クレジットカードは一体何枚持っていると、お得なのでしょうか?
この記事では、おカネに着目してクレジットカードを何枚も持つことの意味を探っていきます。
一番お得に生活できるクレジットカードの枚数は何枚なのでしょうか。
これを読み終わる頃には、あなたもクレジットカードを増やしたくなっているはずです。
- クレジットカードの平均所有枚数は3.0枚
- メインカードとサブカードの使い分けが大切
- 複数社のクレジットカードを利用することでいろいろなサービスを受けられる
- メインカードには広範囲のシーンで使えるカードを選ぶべき!
- サブカードには、限定的な場面で活躍するカードを選ぶべき!
- メインカードには「三井住友カード(NL)」がおすすめ!
目次
クレジットカードの平均保有枚数は?
まずはクレジットカードの平均保有枚数を見ていきましょう。
年収別クレジットカード保有枚数も載せてありますので、ご自身が保有している枚数と比べてみましょう。
日本人の平均保有枚数は3.0枚
2019年にJCBが発表した「クレジットカードに関する総合調査」によると、日本人のクレジットカード平均保有枚数は3.0枚でした。
クレジットカード保有率は85%でしたので、平均枚数は3.0枚ですが、多くのクレジットカードを持っている人もいれば、1枚も持っていない人もいます。
最適な枚数はなく、クレジットカードは枚数を増やすよりも、どう使い分けるかが大切です。
年収別クレジットカード保有枚数
年収 | 平均保有枚数 |
---|---|
200万~300万円未満 | 1.93枚 |
500万~600万円未満 | 2.22枚 |
1,000万円~1200万円未満 | 2.67枚 |
2000万円以上 | 2.85枚 |
平均 | 1.99枚 |
出典:一般社団法人日本クレジット協会
この図の通り、年収が多くなると平均保有枚数が増える傾向があることが分かります。
しかし、「年収●●円なら、▲▲枚」という決まりがある訳ではありませんので、こちらのデータも利用者次第であるということになります。
クレジットカードは何枚まで発行できる?
クレジットカードを複数枚作るにあたって、上限枚数はあるのでしょうか?
クレジットカードの上限枚数について、以下で解説していきます。
クレジットカードの上限枚数は?
結論から言うと、クレジットカードの枚数に上限はありません。
枚数に上限はありませんが、発行するたびに審査を通過する必要があります。
そこで、2枚目以降を作る際の注意点について、以下で解説していきます。
注意ポイント①|同時に申し込む枚数
クレジットカードを増やしたいと思っても、3枚以上のカードを一度に申し込むと「信用情報」に“ブラック”と記録されます。
同時に何枚ものクレジットカードを申し込むことは、不正利用のリスクがあると判断されるためです。
申込時にブラックになってしまった場合には、その後約3カ月程度は新規のクレジットカードを作成することができません。
注意ポイント②|利用用途の整理をする
クレジットカードを複数枚持つ時に最も大切なのは利用用途です。
いくら枚数制限がないといってもクレジットカードを作るのであれば利用シーンを想定し、どんなカードが必要であるかを整理する様にしておきましょう。
生活スタイルにあった枚数を持つべき
前項でも述べましたが、クレジットカードの枚数は利用するシーンにより決まってきます。
無駄なクレジットカードは持っていても財布の肥やしになるだけですので、生活スタイルにあった枚数が何枚かを考えて保有する様にしましょう。
クレジットカードは複数枚持ちがおすすめ
クレジットカードは複数枚持ちが非常におすすめです。
しかし、単純に複数枚持つのではなく使い分けが重要になります。
基本的な持ち方としては“メインカード1枚”と“複数枚のサブカード”という構成です。
メインカードとは?
メインカードとは、最も頻繁に使い、利用金額も多い1枚目のクレジットカードのことです。
メインカードを選ぶポイントは以下の二つです。
- ポイント還元率
- 国際ブランド
最も頻繁に使うクレジットカードですので、できるだけポイント還元率の高いカードを選ぶことをおすすめします。
また、国際ブランド(VISAやJCBなど)も重要です。
各店舗ごとに使えるブランドが異なりますので、頻繁に行くお店では、どの国際ブランドが使えるかチェックしてみましょう。
国際ブランドはVISA、Master card、JCBから選ぶことをおすすめします。
サブカードとは?
サブカードとは、使用頻度が低く、補完の役割を持つ2枚目以降のクレジットカードのことです。
サブカードには、メインカードにない機能を搭載しており、国際ブランドも違うカードを選ぶことをおすすめします。
サブカードを選ぶコツは、クレジットカードの利用要件を洗い出し、どんなシーンでクレジットカードを使うかを想定して考えることです。
メインカードとサブカードを持つメリットは?
では、メインカードとサブカードを持つメリットとは何だと思いますか?
先程もご紹介しましたが、基本的な持ち方は“メインカード1枚”と“複数枚のサブカード”の持ち方です。
クレジットカードのサービスは、各会社ごとに違います。
- サービスを1枚のクレジットカードで全てを網羅することは難しい
- そのため、サブカードが必要
- 1枚のクレジットカードで網羅できない部分をサブカードが補完してくれる!
編集者
焦って枚数だけを準備するのではなく、必要なカードの組み合わせを見つけることがポイントです。
メインカードにおすすめのクレジットカード3選
メインカードはポイント還元率で選ぶことがおすすめと解説しました。
ポイント還元率や使える範囲などに着目して、メインカードにおすすめなクレジットカードをご紹介します。
三井住友カード(NL)は三井住友銀行が発行するクレジットカードです。
NLとはナンバーレスの略称で、カード情報が記載されていないという意味です。
カード情報はアプリで簡単に確認することができます。
ナンバーレスなので、万が一紛失した際にも、不正利用される恐れがなく安心です。
また、コンビニ3社とマクドナルドでポイントが+2.0%かつVISAのタッチ決済またはMastercard®コンタクトレスを使うことでポイントが2.5%され、最大還元率が5%になります。*
※一部Visaのタッチ決済/Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則 税込1万円)を超えるとタッチ決済でなく、決済端末にカードを挿してお支払いいただく場合がございます。その場合のお支払い分は、+2.5%還元の対象となりませんのでご了承ください。 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
VIASOカードは三菱UFJニコスのクレジットカードで以下の2デザインから選ぶことができます。
VIASOカード最大の魅力はポイントが現金でそのままキャッシュバックされる点です。
ポイントの管理が苦手な方には嬉しいポイントですね。
さらに、ETCの利用や携帯電話などのプロバイダー料金をVIASOカードで支払うことで、還元率が2倍になります。
また、最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯しているので、海外旅行好きな方にもおすすめです。
最短翌営業日発行で、お申し込み後すぐにカードを使えます。
JCB CARD Wは国際ブランドであるJCBが発行するクレジットカードです。
通常、JCBカードの還元率は0.5%ですが、このカードは常に2倍の1.0%で、高還元率を実現しています。
さらに、JCB優待店舗を利用すると還元率最大10倍や、Oki Dokiランドというショッピングサイトでお買い物をすると還元率最大20倍の特典があることも魅力です。
日常的にクレジットカードを使う方は必ず持っておいたほうが良いクレジットカードとなっています。
JCB CARD Wは不正検知システムや本人認証システムなど、セキュリティ体制も非常に整っています。
また、年会費が無料かつ海外旅行保険も自動付帯しているため、このカードがあれば安心して海外に行くことができます。
サブカードにおすすめのクレジットカード5選
サブカードには、メインカードにはない機能がついているものを選ぶのが理想です。
特定の場面で活躍するクレジットカードを選びましょう。
年会費という維持費がかからないものを選ぶのもポイントです。
エポスカードは丸井グループが発行するクレジットカードで、1年に4回開催される「マルコとマルオの7日間」の期間中にマルイでお買い物をすると、10%オフの割引が受けられます。
そしてエポスカードは、海外旅行保険の手厚さもサブカードとしてのメリットになります。
- 傷害治療費用:最高200万円
- 疾病治療費用:最高270万円
利用付帯の保険が多い中、エポスカードは持っているだけでこれらの保険サービスが自動付帯されます。
また飲食店、カラオケ店、遊園地など全国約1万店舗以上から優待が受けられるという魅力もあります。
年会費が無料なため維持費もゼロでこのようなサービスが受けられるのは、サブカードとしてふさわしい1枚ですよね。
通常は1,000円で1ポイント貯まるLIFEサンクスポイントですが、入会後1年間は1.5倍、誕生月はポイント還元が3倍になります。
ポイント還元率の高い時期を狙ってカードを利用するとお得に貯めることが出来ます。
年間利用額によって変わるポイントステージ制で、年間利用金額50万円を超えると300ポイントがプレゼントされ、利用金額に応じて翌年のポイント還元率が上がります。
使えば使うほどお得な仕組みになっています。
- 50万円以上:1.5倍
- 100万円以上:1.8倍
- 200万円以上:2倍
年会費は無料で、家族カードやETCカードも無料で作成が可能です!
Orico Card THE POINTは年会費が無料にも関わらず、とにかくポイント還元が豊富です。
通常のポイント還元率も1.0%と高いですが、「オリコモール」を経由してネットショピングを利用すると、0.5%のポイントが加算されます。
また、Amazonの利用で2.0%のポイント還元という高還元率を誇っています。
「ネットショッピングにはOrico Card THE POINTを使う」などと用途を分けたサブカードにふさわしい1枚になります。
IDとQUICPayの電子マネーにも対応しているため、コンビニなど少額の決済でも使いやすい点もこのカードのメリットです。
ENEOSカード Sは車の運転を頻繁にする方に非常におすすめのクレジットカードです。
通常年会費は1375円ですが初年度無料かつ年一度以上の利用で無料になるので、実質無料と考えても良いでしょう
最大の魅力は、ENEOSサービスステーションでのガソリン・軽油代金が常時2/L円引きになる点です。
また車の故障やトラブルの際に対応してくれるロードサービスが年二回まで無料になります。
- 10㎞まで無料のレッカー車による移動
- 30分まで無料のタイヤパンク修理、ガス欠時給油など
他にもレンタカー優待などのサービスがあり、車が好きな方、日常的に車を運転する方には必須のクレジットカードです。
ビックカメラSuicaカードは日々の通勤・通学でポイントが貯まるクレジットカードです。
通常還元率は1.00%ですが、Suicaに1000円チャージすると15ポイント貯まるため、還元率が1.5%になります。
さらにビックカメラでこのカードを使えば還元率が10倍になるという嬉しい特典もあります。
通常年会費は524円ですが初年度無料かつ年一度の利用で無料になるので、ENEOSカードS同様、年会費実質無料のクレジットカードと考えても良いでしょう。
クレジットカード1枚持ちのメリットとデメリット
ここでは、クレジットカードが1枚の場合に想定されるメリット・デメリットについて解説していきます。
複数枚持つ場合に想定されるメリット・デメリットと比べていきましょう。
クレジットカード1枚持ちのメリット
クレジットカードを1枚のみ利用するときのメリットを解説します。
メリット1|管理が楽
ポイントや支払い残高など何枚も持つより格段に管理がしやすくなります。
1枚であれば、クレジットカードの管理をしなくてもポイントや利用残高を把握することは容易くできます。
これは、複数枚のクレジットカードを持つ場合には得られないメリットです。
メリット2|年会費を抑えられる
クレジットカードを何枚も持つよりも格段に年会費が安価に抑えられます。
当然ですが、クレジットカードには年会費が必要です。
1枚であれば1枚分だけで済みます。
この維持費を安価にするメリットは、各御家庭において大きなメリットとなります。
メリット3|ポイントがためやすい
1枚なので、ポイントを貯めることも集中的にできます。複数のクレジットカードを利用するとポイントを貯めるカードも分散します。
1枚であれば、利用するカードは1枚だけなので必然的に集中的にポイントを貯めることが可能になります。
クレジットカード1枚持ちのデメリット
次にクレジットカードを1枚のみ利用するときのデメリットをご紹介します。
デメリット1|利用できない場合もある
1枚のみであれば、そのクレジットカードが使えないお店がある可能性があります。
クレジットカードを利用できないお店は、まだまだあります。
行ったお店が所有するクレジットカードを使えない場合もある点には、注意が必要です。
デメリット2|サービスが利用できない
クレジットカード1枚であれば、当然ながら利用できるサービスにも限界があります。
利用できる出来ないか常に意識するのは大変なことです。
こうしてメリット・デメリットをみていくと、1枚だと心もとないと感じる方も多いのではないでしょうか。
普段、決まったお店などでの利用がメインであれば無理に何枚も持つ必要はありません。
しかし、メリットとデメリットを理解しておくことが必要だという点は理解しておきましょう。
クレジットカードを何枚も持つメリットとデメリット
では、クレジットカードを何枚も持つ場合のメリットとデメリットについてご紹介していきましょう。
クレジットカード1枚の場合と比較して、どちらの方が自分にとって合っているかを判断していきましょう。
クレジットカードを何枚も持つメリット
まずクレジットカードを何枚も持つメリットから見ていきます。
メリット1|使い分けができる
最大のメリットは「使い分けができる」点です。
クレジットカードを何枚も持つことで、用途によって使い分けることができます。
例えば、コンビニ利用では「三井住友カード(NL)」、携帯料金は「VIASOカード」のようにポイントアップ特典をうまく活用することで、さらにお得になります。
メリット2|特典が利用できる
クレジットカードを何枚も持つことで、カードごとに違うサービスや特典を受けることが出来ます。
1枚のクレジットカードでは、特典を受けれる対象カードも1枚になってしまいます。
しかし、何枚もカードを持てば、それぞれが持つ特典を利用することが出来るので、よりお得になります。
メリット3|万が一の備え
もしもクレジットカードを紛失してしまった場合には、何枚も持っておくことで他のクレジットカードを利用することが可能です。
紛失以外にも、磁気不良など突発的なトラブルにも対応できるのは安心です。
また、メインカードが使えないお店などに行った場合もサブカードで対応できるなどの備えが備わります。
クレジットカードを何枚も持つデメリット
クレジットカードを何枚も持つときのデメリットは2つあげられます。
デメリット1|管理が大変
1枚の場合には比べてポイント管理や暗証番号の管理が面倒になります。
当然のことですが、クレジットカードの暗証番号を覚えておくことはクレジットカードの枚数が増えれば増えるだけ大変になります。
デメリット2|年会費が高額になる場合もある
1枚に比べて年会費が枚数分発生する点で、年会費が高額になる可能性があります。
初回の年会費は無料のクレジットカードも数種類ありますが、2年目からは年会費が発生するカードも多くあります。
何枚もあれば、それらの年会費が必要となり、出費が多くなってしまう場合もあります。
この様に1枚、複数枚ではそれぞれメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解することでより自分にあったクレジットカードを選ぶことが可能になります。
クレジットカードの枚数に関するQ&A
ここではクレジットカードの枚数に関するよくある質問と解答をいくつかご紹介します。
クレジットカードの枚数に関する悩みはここで解決しましょう。
クレジットカードに上限枚数はある?
第二章でもご説明しましたが、クレジットカードに上限枚数はありません。
審査を通過することができれば、何枚でも持つことができます。
しかし、クレジットカードの枚数は多ければ多いほど良いわけではなく、自分に合った枚数を持つようにしましょう。
クレジットカードの枚数を減らすことはできる?
はい、できます。
クレジットカードの枚数を減らしたい場合は、不要なクレジットカードのカード会社に連絡し、解約の手続きをしましょう。
ほとんどのクレジットカードは解約金は発生しないので、いらなくなったカードは解約をおすすめします。
クレジットカードの理想枚数は?
クレジットカードの理想枚数は、人によります。
クレジットカードに求める特典を整理して、それを満たすにはどんなカードが何枚必要かを明確にしましょう。
そうすることであなたの理想のクレジットカード枚数が分かるはずです。
クレジットカードの枚数 まとめ
今回は、複数枚のクレジットカードを持つメリットやデメリットだけではなく1枚を持つ場合との違いまでも紹介していきました。
実際に何枚のカードを持つかは、それぞれの方の考え方次第ですが、必要な枚数を正しい方法で利用頂きたいと思います。
そして、クレジットカードの使い方、枚数を見直すことで今の生活により活かして頂ければと思います。
- クレジットカードの平均所有枚数は3.0枚
- メインカードとサブカードの使い分けが大切
- 複数社のクレジットカードを利用することでいろいろなサービスを受けられる
- メインカードには広範囲のシーンで使えるカードを選ぶべき!
- サブカードには、限定的な場面で活躍するカードを選ぶべき!
- メインカードには「三井住友カード(NL)」がおすすめ!