という方も多いと思います。
海外旅行保険が付帯しているといっても、「自動付帯」か「利用付帯」かによっても大違いです。
この記事では海外旅行保険付帯のクレジットカードとは何かをわかりやすく重要なポイントだけを解説していきます。
また、具体的に、おすすめの海外旅行保険が付いたクレジットカードも厳選していますので、ぜひ参考にしてください。
- クレジットカードに付いている海外旅行保険は「自動付帯」と「利用付帯」の2つのタイプに分かれる。
- 多くのクレジットカードは傷害治療費用から携行品損害まで幅広く補償。
- カード付帯の海外旅行保険には4つのメリットとデメリットがある。
- 海外旅行保険付帯カードの選び方のポイントは4つある。
- おすすめの海外旅行保険付帯のクレジットカードは「エポスカード」「三井住友カード(NL)」。
- いざ海外旅行保険の使う際は、クレジットカード会社の旅行保険受付へ連絡する。
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目次
クレジットカードに付帯する海外旅行保険とは?
クレジットカードの中には、上記のような保険が付いているものがあります。
また、クレジットカードに付帯する海外旅行保険には、次の2つのタイプがあります。
- 自動付帯
- 利用付帯
自動付帯は、カードを持っているだけで海外旅行保険が適用されます。
それに対して利用付帯は、カードで旅費を支払うことで海外旅行保険が適用されます。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償内容・種類
では、クレジットカードに付いている海外旅行保険で、具体的にどのようなトラブルに対応できるのでしょうか。
クレジットカードそれぞれに補償の内容は異なるものの、主な補償には次の6つのようなものがあります。
※スマホの方はグラフを下にスクロールすると表示されます。
傷害死亡・後遺障害 | 海外旅行中に起こった事故によるケガが原因で亡くなった場合や 後遺障害が生じた場合に保険金が支払われる。 |
---|---|
傷害治療費用 | 海外旅行中に偶然起こった事故によるケガが原因で 診察や治療を受けた場合に保険金が支払われる。 ※ 通常事故日から90日以内に要した費用が対象 |
疾病治療費用 | 疾病治療費用とは、病気により医師の治療を受けたときに 実際に診療や入院などでかかった実費が支払われる。 ※ 海外での体調不良は珍しくないので重視したい補償 |
賠償責任 | 偶然起こった事故により他人にケガをさせてしまったり 他人の物を壊してしまうなど、賠償責任を負った場合に保険金が支払われる。 ※賠償金のみならず訴訟になったときの弁護士費用等も含む |
救援者費用 | 海外旅行中にケガや病気で現地の病院に入院したときに、 家族が救援者として現地に行く際の航空運賃や宿泊費用 必要な物品購入費用などが支払われる。 |
携行品損害 | 海外旅行中に、カメラなど携行品の盗難や破損などで損害を受けた場合に その価格や修理費用が支払われる。 ※火災等、偶然起こった事故も対象 |
クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリット・デメリット
クレジットカードに付いている海外旅行保険には、メリットも多いのですが、実はデメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を知ったうえで、最も自分に合った保険により海外旅行のリスクに備えたいものですね。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の4つのメリット
クレジットカードに付いている海外旅行保険には、次のとおり4つのメリットがあります。
- 海外旅行保険に加入手続きをする手間や費用が必要ない。
- 補償金額や保証内容が充実しているクレジットカードが多い。
- 治療費用や救援費用などは補償額が合算される
- クレジットカードによっては家族も同時に補償できる場合もある。
海外旅行保険の加入手続きを別途する必要がなく、別に保険料を支払う必要もないというのは大きなメリットですよね。
クレジットカードによりそれぞれ異なるものの、補償の内容は充実しているクレジットカードが多いので安心です。
また、海外旅行保険付帯のカードを複数枚持っている場合、治療費用や救援者費用、賠償責任などの補償額については、カードごとの補償額が合算されて増加する仕組みになっています。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の4つのデメリット
逆に、クレジットカードに付いている海外旅行保険には、どのようなデメリットがあるというのでしょうか。
- 「疾病死亡」「緊急歯科治療費用」は補償の対象外
- 「傷害治療費用」「救援費用」の補償額には上限がある
- 持っているだけだと保険が使えない利用付帯のカードが多い
- 適用期間を選択できない
クレジットカードに付いている海外旅行保険は、前述のとおり自動付帯のカードもあれば利用付帯のカードもあります。
そして、一般カードについては利用付帯のものが多いのが現状です。
利用付帯とは前述しましたが、カードで旅費を支払うことで保険が適用されるということです。
中には自動付帯のものもあるので、海外旅行保険メインでカードを選ぶのであれば、自動付帯のカードを選びましょう。
海外旅行保険付きのクレジットカードの選び方5選
そんな海外旅行保険が付いたのクレジットカードを選ぶ際には、注目するとよい重要なポイントが5つあります。
海外旅行保険が自動付帯か利用付帯かを確認
前述のとおり、海外旅行保険が付いたのクレジットカードには、自動付帯のものと利用付帯のものがあります。
自動付帯のカードなら、カードを持っているだけで海外旅行保険を使うことができます。
一方利用付帯のカードは、カードで旅費を支払う必要があります。
例えば、利用付帯だということを知らずに、旅行代金を現金で支払ったとしたらどうでしょう?
クレジットカードに付いている海外旅行保険があるからと安心していたのに、いざとなったら何も補償を受けられなかったということになってしまいます。
そんなことになったら大変なので、1枚は自動付帯のカードを持っておきましょう。
傷害治療費用・疾病治療費用・携行品損害の補償額に注目
海外旅行で、現実的に必要になる可能性が高いのは、次の3つの補償です。
- 傷害治療費用
- 疾病治療費用
- 携行品損害
海外旅行中にケガをしたり体調が悪くなって病院にかかることは、決して珍しいことではありません。
日本に比べると、海外は医療金額が高額の場合が多いので、こちらの金額はチェックしておきましょう。
海外旅行保険を重視するならゴールドがおすすめ
海外旅行保険は、ランクの高いカードほど手厚い補償になっています。
クレジットカードのランクは一般・ゴールド・プラチナ・ブラックの4段階に分類されます。
もし、海外旅行保険を重視するのであれば、ゴールドランクをおすすめします。
海外旅行保険の補償額に関しては、ゴールドからブラックまでそこまで変わりはありません。
しかし、その他サービスなどがランクが高いサービスほど充実しています。
お金に余裕があるのであれば、プラチナ以上のカードを選んでみても良いでしょう。
年会費無料のクレジットカードを複数枚所有する
上ではゴールドがおすすめと記述しましたが、ゴールドカードは基本的に年会費がかかります。
中には、無駄な出費を増やさずに海外旅行保険付帯のカードが欲しいという人もいると思います。
そんな方は、年会費無料のカードを複数枚所有しましょう。
前述した通り、カードの補償額を合算できる場合もあるので、複数枚持つことで補償額が高額になることもあります。
海外旅行保険付きのクレジットカードを5つ厳選【2021年最新】
ではここで、おすすめしたい海外旅行保険付きのクレジットカードを厳選してご紹介していきます。
エポスカードは海外旅行保険が自動付帯している、年会費無料カードです。
自動付帯ですので、カードを持っているだけで海外旅行保険が適用されます。
その他、優待店舗でのサービスなどお得な特典が用意されています。
年会費無料なので、作っておいて損はないクレジットカードです。
「エポスカード付帯の海外旅行保険」
補償(自動付帯) | 会員本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 | - |
傷害治療費用 | 200万円 | - |
疾病治療費用 | 270万円 | - |
賠償責任 | 2,000万円 | - |
携行品損害 | 20万円 | - |
救援者費用 | 100万円 | - |
※携行品損害・・・自己負担額3,000円・1品あたりの10万円程度
三井住友カード(NL)はコンビニ3社とマクドナルドでポイントが最大5%にアップするカードです。*
日常利用でポイントが貯まりやすいので、海外旅行以外でも便利に使えます。
海外旅行保険は利用付帯で、最高2000万円の補償が適用されます。
ナンバーレスデザインでセキュリティ性に優れている点も人気の秘密です。
「三井住友カード(NL)付帯の海外旅行保険」
補償(利用付帯) | 会員本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | - |
傷害治療費用 | 50万円 | - |
疾病治療費用 | 50万円 | - |
賠償責任 | 2,000万円 | - |
携行品損害 | 15万円 | - |
救援者費用 | 100万円 | - |
※一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元にならない場合があります。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がございます。
※一部Visaのタッチ決済/Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則 税込1万円)を超えるとタッチ決済でなく、決済端末にカードを挿してお支払いいただく場合がございます。その場合のお支払い分は、+2.5%還元の対象となりませんのでご了承ください。 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
JCB CARD Wの申し込み対象は18歳から39歳ですが、40歳以降も継続利用が可能なカードです。
ポイント還元率は1.0%と高還元かつ、JCB提携店舗やOkiDokiランドでポイントがアップします。
海外旅行保険は利用付帯で、最高2000万円が補償されます。
「JCB CARD W 付帯の海外旅行保険」
補償(利用付帯) | 会員本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | - |
傷害治療費用 | 100万円 | - |
賠償責任 | 2,000万円 | - |
携行品損害 | 20万円 | - |
救援者費用 | 100万円 | - |
MUFGカードゴールドは年会費が非常に安いゴールドカードです。
安い年会費にもかかわらず、保険内容は充実しています。
海外旅行保険だけではなく、国内旅行保険やショッピング保険、国内渡航便遅延保険が付帯しています。
海外旅行保険は自動付帯しているため、持っているだけで適用されます。
「MUFGカードゴールド 付帯の海外旅行保険」
補償(自動付帯) | 会員本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | - |
傷害治療費用 | 200万円 | - |
疾病治療費用 | 200万円 | - |
賠償責任 | 2,000万円 | - |
携行品損害 | 20万円 | - |
救援者費用 | 200万円 | - |
SPGアメリカン・エキスプレス・カードは海外旅行向けのサービスが非常に充実しているカードです。
年会費は34100円(税込)と少々高額ですが、年会費以上のサービスを受けることができます。
毎年一回、カード継続特典として高級ホテルの無料宿泊券がプレゼントされます。
これだけで年会費以上の価値がありますが、その他お得なサービスも多く用意されています。
最高1億円の海外旅行保険が付帯しており、家族にも一部適用されます。
「SPGアメックス付帯の海外旅行保険」
補償(利用付帯) | 会員本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 |
賠償責任 | 4000万円 | 4000万円 |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 |
救援者費用 | 400万円 | 300万円 |
クレジットカードに付帯する海外旅行保険の使い方
さて、実際にクレジットカードに付いている海外旅行保険を使いたいときには、どうすればよいのでしょう?
ここで、クレジットカードに付いている海外旅行保険の使い方をご紹介しておきます。
- 一般的に、クレジットカード会社には、それぞれ保険金請求を行うための窓口となっている連絡先があります。
- 渡航先の病院で診察を受けたら、クレジットカード会社の旅行保険受付へ連絡をして、指示に従い保険の手続きを進めましょう。
- 携行品損害の場合は現地の警察に連絡し、帰国後に保険金を請求します。
- 気をつけておきたいのが、保険金請求にあたって必要な書類の中には、現地でしか手配できないものもあるということです。
- そのため、保険金請求したい場合には、帰国前にクレジットカード会社に連絡をして必要書類を確認した方がよいでしょう。
- 例えば、現地でしか手配できないものには、現地の医師の診断書や事故証明書などがあります。
- もし、クレジットカードの海外旅行保険が利用付帯だった場合は、補償の条件を満たしているかどうかの確認も忘れずに!
- 渡航先の病院で診察を受けて帰国後に保険金を請求する
- 携行品損害の場合は現地警察に連絡し、帰国後に保険金を請求する
- クレジットカード会社の旅行保険受付に電話する
- 利用付帯のクレジットカードの場合は必ず条件を満たすこと
海外旅行保険付帯のクレジットカード まとめ
この記事では、海外旅行保険付きのクレジットカードとは何なのか、またその使い方についても解説しました。
- クレジットカードに付いている海外旅行保険が自動付帯なのか利用付帯なのか
- 補償内容や保険金額は充実しているか
まずは確認してください。
そして、必要があれば、海外旅行保険付きのクレジットカードを複数枚所持するのもよいでしょう。
海外旅行保険付帯のクレジットカードを選ぶ際のポイントや、おすすめのカードもご紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。
- 「自動付帯」と「利用付帯」の2つのタイプに海外旅行保険付帯のクレジットカードは分けられる。
- クレジットカードによって補償内容は死亡保障をはじめ、治療費用、賠償責任、携行品損害など様々。ランクの高いカードほど手厚い補償になっている。
- クレジットカードに付いている海外旅行保険は、加入の手続きをする手間や費用が必要なく、複数枚のカードの補償額を合算した額を受け取れる場合があるなどのメリットがある。
- 「疾病死亡」「緊急歯科治療費用」は補償の対象外だったり、「傷害治療費用」「救援費用」の補償額に上限があるなど、便利な反面デメリットもあるので注意。
- 海外旅行保険付きのクレジットカードを選ぶ時には「自動付帯or利用付帯」「補償額」「ランクの高さ×補償の内容」「年会費無料」をチェック。
- おすすめの海外旅行保険が付帯したクレジットカードは「エポスカード」「三井住友カード(NL)」「JCBカードW」「MUFGカードゴールド」「SPGアメックス」の5つ。
- いざクレジットカードに付いている海外旅行保険の使う際は、クレジットカード会社の旅行保険受付へ連絡する。