この記事では自営業の方が一番得をするクレジットカードを紹介します。
加えて審査通過のポイントや法人カードのメリットなどについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 自営業の人には法人カードがおすすめ
- 法人カードは税金をカードで払える、経費管理が楽になる等のメリットがある
- しかし、法人カードは審査の通貨が難しいというデメリットも...
- そこで開業届を出す、安定した収入を積むなどのポイントを押さえることが重要
- 自営業の方には、年会費がお手頃な「セゾンコバルドアメックス」が最もおすすめ!
- 自営業の方は法人カードを手に入れて、経営負担を和らげよう!!
目次
多くの自営業の方が持つ法人カードとは?
ズバリ、法人カードとは多くの経営者や自営業者が持つカードのことで、別名「ビジネスカード」「コーポレートカード」とよばれます。
- 中小企業や個人事業主向け:ビジネスカード
- 大手企業向け:コーポレートカード
法人カードには、一般的に使われているクレジットカードとは異なる部分があり、さまざまな場面でメリットがあります。
「個人事業主向けクレジットカードのメリット・デメリット」に関してはこの後詳しく解説していきます。
- 利用限度額が大きい
- 支払い口座に会社名義の法人口座を指定可能
- ビジネス向けの付帯サービスが有
- 従業員ごとにカード追加発行が可能
自営業の方におすすめのクレジットカードTOP3
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![]() セゾンプラチナ |
![]() アメックス |
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費は1100円と非常に安い
- ビジネス関連の複数のサービス
- 限度額は無制限でポイントにも有効期限がない
- カード利用で永久不滅ポイントが貯まる(使用期限のないポイント)
- ※awsや※クラウドワークスなどで還元率が4倍に
- 追加カード4枚まで永年無料
- エックスサーバーご優待(レンタルサーバーサービス)
- かんたんクラウド(MJS)ご優待(クラウドサービス)
- 法人向けモバイルWi-fi「No.1モバイル」ご優待
- Apple pay
※ビジネスシーンでよく使われるサービス
- オンラインプロテクション
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、株式会社クレディセゾンが提供する法人カードです。
自営業の方やフリーランスとして活動する方に向いている法人カードです。
審査に必要なものは本人確認書類のみであり、複雑な手続きがなく審査を終えることができます。
年会費が安い上に、ポイントに有効期限がないという魅力があります。
限度額も使用者のニーズに合わせて設定されるので、ご利用が多い方少ない方問わず限度額をあまり気にすることなく使用できます。
また、限度額を一時的に増幅することも可能で、急な海外出張などで高額なお金が必要になった場合も、柔軟に対応することができます。
付帯されている保険がオンラインプロテクションしかなく、海外旅行に行く際に保険が適用されないという点がデメリットとして挙げられます。
しかし、とりあえずの一枚として法人カードが欲しいという方には、年会費も安いセゾンコバルト・アメックスがおすすめです。
年会費 | 1100円(税込)※初年度無料 |
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還元率 | 0.5% |
国際ブランド | American Express |
ポイント | セゾン永久不滅ポイント |
追加カード | 4枚まで無料 |
スマホ決済 | Apple Pay |
締め日/支払日 | ・ショッピング:毎月10日締め/翌月4日払い ・キャッシング:毎月末日締め/翌々月4日払い |
限度額 | 法人税や広告宣伝費等とニーズに対応し設定される |
申し込み条件 | 経営者または個人事業主 |
>>>セゾンコバルトビジネスアメックスを新規発行する!<<<
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費は22000円とプラチナカードとしては破格!
- プラチナカードならではの充実したサービス
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- カード利用で永久不滅ポイントが貯まる(使用期限のないポイント)
- クラウド型会計ソフトfreeeをご優待価格で提供
- SAISON MILE CLUB
- 家事代行サービス
- Tablet® Hotels
- プレミアムホテルプリビレッジ
- セゾンプレミアムゴルフサービス
- コールセンター24時間365日使用可能
- 空港ラウンジ無料貸し出し
- 送迎サービス
- 下園地通貨無料引き出しサービス
- アメリカン・エキスプレス・コネクト
- コナミスポーツクラブご優待
- ハーツレンタカーご優待 ...など
他にも様々なサービスが充実しています。詳しくはこちらをクリック。
- 国内旅行保険:最高5000万円
- 海外旅行保険:最高1億円
- ショッピング保険:最高300万円
- オンラインプロテクション
- 紛失盗難補償
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が22000円とゴールドカード以上の法人カードでは破格の安さです。
魅力は何といってもサービスの豊富さです。
豊富なビジネスサービスはもちろん、コンシェルジュサービスや送迎サービスなどプラチナカードならではのサービスも充実しています。
また保険料金も、かなり高額になっており何かあったときに頼りになるカードです。
追加カードも3300円(税込)発行でき、本人カードの半額程度かそれ以上かかるプラチナカードにしては破格の値段となっています。
限度額もセゾンコバルトビジネスアメックス同様、一時的な増幅が可能です。
年会費が22000円(税込)と少々手が出ずらい部分もありますが、契約して損はないクレジットカードです。
年会費 | 22000円(税込)※初年度無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | American Express |
ポイント | セゾン永久不滅ポイント |
追加カード | 4枚まで発行可能(年会費3300円) |
スマホ決済 | Apple Pay |
締め日/支払日 | ・ショッピング:毎月10日締め/翌月4日払い ・キャッシング:毎月末日締め/翌々月4日払い |
限度額 | 法人税や広告宣伝費等とニーズに対応し設定される |
申し込み条件 | 経営者または個人事業主 |
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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
- 年会費は13200円と少々高め
- 年会費以上の豊富なビジネスサービス
- 一般カードとは思えないほどの手厚い保険
- クラウド会計ソフトfreee
- リボ払いサービス「ペイフレックス あとリボ for Business」
- ビジネスセービング
- HISアメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
- 手荷物無料配送サービス
- 空港クロークサービス(中部)
- 無料ポーター(成田・羽田)
- アメリカン・エキスプレスJALオンライン(国内線の優待)
- 空港パーキング料金優待
- ショッピング&エンターテインメントの充実したサービス ...など
- ショッピング保険:最大500万円
- リターン保険(返品保険):最大15万円
- 海外旅行保険:最大5000万円
- 国内旅行保険:最大5000万円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードはアメックス社が発行する一般法人カードです。
このカードの特徴は、ビジネス&プライベートサポートが非常に充実している点です。
クラウド会計サービスや出張サポート、チケット優待などのエンターテインメントサポートまで幅広く展開され、一般カードとは思えないほど充実したサービスを堪能できます。
また還元率も、1.00%と高還元率であり、ショッピングなどをする際にもお得なカードとなっています。
年会費は13200円(税込)と一般カードにしては少々高めの設定ですが、それ以上の満足感を得られること間違いなしです。
年会費 | 13200円(税込) |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | American Express |
ポイント | メンバーシップリワード |
追加カード | 発行可能(年会費6600円) |
スマホ決済 | Apple Pay |
締め日/支払日 | 毎月15日締め/翌月10日払い |
限度額 | 年収や借入状況によって変動する |
申し込み条件 | 経営者または個人事業主 |
自営業・個人事業主向けクレジットカードのメリット
さっそくですが、「個人事業主向けクレジットカードのメリット」から見ていきましょう。
メリットを挙げるならば、大きく4つあります。
自営業向けクレジットカードのメリット①税金をカードで払える
法人税や所得税や消費税といった国税も、現在はクレジットカード納付することができます。
クレジットカード納付が可能な税目は以下を参考にしてください。
▼タップで開きます▼
- 申告所得税及び復興特別所得税
- 消費税及び地方消費税
- 法人税(連結納税を含む)
- 地方法人税(連結納税を含む)
- 相続税
- 贈与税
- 源泉所得税及び復興特別所得税
- 源泉所得税
- 申告所得税
- 復興特別法人税(連結納税を含む)
- 消費税
- 酒税
- たばこ税
- たばこ税及びたばこ特別税
- 石油税
- 石油石炭税
- 電源開発促進税
- 揮発油税及び地方道路税
- 揮発油税及び地方揮発油税
- 石油ガス税
- 航空機燃料税
- 登録免許税(告知分のみ)
- 自動車重量税(告知分のみ)
- 印紙税
出典引用:https://www.nta.go.jp/taxes/
自営業向けクレジットカードのメリット②ポイントが貯まりやすい
先述した通り法人カードは利用限度額が大きく、その分ポイントも貯まりやすいです。
経費をカードで支払いつつ、どんどんポイントを貯めることができるのですね。
法人カードとなると利用額も大きくなるでしょうし、賢く法人カードを使えばお得にポイントを貯めることができます。
マイレージサービスを受けたり、法人カードによっては優待を受けられるところもありますよ。
そのため、カード選びではポイントが貯まりやすいカードを選ぶことも大切なのです。
自営業向けクレジットカードのメリット③経費管理が楽になる
「経費管理がめんどう」とはよく言うものです。
自営業者は年間の売り上げや経費などをまとめて税務署に申告しなくてはなりませんが、領収書などをまとめたり会計ソフトを利用して数字を入力したり、この作業は手間がかかるものでですよね。
しかし最近はクレジットカードとソフトを連動させておきさえすれば自動で記帳してくれます。
クレジットカードの利用履歴を一括で取り込むクラウド会計ソフトも登場しているので、この機能を利用しない手はありません。
また、毎月のカードの明細書を見れば、「いつ・どこで・どれくらい」経費を使用したのかが丸わかりですよね。
法人カードで支払った経費は経費管理が楽になり、ビジネスに使ったお金の流れを可視化することができますよ。
キャッシュフローも把握しやすくなり、法人カードは事業をスムーズに進めるうえで必要なアイテムと言えます。
自営業向けクレジットカードのメリット④法人利用と個人利用の区別ができる
個人事業主の方は、個人的な買い物、仕事で必要なもの、接待代などさまざまなシーンでクレジットカードを利用するかと思います。
しかし個人カードだと支払いを「法人利用」と「個人利用」に分けるのに手間がかかります。
しかし法人カードを利用すれば、支払い時に公私の区別が可能。
法人カードが1つあれば、「法人利用」と「個人利用」を簡単に分けることができます。
自営業・個人事業主向けクレジットカードのデメリット
メリットをお伝えしましたが、もちろんデメリットもゼロではありません。
「個人事業主向けクレジットカードのデメリット」についても理解しておきましょう。
この2つについて解説していきます。
自営業向けクレジットカードのデメリット①年会費がかかる
基本的に法人カードを契約する場合は「年会費」がかかります。
カードの種類によっては年会費無料のケースもありますが、無料のものだとポイントやマイル還元率が低く付帯サービスが乏しいなどといった一面があり、有料カードを選ぶケースが多いです。
「実質無料」や「初年度無料」という言葉を謳い文句にしている場合もあるので、無料という言葉に惑わされずに長期的に見てお得なクレジットカードを選ぶようにしましょう。
たとえ年会費がかかったとしても有料のクレジットカードはポイント還元率が高く、約1.0%前後のポイントを貯めることができます。
数多くのクレジットカードが出回っているので、「ポイント還元率」と「付帯サービス」に注目しながらカード選びをしてみてください。
自営業向けクレジットカードのデメリット②個人向けのカードと比べると審査が厳しい
まだまだ新しい事業の場合は「法人カード審査に落ちてしまった…」なんてことも珍しくありません。
審査基準はクレジットカードごとに異なりますが、基本的にカード会社では「事業歴」と「黒字経営かどうか」を審査します。
審査が厳しいとされるカードは敷居が高いように感じることもあるかもしれませんね。
そもそも個人事業者向けのクレジットカードは審査が厳しい理由は以下のように考えられているためです。
- 個人事業主は収入が安定しない
- 倒産の可能性が高い
少しでも不安要素があると、審査に落ちてしまうのですね。
法人カードは個人向けのカードと比べると審査が厳しい傾向がありますが、「自営業の方がクレジットカードの審査に通過するポイント」についても後ほど解説するのでぜひ参考にしてみてください。
自営業の方はクレジットカードを持つのが厳しいって本当?理由を解説
繰り返しになりますが、個人事業者向けのクレジットカードは審査が厳しいです。
その理由を3つの項目に分けて解説していきます。
毎月の収入が保証されていない
個人事業主は収入の波があることも多く、極端な話月100万の月もあれば次の月は0円という場合もあります。
サラリーマンのように収入が安定しているわけではないため、カード会社は翌月返済できるか不安になってしまうのです。
信用と言うのは経営した年月によって積み上がっていく部分もあり、そういった点も見ているでしょう。
収入を証明することができない
カード会社によっては、収入を証明するものを提出するようにお願いされる場合もあります。
そうなると、新しい個人事業主は収入を証明するものがなく困りますよね。
このように、収入を証明することができず、審査に通らないというケースも珍しくありません。
自営業者の収入の安定感を示す指標の一つが勤続年数なので、事業を継続させて「一定の収入がある」「返済能力がある」と思わせることも大切でしょう。
無職の人が自営業者として申し込むことが多い
稀に無職の人が自営業者として申し込むこともあります。
無職では審査に通らないため、自営業者と偽るのですね。
法人カードを申込むときには事業内容を記載する場所がありますが、事業内容が不明だとマイナスに働いてしまうでしょう。
自営業の方がクレジットカードの審査に通過するポイント
気になる「審査に通過するポイント」は以下の4つです。
開業届を出す
まず大事なことは、「開業届を出すこと」です。
開業届を出していないと自称の個人事業主と捉えられてしまいます。
ちゃんと開業していれば確定申告書を収入証明として提出することもできますし、審査ハードルが少し下がります。
社会的な信頼を高め審査を通りやすくするには、開業届を出すことからです。
開業届を出すことは正式に事業をスタートするためにも大切なことですよね。
安定した収入実績を積む
一時的に大きな売り上げを上げるよりも、安定した収入を得るほうが大切です。
安定した収入実績を積めば、審査も通りやすくなりますよ。
安定した収入実績を積むには職務年数も重要になるのでその点も頭に入れておきましょう。
開業後収入証明が出るのが1年後なので、それまで収益を安定させ、カードへ申し込んでみてはいかがでしょうか。
固定電話を記載する
カード会社は固定番号の有無もチェックしています。
固定電話があると「腰を据えて事業をおこなっている」ということが伝わるのですね。
自宅で働いている方は自宅電話番号を書いてもOK。携帯電話と自宅電話番号があれば信用度は少し増します。
カード会社によっては固定電話番号が必須になるところもあるほどで、それほど固定電話というのは重視されているものなのです。
申し込み時に嘘はつかない
- 収入を水増しして記入する
- 開業年月を実際より早く記入する
など、あの手この手で法人カードを作ろうとする人もいますが、虚偽の記載は今後のリスクが高すぎるのでしないようにしましょう。
公的書類の提出を求められた時に簡単に嘘はバレてしまいますし、嘘がバレるとクレジットカードが2度と作れなくなる危険もあります。
いくら収入が安定していようが、「根本的に嘘を簡単についてしまう人」と捉えられてしまうとイメージは悪いです。
嘘はつかず誠実性をアピールすれば信用につながります。
クレジットカードでは「本人(申込者)に信用があるかどうか」が最も重要になるのです。
自営業の方がクレジットカードで確定申告をする時の注意点
ここで、自営業の方がクレジットカードで確定申告をする時の注意点についてもお伝えしておきます。
経費はカード明細書で申請できる
クレジットカード決済による利用明細書は「領収書の代わり」ともなりえますが、必ずしもそうではありません。
会社の経費として該当していれば経費計上することができますが、領収書類として認められないケースもあるため、カードで支払いした場合もこれまで通り「領収書」をもらうようにしましょう。
「利用明細はあくまでも支出を具体的に把握するためのもの」ということをお忘れなく。
カード明細書は定期的にダウンロードする
カード明細はいつまでも残っているわけではありません。
「過去6ヶ月分まで」などとカード会社によって定められているため、カード明細書は定期的にダウンロードしましょう。
定期的にカード明細書をダウンロードしておけば、申告や経費管理も楽になります。
個人利用と混合しないように注意する
個人利用と混合してしまうと、経費処理が複雑化するだけでなく、税務署に脱税として指摘されてしまうかもしれません。
適切な処理をせず法人カードを私的な買い物などで使用してしまうと、個人利用分は「会社からお金を借りた」という経理上の処理が必要になり手間がかかってしまいます。
また、意図的に個人利用を続けていると税務署に指摘される可能性もあるため、個人利用とは混合しないようにしてください。
自営業の方がクレジットカードに関してよくある質問
最後に「自営業の方がクレジットカードに関してよくある質問」に回答していきます。
結論から言うと、在籍確認は必ず来るわけではありません。
絶対ではないのですが、職場を自宅に設定している場合は自宅に電話がくるようになっています。
売り上げのことを「収入」といい、収入から必要な経費を引いた金額を「所得」といいます。
経費は仕事をするうえで使うお金のことで、仕入れ代をはじめ通信費や家賃なども含まれます。
社員がいればその人への給与も経費です。
さらに「課税所得」は所得税を計算するための必要な金額で、所得から各種控除を引いた金額のことをいいます。
実際に年間でいくら稼いでいるのか?というのを知りたいため、クレジットカードの申込時に年収を記入する際は「所得」を記載しましょう。
年収が1,000万円だとしても経費が900万円なら所得は100万円ですし、年収が300万円でも経費が10万円なら所得は290万円です。
自営業の方がクレジットカードを作る方法のまとめ
法人カードは税金をカードで払えたりポイントが貯まりやすかったり、メリットが多くあることがわかりました。
何より「経費管理が楽になる」というのは魅力的ですよね。
おすすめのクレジットカードをうまく活用し、ぜひ事業に役立ててみてくださいね!
最後に記事のまとめをします。
- 税金をカードで払える
- 経費管理が楽になる
- 安定した収入実績を積むと審査に通過しやすい
- 利用明細書は領収書の代わりともなる
- 個人利用とは混合しないようにしよう