クレジットカードのポイントはしっかり活用できていますか?
という人は、カードのポイントについて、よく分かっていないのかもしれません。
この記事では、ポイントを上手に貯める方法やお得なポイント交換先、ポイントの注意点についても解説しています。
また、ポイントが貯まりやすいおすすめのクレジットカード8枚もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
クレジットカードのポイントとは?
クレジットカードは利用金額に応じてポイントが手に入ります。
このポイントは通販サイトで買い物に利用したり、商品券と交換するなどの方法で使えます。
ポイントの還元率はカードで異なり、一般的には0.5〜1%程度です。
利用する条件によっては、3%や5%の還元率になる場合もあります。
できるだけ還元率のいいカードで、上手に買い物をしていくのがポイントを貯めるコツです。
クレジットカードのポイント交換で手に入るもの
ポイント交換では、さまざまなものが貰えます。
主なものは、以下に挙げるものでしょう。
- 商品券
- 電子マネー
- 食品や日用品
- キャッシュバック
カードを作る際は、交換先もチェックしておくといいでしょう。
交換先でポイントの価値が落ちてしまうこともあるので、注意が必要です。
では、それぞれについて順に紹介していきます。
商品券
商品券は人気の高い交換先で、ポイントの価値が下がりにくいのが特徴です。
また、商品券には利用期限がないことが多いので、とりあえず交換しておけば、あとからいつでも利用できるメリットもあります。
交換できる商品券はカード会社により変わり、図書カードやQUOカードなどがあります。
ポイントのまま持っていても失効してしまうので、交換先に迷ったら使い勝手のいい商品券をおすすめします。
電子マネー
電子マネーへの交換も可能で、ポイントの価値も下がらないことが多いので、電子マネーをよく利用する人にはおすすめです。
ただし、なかには交換すると価値が下がってしまう場合もあるので、注意しましょう。
できればカードを作る前に利用している電子マネーへの交換が可能か確認しておくのをおすすめします。
また、電子マネーの機能を搭載しているカードのあるので、チェックしてみましょう。
食品や日用品
人気の家電や日用品、食品などと交換ができます。
ポイント交換で、直接商品が貰えることは嬉しい点でしょう。
ただし、交換する商品によってはポイントの価値が大幅に落ちる可能性もあるので注意が必要です。
キャッシュバック
キャッシュバックには、
- 直接口座に振り込まれるもの
- 利用金額からキャッシュバック分を差し引いて請求するもの
の2種類があります。
現金で受け取れば、制限なく自由に使えるので、人気の高い交換先です。
ただし、還元率が低いカードが多いですし、振込が5,000円からなどの条件があるので、注意しましょう。
ほかと比べ、キャッシュバックが可能なカード会社の種類が少ないのも難点です。
お得なポイント交換先は?注意点は?
ポイントは交換先で価値が変わってしまうことがあります。
使いやすいものへの交換もいいですが、できれば価値を落とさずに交換したほうがいいでしょう
価値が下がりにくく、お得なのは、
- 「電子マネー」
- 「商品券」
- 「キャッシュバック」
の3つです。
電子マネーと商品券は自分が利用しやすいものを選択すればいいでしょう。
普段電子マネーや商品券を使わないなら、直接現金で返ってくるキャッシュバックがおすすめです。
また、交換しなくても「楽天スーパーポイント」「Tポイント」が貯まるカードなら、楽天市場やTSUTAYAなどで使用できます。
そのまま利用のほうが手間もかからず、すぐに利用できるので、そちらも検討してみましょう。
ポイントの有効期限に注意
各クレジットカードで貯まるポイントは、大抵の場合で有効期限が設けられているものです。
またキャンペーン中の特典として付与されるポイントについては、その有効期限も短く使わないままに失効してしまう方も少なくないでしょう。
それでは、クレジットカードのメリットが半減してしまいます。
もしも、有効期限を忘れてしまう経験が多い方は、「セゾンカード」などを選ぶと良いかもしれません。
セゾンカードであれば、永久不滅ポイントを謳っているため、失効の心配はないでしょう。
基本的に、月に最低1回程度は、ポイントの有効期限を確認しておくことをおすすめします。
ポイント交換先によっては価値が落ちてしまう
ポイント交換先によっては、その価値が落ちることがあります。
例えば、JCBカードの利用で貯まるOki Dokiポイントは、1ポイントで、ビックポイントに交換すると5ポイントになります。
しかし、楽天スーパーポイントに交換すると4ポイントになってしまいます。
つまり、円換算すると1ポイントの価値が、
- ビックポイント:5円
- 楽天スーパーポイント:4円
となります。
1,000や2,000ポイントを交換するとなると、かなり大きな金額の差になるので、価値が落ちないように注意しましょう。
ただし、有効期限があるものに交換してしまうと、結局使わずに失効してしまうこともあります。
価値ばかりに気を取られずに、使いやすいものを選ぶのも大切です。
食品や日用品との交換に注意
食品や日用品、家電との交換もできますが、市販されている商品の場合は交換ではなく、購入したほうがお得になる場合がほとんどです。
理由としては、ポイント交換で参考にされている商品価格は、商品の定価となっているためです。
通販サイトなどでは、ある程度値引きされて販売されているケースが多いので、購入したほうがお得になります。
市販の商品はあまりおすすめしませんが、なかには交換限定の商品もあるので、一度チェックしてみてもいいでしょう。
クレジットカードでポイントを上手に貯める方法
ポイントを貯めるには、支払いをできるだけクレジットカードにすることです。
通販サイトだけで使っている人も多いと思いますが、スーパーやコンビニでも使用すると、貯まりやすくなります。
支払いをカードにすることで、明細書が家計簿の代わりになり、家計管理がしやすいというメリットもあります。
固定費はカードで支払う
毎月支払う固定費を、コンビニ振込みなどにしているのは、もったいないといえます。
携帯電話料金やインターネット代、有料サイトの月額料金などは、全てクレジットカード払いに切り替えましょう。
また、電気・水道・ガスの公共料金も地域によってはカードで支払えます。
一度確認して、可能なら切り替えると、毎月かなりのポイントが貯まるようになります。
通常の買い物と違い、一度支払い方法を見直すだけで、あとは勝手に貯まっていきます。
クレジットカードを発行したら、まずは固定費の支払い先を変更しておきましょう。
小さい額の買い物もカードで支払う
大きな買い物で利用するイメージが強いですが、コンビニやスーパーなどでも、当然利用できます。
数百円の小さな買い物でもクレジットカード払いをしましょう。
コンビニやスーパーなどでは、少額ならサインや暗証番号なしで利用が可能です。
一度で付くポイントは小さいですが、毎日のコンビニやスーパーとなると、大きなポイントになります。
財布に小銭も貯まらなくなり、レジでの会計も早くなるのでおすすめです。
電子マネーを活用する
普段からnanacoやWAONなどの電子マネーを使う人は、カードからチャージしましょう。
電子マネーによってチャージ可能なカードが決まっています。
必ず自分が利用している電子マネーがチャージ可能か確認しておきましょう。
また、残高が少なくなると自動でチャージしてくれるカードもあります。
チャージの手間が省けるので、よく電子マネーを利用する人にはおすすめです。
カードに電子マネーの機能を搭載している場合もあるので、合わせて確認しておきましょう。
ポイントモール経由で買い物をする
クレジットカードの中には、ポイントモールを経由することで、ネットショッピングで貯まるポイントが倍増させることができます。
ポイントモール経由でポイントを増やしたいのであれば、各クレジットカード会社のが運営する会員サイトに事前登録をしておくようにしましょう。
たとえば以下のような会員サイトです。
- JCBカード:MyJCB
- オリコカード:e-オリコ
- エポスカード:エポスNet
- REXカード:インターコムクラブ
上の例のような、各社の会員サイトに登録すれば準備は完了です。
実際にネットショッピングをするのであれば、先ほどの例になぞると以下のようなポイントモールで経由することとなります。
- MyJCB会員:OkiDokiランド
- e-オリコ会員:オリコモール
- エポスNet会員:たまるマーケット
- インターコム会員:JACCSモール
またこういったポイントをモールを利用することで、Amazonならポイント2倍に、楽天ならさらなる倍増を狙うこともできます。
各ポイントモールでは、倍増するポイント量が異なりますので、まずは各カード会社に会員登録をしてから、ポイントサイトをのぞいてみましょう。
また以下では、各ポイントモールの利用手順を紹介しておきます。
大抵どこもこの手順なので、ざっくりとイメージを掴んでおきましょう。
- ポイントモールのサイトを開く
- ポイントモールのログインは各会員サイトのログイン情報を入力する
- 買い物したいショップで商品をカード決済
- 倍増したポイントをGET!
ポイントを貯めやすい!おすすめクレジットカード8選
ここから還元率が高く、ポイントが貯まりやすいカード8枚をご紹介していきます。
どのカードでも還元率は高いですが、自分の利用する店舗などに合わせて選ぶと、さらに貯まりやすくなります。
電子マネーを利用したい人は、電子マネーの機能を搭載しているカードをおすすめします。
基本的には年会費無料のものをご紹介していますが、なかには条件付きの年会費無料もあるので注意しましょう。
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINTは1%の還元率に加えて、さまざまな通販サイトが参加しているオリコモール経由で買い物をすることで、さらに貯まります。
「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」も1%上乗せの対象になっています。
カードに電子マネーの「QUICPay」と「iD」が搭載されているので、レジでの会計もかざすだけでスムーズにできます。
貯まったポイントは、
- 「Amazonギフト券」
- 「Pontaポイント」
- 「すかいらーくご優待券」
などと交換可能です。
ポイント交換先が豊富に用意されているので、自分に合ったものを選びやすくなっています。
楽天カード
楽天カードの還元率は常時1%、楽天市場や楽天ブックスでは3%と非常に高い還元率となっています。
さらに、ポイントアップのキャンペーンの頻度が高いので、上手く活用すれば5倍や10倍のポイントも狙えます。
とくに楽天グループでの利用でポイントがアップするため、楽天グループをよく使う人にはおすすめのカードです。
電子マネーの「Edy」を搭載しているので、普段Edyを使っている人にもチェックしておきましょう。
ポイントは品揃えが豊富な、楽天市場などで利用できるので、交換先で困ることはないでしょう。
Yahoo! JAPANカード
Yahoo! JAPANカードのメリットはTポイントが貯まることです。
還元率は1%で、Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用で、3%になります。
Tカードとしても利用が可能で、Tポイント提携先ではカードを提示すれば1%付きます。
さらに、支払いもカードで行えば合計で2%の還元率です。
提携先はファミリーマートやサンクス、もちろんTSUTAYAでも利用できます。
ポイントは提携先で、そのまま1ポイント1円で使えます。
JCB CARD W
JCB CARD Wは39歳以下限定のカードで、通常のJCBカードよりも還元率が2倍の1%です。
Amazonやセブンイレブンなどの「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」に参加しているお店の利用では、ポイントがアップします。
- ポイントアップ登録のうえキャンペーン期間中のご利用でOki Dokiポイント10倍!
※キャンペーン利用対象期間:2021年1月1日(金)~2021年1月31日(日)
さらに、Oki Doki ランド経由でのショッピングでポイントが最大で20倍にもなります。
ポイント交換先は、家電や商品券、Amazonポイントなど豊富に用意されています。
交換先によっては価値が落ちてしまうこともあるので、注意しましょう。
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REX CARD
REX CARDは常に1.25%という高還元率のカードです。
JACCSモール経由での利用で1.75%にまで引き上げることが可能です。
JACCSモールはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど大手の通販サイトが参加しているので、貯めやすくなっています。
ポイントの交換先はマイルとJデポの2種類あります。
Jデポはカードの請求額から直接値引きしてくれるサービスです。
交換の際に価値が落ちることもないので、ポイント交換はJデポがおすすめです。
リクルートカード
リクルートカードは常時1.2%の還元率と高いのが特徴です。
じゃらんやポンパレモール経由などの利用で最大4.2%まで還元率を高くなります。
電子マネーへのチャージで1.2%貯まるので、電子マネーをよく利用する人にもおすすめです。
ポイントはそのままじゃらんやポンパレモールで利用できるほか、Pontaポイントへの交換も可能となっています。
Pontaポイントはローソンやゲオなどの提携店で広く利用できるので、使いやすいポイントです。
dカード
dカードは常に1%の還元率です。
特約店での利用で2倍以上のポイントを獲得できます。
さらに、ポイントUPモール経由での買い物で最大でポイントが10倍になります。
とくにお得に利用できるのがローソンです。
ローソンでの利用はカードの還元率が2%になるうえ、請求時に3%オフになります。
つまり、ローソンでの買い物は合計で5%もお得です。
ポイントは加盟店でそのまま利用できるほか、ドコモのスマホ本体や周辺機器などの商品の購入や携帯電話料金にも使用できます。
年会費は1,350円かかりますが、1回のでも利用していれば次の年も無料で使えます。
Amazon Mastercardクラシック
Amazon Mastercardクラシックは還元率がAmazonでの利用で1.5%、Amazonプライム会員なら2%になります。
Amazon以外での利用も1%のポイントが貯まります。
Amazon利用で2%のポイントが付くカードもありますが、ポイントモール経由であることがほとんどです。
このカードならプライム会員に限りますが、Amazonでそのまま買い物をするだけでポイントが獲得できます。
ポイントはAmazonでの買い物に利用できます。もちろん、電子書籍やビデオの購入も可能です。
Amazonをよく利用する人は使い勝手もいいのでおすすめします。
1,350円の年会費がかかりますが、1回でも使用していれば次の年も無料で利用できます。
上手にポイント交換をしてお得にクレジットカードを活用しよう
クレジットカードで獲得したポイントの半分は失効しているといわれています。
それほどカードのポイントについては気にしていない人が多いのです。
1%や1.5%と聞くと大きな数字にはみえませんが、年間にすると数万円の差がつきます。
今回はどのようなポイント交換先がおすすめなのかについて解説しました。
また、ご紹介したカードはどれもポイントが貯まりやすいので、迷った際は参考にしてください。
あまりポイントを気にしていなかった人も、この機会にポイントについて考えてみましょう。