金額は、毎月の利用額が上下しても保たれるので、家計管理が非常にしやすい点がメリットとして挙げられます。
また、毎月の支払額を変更することもできるので、お金に余裕があるときは多めに払うなど、返済方法を柔軟に変えられます。
リボ払いには手数料がかかる
リボ払いは利用残高に応じて手数料がかかります。
利用残高が多ければ多いほど、手数料の金額も大きくなってきます。
また、リボ払いの手数料率(金利)についてはカードによって異なりますが、「15.0%」を設定しているカード会社が多いです。
リボ払い手数料の計算方法
手数料の計算方法は以下の通りです。
支払残高×手数料率×31日(1か月)÷365日(1年)
計算方法と言われても、中々ピンと来ないと思います。
そこで実際に10万円の商品を、毎月5000円ずつ支払う場合を例にしてみていきましょう。
10万円×15%×31÷365=1274円
初月の手数料は上記の通り、1274円となります。従って、5000円+1274円=6274円が初月の支払金額になります。
手数料は支払い残額に応じて上下するので、2か月目は1210円、3か月目は1147円と減っていきます。
最終的には10万円の商品に対して、13120円の手数料を支払うという計算になります。
自分で計算するのが面倒だという方は、「リボ払い返済シミュレーション」もあるので使ってみてくださいね。
リボ払いを使うタイミング
リボ払いを使うタイミングは以下の3通りになります。
それぞれについて以下で詳しく解説していきます。
支払い前
あらかじめ支払い方法がリボ払いになるように設定しておく方法です。
わざわざ店頭で伝えたり、後からリボ払いに変更するのが面倒な際に便利です。
支払額の上限を超えてしまった場合には、翌月以降に繰り越されます。
編集者
支払い時
お店で商品を買う際に店員にリボ払いを申し出る方法です。
一括払いを申し出た場合に、自動でリボ払いになるカードもあります。
大きなお買い物や次回の引き落とし額が高額になってしまう恐れがある際に便利です。
支払い後
支払い後に、専用アプリなどを使ってリボ払いに変えることもできます。
支払額を調整したい場合に便利です。
大きなお買い物をした際に、その商品だけリボ払いにするといったことも可能です。
リボ払いの支払い方式
リボ払いには以下の3つの代表的な支払い方式があります。
- 定額方式
- 定率方式
- 残高スライド方式
こちらについても以下で解説していきます。
定額方式
定額方式とは、クレジットカードの支払残高や利用回数に関わらず、毎月の支払額が一定になる支払い方式です。
例えば毎月の返済額を5000円と設定すると、支払残高が上下しても毎月5000円+手数料を支払い続けます。
毎月の支払額は後から変更することができるので、お財布と相談して毎月の支払額を設定しましょう。
定率方式
定率方式とは、借入残高に対する手数料の割合を固定する支払い方法です。
定率方式は借入残高により、手数料率が上下するので、返済額が膨れ上がる可能性もあります。
しかし、一括返済などをうまく利用することで手数料率を低くキープすることも可能です。
残高スライド方式
残高スライド方式はリボ払いの支払残高に応じて、毎月の支払額が上下する支払い方式です。
残高が10万円以下だと毎月1万円、10万円以上20万円以内で毎月2万円といった形です。
例えば、三井住友カードの支払い額は以下のように決まっています。
リボ払い残高 | 毎月の支払い額 |
---|---|
~10万円 | 5000円 |
10万円~20万円 | 10000円 |
以降10万円増額ごとに | +5000円 |
編集者
リボ払いの注意点
リボ払いは使い方を間違えると、最悪の場合返済不能に陥ってしまう場合があります。
リボ払いとうまく付き合っていくためにもここでリボ払いの注意点をおさえておきましょう。
手数料が膨れ上がるリスクがある
やはり最大の注意点は手数料が膨れ上がるリスクがある点です。
リボ払い手数料は、支払残高に応じて上下します。
支払残高が増えていくと手数料も増え、いつまでたっても返済が終わらないという状態になってしまうこともあります。
そのため、お金に余裕があるときは毎月の返済額を増額するなどの対応が必要になります。
無駄遣いの恐れがある
リボ払いは毎月の支払額が低いので、あまりお金を使っていない感覚に陥ります。
しかし、最終的には購入した商品以上の金額を支払うことになります。
リボ払いだからいいよねとついつい使いすぎてしまうと、いつの間にか手数料が膨れ上がり、返済不能になってしまう恐れもあります。
そのようなリスクを減らすためにも、日頃からきちんと金銭管理をすることが重要になります。
自分が今いくら使っているのかを把握することで、無駄遣いを抑えられるでしょう。
返済までに時間がかかる
こちらは月々の支払額をいくらに設定するかにもよりますが、完全返済までに時間がかかることがあります。
特に残高スライドコースは利用者が支払金額を決めることができないので、何もしないと完全返済まで時間がかかってしまうことがあります。
もちろん、支払額を多く払う「繰り上げ返済」も可能ですので、そちらも積極的に利用していくことが求められます。
リボ払いのメリット
ここまでリボ払いの仕組みや注意点について解説してきました。
ここまで読んできて、「リボ払いは危険」といったイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、リボ払いは先程解説した注意点を抑えれば、非常に便利な支払い方法です。
そこでリボ払いのメリットについて以下で解説していきます。
高額なお買い物ができる
リボ払いは利用額が増えても、毎月の返済額は変わりません。
そのため、口座残高以上の商品を無理なく買うことができます。
急な出費などに柔軟に対応できるのはリボ払いの魅力のひとつです。
支払い額を柔軟に変更できる
定額方式の場合、一度設定した月々の支払額を変更することができます。
お金に余裕ができたら支払額を増額することで、手数料も抑えられ、比較的早く完全返済することも可能です。
また、残高スライドコースの場合も、繰り上げ返済が可能です。
こちらもお金に余裕があるときに、多くお金を支払うことで手数料を節約することが可能です。
家計管理が楽
リボ払いは毎月決まった金額が引き落とされます。
引き落とされる金額があらかじめ分かっているので、家計管理が楽になります。
大きな買い物をした時にも、月々の支払額に変動が現れないので、収支管理の手間を省くことができます。
リボ払いをうまく使いこなすコツ
リボ払いは一歩間違えば危険な返済方法です。
リボ払いを安全に利用するためにも、うまく使いこなすコツをご紹介します。
手数料を把握しておく
「リボ払いはヤバい」と言われる最大の理由は、手数料にあります。
手数料+設定金額を支払うので、毎月の返済額がいくらになっているのか分からないまま、返済を続けていることがよくあります。
自分では、そろそろ返済が終わる頃だと思っていたのに、まだまだ返済できていないという事態になりかねません。
また返済が長引けば長引くほど、損失は大きくなります。
そのため返済の度に明細をきちんと確認し、手数料と返済額を把握するようにしましょう。
余裕があるときには一括返済をする
リボ払いは、返済が長引けば長引くほど手数料が膨れ上がり、実際の返済額が大きくなってしまいます。
そのため、常に同じ金額を支払い続けるのではなく、余裕があるときには一括返済を心掛けましょう。
また、月々の支払金額を見直すなどして、返済期間をなるべく短くするようにしましょう。
「ACマスターカード」のように一括返済で手数料が無料になるカードもあります。
リボ払いにおすすめのクレジットカード
では、リボ払いにおすすめのクレジットカードをご紹介します。
リボ払いをするのであれば、リボ払い専用カードがおすすめになるので、当サイトでは以下のカードをおすすめします。
ACマスターカードは大手消費者金融アコムが発行するクレジットカードです。
支払い形式は「定率リボルビング方式」を採用しており、手数料率は10.0%~14.6%です。
支払い方法は「毎月支払い」と「35日払い」の2通りがあります。
毎月支払いは、毎月決まった日に支払いをする、一般的なクレジットカードと同様のものです。
35日払いは、新規の利用分を20日で締め切り、翌月7日から起算して35日以内に支払う方法です。
出典:35日払い(アコム公式サイト)
この二つの中から、どちらか支払いやすい方法を選べます。
もちろん、お金に余裕があるときは一気に返済することができます。
もし、リボ払いの手数料が嫌だという場合は、毎月20日締め切りの新規利用残高を翌月5日までに返済することで手数料がかからなくなり、一括払いと同じ扱いになります。
リボ払い専用カードですが、手数料を回避できるのは魅力ですね。
また、全国各地に配置されている自動契約機を利用することで、即日発行も可能です。
三井住友カードRevoStyleは三井住友銀行が発行するリボ払い専用カードです。
支払い方法は「残高スライドコース」を採用しています。
「マイペイすリボ」という名称で、支払残高に応じた毎月の支払額は以下のようになります。
リボ払い残高 | 毎月の支払い額 |
---|---|
~10万円 | 5000円 |
10万円~20万円 | 10000円 |
以降10万円増額ごとに | +5000円 |
一回払いを選択した場合に自動的にリボ払いになり、もちろん分割払いやボーナス払いも利用できます。
また、お金に余裕があるときには追加支払いも可能なので、完全返済も比較的しやすくなっています。
さらに、リボ払い手数料が発生した月は、通常0.5%の還元率が1.0%になり、リボ払いをするだけでお得になります。
マクドナルドとコンビニ3社でポイント5倍や選んだ3店舗でポイントが2倍になるなど、日常利用でもポイントが貯まりやすいお得なカードです。*
※一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元にならない場合があります。
ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がございます。
リボ払いをうまく使いこなして安全なキャッシュレスライフを!
いかかでしたでしょうか。
今回はリボ払いとは何かについて解説してきました。
リボ払いには家計管理が楽、繰り上げ返済ができるといったメリットがある一方、手数料の増額などの注意点があることも解説しました。
リボ払いは確かに、使い方を間違えると危険な払い方です。
しかし、注意点さえおさえてうまく利用すれば、非常に便利で快適なキャッシュレスライフが送れます。
今回解説した注意点を踏まえた上で、リボ払いをうまく活用しましょう。
では今回のまとめをします。
- リボ払いとは毎月設定した金額を支払う方法
- リボ払いを使うタイミングは「支払い前」「支払い時」「支払い後」
- リボ払いには「定額方式」と「定率方式」と「残高スライド方式」の3種類がある
- リボ払いには手数料が膨れ上がるリスクなどの注意点がある
- 家計管理が楽などのメリットもあるので、注意点をおさえて安全にリボ払いを利用しよう
- リボ払いには条件次第で手数料無料の「ACマスターカード」がおすすめ!