歯並びが悪いことで見た目が気になる方や、歯並びが原因でトラブルが起こったりなど、歯並びに悩む方々はとても多いのではないでしょうか。
そんな歯並びの悩みを解決するのが「歯科矯正」です。
歯科矯正は、治療法に多くの種類があり、歯並びの深刻さ・範囲などで、最適な矯正方法は異なります。
また、歯科矯正の料金や対応する症例、痛み等を伴うかも気になることでしょう。
この記事では、歯科矯正の種類やメリット・デメリット、歯科矯正の選び方のコツ、歯科矯正クリニック、歯科矯正を行う際の注意点等について解説します。
- 歯科矯正を行う事で噛み合わせがよくなる。
- 歯科矯正を行っている間にも、虫歯などの口内トラブルが起こりえる。
- 歯科矯正は、基本全額自己負担の自由診療となるが、稀に保険適応となる症例もある
- 歯科矯正には、数十万円の費用が掛かる。
歯科矯正とは?
将来歳をとっていろいろなトラブルが発生するのは避けたいです。
こちらでは、歯科矯正について解説します。
歯並びが悪いと、見た目だけでなくいろいろなトラブルが
歯がデコボコしている、上下できちんと噛み合っていない場合には、食べ物を咀嚼しにくいという話を聞くことがあります。
また歯磨き時、磨き残しも多くなるなど、虫歯や歯槽膿漏だけではなく、口臭の原因に繋がる可能性があります。
人によっては、歯並びが悪いことを気に病んで思い切り笑いにくい、口元を手で隠してしまう、といったこともあるかもしれません。
歯科矯正
「歯科矯正」は、悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療のことです。
主に専門の矯正器具を使用し、歯を正しい位置にゆっくりと動かす方法がとられます。
歯科矯正をすれば、歯並び・噛み合わせが改善するだけでなく、虫歯・歯周病の予防にも有効です。
また、歯並びに関するコンプレックスも克服できる可能性があります。
歯並びが悪いだけで、咀嚼が困難になったり虫歯や歯槽膿漏などのトラブルから、顎関節のトラブルなどにも発展する可能性がある。
歯科矯正は専門の矯正器具を使用することで、歯を正しい位置に矯正する方法である。
歯科矯正の種類
歯科矯正の種類を詳しく知りたいです。
こちらでは、大人・子供用に利用されている様々な歯科矯正を解説します。
大人の歯科矯正
大人の歯科矯正は主に5種類があります。
永久歯に全て生え変わってから行うべき治療法です。
- メタルブラケット
- ジルコニアセラミックブラケット
- セルフライゲーションセラミックブラケット
- マウスピース矯正
- インコグニート
メタルブラケット
歯列矯正に多く用いられる最もオーソドックスな方法です。
金属ブラケットを歯の表側に装着する方法です。
他の装置に比べて一番安く、また丈夫で壊れにくい点がメリットです。
その一方、他の装置と比較して矯正していることが目立つ欠点はあります。
ジルコニアセラミックブラケット
人工ダイヤモンドを歯の表側に装着する方法です。
吸水性がないため、時間が経っても変色することなく審美的に最も優れています。
セルフライゲーションセラミックブラケット
ブラケット本体に付いている開閉式のクリップでワイヤーを留める方法です。
摩擦力を軽減し、弱い力でスムーズに歯を動かすことができます。
マウスピース矯正
取り外し式のマウスピースを装着、歯並びを治す治療法です。
2週間ごとに新しいマウスピースへと変更して徐々に歯が動いていきます。
インコグニート
カスタムメイド型舌側矯正装置です。
舌側矯正(内側)は、歯の内側にブラケットをつけて矯正します。
そのため、外からはほとんど矯正装置が見え無い点がメリットです。
子供の歯科矯正
子供の歯科矯正は主に6種類があります。
- ムーシールド
- リンガルアーチ
- T4K
- バイオネーター
- 歯列矯正用ヘッドギア
- フェイスマスク
ムーシールド
乳歯列の反対咬合に使用する取り外し式の装置です。
3歳~6歳頃までの子供が使用します。
筋機能のアンバランスを整えます。主に就寝中の使用となります。
リンガルアーチ
舌側弧線装置と呼ばれています。
上の歯の内側につけ、内側に入っている歯を、細いワイヤーのばね(弾線)で外に押し出して歯列を整えます。
主に永久歯の生えるスペースの確保、後戻りの防止に使われます。
T4K
毎日就寝時+1時間以上使用します。
咬みあわせ、歯並びを正しい方向へ誘導するように設計され、前歯を並べる効果もあります。
バイオネーター
上下一体型の取り外し式の装置です。
下あごの成長を促進させ、咬みあわせを浅くする効果が期待できます。
就寝時を含め、毎日12時間以上使用します。
歯列矯正用ヘッドギア
上の奥歯を後ろへ押したり、前に動いてくるのを防いだりする取り外し式の装置です。
上顎の成長を抑制する作用があります。
毎日12時間以上使用することになります。
フェイスマスク
上顎前方牽引装置です。
上あごを積極的に前へ成長させる目的で使用します。
おすすめの歯科矯正の選び方
歯科矯正の選び方にコツがあれば是非教えて下さい。
こちらでは、ご自身のニーズに合った歯科矯正、良い矯正歯科とはどんな歯科なのか、という2つの視点からポイントを解説します。
ニーズに合った歯科矯正
前述したように一番安い歯科矯正方法はメタルブラケットです。
また丈夫なので破損の心配もありません。
しかし、いかにも歯科矯正をしているとすぐにわかるのが難点です。
逆に他人から見られても全く問題なく、なるべく安く治療したいならこの方法を選びましょう。
しかし、歯科矯正をしているとすぐにわかると困る方なら、マウスピース矯正、インコグニート(舌側矯正)を選んだ方が良いです。
このように、単にコストの面ばかりで選ばず、ご自身にとって最も都合の良い方法を比較検討して選んでいきましょう。
もちろん、ご自身一人だけで決めず歯科医師のアドバイスは必須です。
歯科医師のアドバイスを受けながら、自身のニーズに合った歯科矯正を選ぶのがポイントとなる。
良い矯正歯科とは?
歯科矯正には様々な種類・方法があります。
しかし、それを巧みに扱い、豊富な知識を有する歯科医師でなければ、矯正に失敗する事態も想定されます。
こちらでは矯正歯科の選定ポイントを取り上げます。
クリニックに日本矯正歯科学会の認定医がいる
矯正治療に関し、日本矯正歯科学会から認定を受けている歯科医師なので、頼もしいです。
この認定を受けるためには、歯科医師免許は当然のことながら、大学病院等で5年間の矯正についての専門的な研修を磨き、厳しい試験に合格しなければいけません。
認定医の資格がある歯科医師は、日本にいる歯科医師約10万人うち3000人ほどしかいません。
そのため、矯正のスペシャリストとして頼もしい存在と言えます。
設備やスタッフのレベルが高い
とはいえ、認定医がいても設備やスタッフのレベルが低ければやはり不安です。
充実した設備や機器、専門知識のあるスタッフの揃っているクリニックが理想です。
このような充実した設備・人材は、各クリニックのホームページに掲載されています。
よく内容をチェックして安心できるクリニックかどうかを検討しましょう。
カウンセリングが充実
歯科矯正は、短期間で終了する治療ではありません。
期間によっては1年以上の期間を有して、患者と歯科医師が二人三脚で行っていく治療です。
そのため、患者の事情が良く把握できる、「完全担当医制」をとっているクリニックが選定ポイントです。
また、歯科矯正は他の歯科治療と比べ費用が高く、長期間かかるので信頼関係を作れるかどうかが特に重要となってきます。
治療方針を一方的に押し付ける歯科医師ではなく、しっかりとカウンセリングを行いつつ、一人一人の患者さんの立場に立ち、提案をしてくれる歯科医師が理想的です。
日本矯正歯科学会の認定のある歯科医師がいて、設備もスタッフも充実した完全担当医制の歯科クリニックであれば安心して選ぶ目安にできる。
歯科矯正のメリット・デメリット
こちらでは、歯科矯正のメリットとデメリットを解説します。
歯科矯正のメリット
大きく分けて主に2つのメリットがあります。
- 精神面
- 健康面
精神面
歯科矯正をすれば見た目が良くなることは大きなメリットです。
歯並びが良くなることで劣等感がなくなり、心理的に良い影響を与えることが想定されます。
笑顔が素敵になり自信をもって笑えるので、表情筋の活性がよくなります。
これはアンチエイジング効果も期待できることを意味します。
健康面
歯並びがよくなることにより、歯ブラシが届きやすくなるため、虫歯、歯周炎、歯周病の羅患リスクが抑えられる可能性があります。
その他、歯並び由来の口呼吸を正し、健康な呼吸環境を整えます。
歯科矯正をすることで、健康面だけではなく精神的にもメリットがある。
歯科矯正のデメリット
大きく分けて主に2つのデメリットがあります。
ここで紹介するのは、あくまでも歯科矯正のデメリットであって、マウスピースのデメリットではありません。
- 歯根吸収を起こす可能性も
- 矯正中は虫歯や歯肉炎、歯周病に罹患するリスクも
歯根吸収を起こす可能性も
矯正力を加えれば、歯根の周りに骨改造現象が起き歯が動きます。
その際に歯根吸収を起こすリスクがあります。
この歯根吸収は、矯正力をかけた歯の根の先が治療開始時より短くなる現象です。
この症状が酷い場合、歯肉退縮につながる原因となることがあり、これでは自分の歯を維持できないリスクが出てきます。
急激な歯根吸収を避けるため、矯正は少しずつ行われるので、長期の治療になるのです。
矯正中は虫歯や歯肉炎、歯周病に罹患するリスクも
矯正治療中の装置が口内に装着されると、歯ブラシが届きにくい環境となります。
そのため、虫歯や歯肉炎、歯周病に罹患するリスクが高くなります。
口内トラブルが気になる場合、事前に着脱できる装置を選ぶか、食後の歯ブラシをより徹底する必要があります。
歯根吸収のリスクにより自身の歯を維持できなくなるリスクと、矯正中の虫歯などの口内トラブルのリスクがデメリットとなる。
東京でおすすめの歯科矯正クリニック
東京でおすすめの歯科医院を教えて下さい。
こちらでは、東京でおすすめの歯科矯正クリニックリニックを3つの視点から紹介します。
- 矯正方法「マウスピース矯正ローコスト」
- どんな歯並びも矯正「KU歯科クリニック」
- 完全担当医制「新宿オランジェ歯科・矯正歯科」
矯正方法「マウスピース矯正ローコスト」
出典:https://mouthpiece-lowcost.com/lp-b/
「株式会社スマイルアンドトゥース」が提供しているマウスピース矯正方法です。
前歯上下各6本〜対応できます。
施術する歯の本数が少ない分、低価格・短期間で提供することができます。
なお、歯並びの悪さが重度の方は、歯科矯正クリニック「ピュアリオ歯科 田町・渋谷」で、重度者用のマウスピース矯正ローコストによる治療ができます。
機能
マウスピース矯正ローコストのマウスピースは、薄くて透明なため装着していても目立たず取り外しも可能です。
また、歯の移動量を少し抑える(14日間装着)ことで、矯正中の痛みを抑えています。
その他、スマイルアンドトゥースでは歯科医からの技工指示書をもとに、国家資格を持つ歯科技工士により、国内で自社製造しています。
そのため、早く新しいものを届けることが可能です。
東京の提携歯科クリニック
東京ではピュアリオ歯科をはじめ、111のクリニックでマウスピース矯正ローコストを利用できます。(2022年1月現在)
マウスピース矯正ローコストホームページにて提携先が明記されているので、確認してみましょう。
料金等
(1)マウスピース矯正ローコスト
歯並びの悪さが軽度〜中度の方が対象です。
- 治療範囲:上下各6~10本
- 平均治療期間:約3~8ヶ月
項目 | 金額(税抜) |
---|---|
初回 | 20,000円 |
2回目~ | 40,000円 |
目安総額 | 約22~44万円 |
(2)マウスピース矯正ローコスト・プレミアム
歯並びの悪さが重度の方が対象です。
- 対応クリニック:ピュアリオ歯科田町・ピュアリオ歯科渋谷
- 治療範囲:全歯
- 平均治療期間:約1年
項目 | 金額(税込) |
---|---|
月々の支払い | 5,000円~ |
治療金額 | 3コース約50/95/120万円 |
リスク・副作用
マウスピース矯正「ローコスト」のリスクや副作用としては、以下のようなものが考えられます。
- 1日20時間以上マウスピースを付けていないといけない
- お手入れがやや面倒
- マウスピースにより痛みを感じる可能性がある
どんな歯並びも矯正「KU歯科クリニック」
KU歯科クリニックは各分野の専門家が結集し、質の高いチーム治療が評判のクリニックです。
マウスピース矯正は15年以上の経験があり、患者に合わせた治療提案が期待できます。
矯正の際、目立ちにくいクリアブラケット、裏側矯正、インビザライン等のマウスピース矯正、外科矯正にも対応可能です。
歯列矯正の種類
治療の種類は次の通りです。
- インビザライン
- マウスピース矯正(プレート矯正)
- インプラント矯正
- 表側矯正
- 裏側矯正
- 小児歯列矯正
KU歯科クリニック
7つのクリニックが都内にあります。
- KU歯科クリニック東京・渋谷院
- KU歯科クリニック東京・青山院
- KU歯科クリニック東京・銀座院
- KU歯科クリニック東京・新宿院
- KU歯科クリニック東京・世田谷院(三軒茶屋)
- KU歯科クリニック東京・成城学園院
- KU歯科クリニック東京・南品川院(青物横丁)
料金(税込)
軽度〜重度までどんな歯並びも矯正できます。
料金の目安は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
成人矯正(表側) | 880,000円(上下前歯6×2=12本) |
成人矯正(裏側) | 1,320,000円/1,650,000円 |
小児矯正 | 385,000円/550,000円/715,000円 |
マウスピース矯正 | 385,000円(片顎) |
完全担当医制「新宿オランジェ歯科・矯正歯科」
出典:https://www.sdc-shinjuku.com/
新宿オランジェ歯科・矯正歯科は、日本口腔外科学会専門医による完全担当制をとるクリニックです。
同じ歯科医師が対応してくれて、患者側は安心して矯正治療が受けられます。
患者一人一人のニーズに合わせて正確な治療が期待できます。
通常の表側矯正はもちろん、目立たないブランケット(表側)や、裏側矯正、マウスピース矯正(インビザラインやクリアアライナー)、部分矯正、インプラント治療、デーモンシステム等の矯正器具に対応しています。
歯列矯正の種類
治療の種類は次の通りです。
- ワイヤー矯正:クリアブラケット、セラミックブラケット、デーモンブラケット、クリッピー等
- 裏側矯正(ハーフリンガル矯正):クリッピーリンガル、sTb、インコグニート、win等
- マウスピース矯正:アソアライナー、トゥースポジショナー、クリアライナー等
他のオランジェ歯科
大阪にも、梅田オランジェ歯科・矯正歯科があります。
料金
料金の目安は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
矯正治療費用 | 総額500,000円~850,000円
※裏側矯正、マウスピース矯正等:200,000円~加算 |
クリアアライナー | 片顎:150,000円~ |
部分矯正 | 150,000円~
※裏側矯正、マウスピース矯正等:200,000円加算 |
大阪でおすすめの歯科矯正クリニック
私の実家の大阪でおすすめの歯科医院を教えて下さい。
こちらでは、大阪でおすすめの歯科矯正クリニックを3つの視点から紹介します。
- 矯正方法「マウスピース矯正ローコスト」
- どんな歯並びも矯正「グランツ矯正専門歯科」
- 完全担当医制「天王寺ミオ本館診療所」
矯正方法「マウスピース矯正ローコスト」
出典:https://mouthpiece-lowcost.com/
大阪でもマウスピース矯正ローコストは、低価格・短期間で提供することが出来るので、おすすめの矯正治療です。
大阪の提携歯科クリニック
大阪府大阪市でマウスピース矯正ローコストを扱うクリニックは次の通りです。
- 彩デンタルクリニック[芦原橋]:浪速区
- 長尾歯科医院[我孫子道]:住吉区
- 江並歯科:大阪府大阪市東淀川区
- あおぞら歯科:東淀川区
- おだ歯科医院:東淀川区
- 平野きりん歯科:平野区
- きよみ歯科:住之江区
- 吉村歯科医院:淀川区
- 倉松歯科医院:旭区
- AKIデンタルクリニック:阿倍野区
- 美原歯科医院:中央区
- おぐり歯科医院:中央区
- 村川歯科:福島区
- 大阪H2B歯科・矯正歯科梅田:北区
- 本町御堂歯科:中央区
- いりふね歯科:生野区
- 桃谷歯科:生野区
- 長尾歯科医院[淀屋橋]:中央区
他の大阪府の提携歯科クリニックはこちらをご覧ください。
料金等
歯並びの悪さが軽度〜中度の方が対象です。
- 治療範囲:上下各6~10本
- 平均治療期間:約3~8ヶ月
項目 | 金額(税抜) |
---|---|
初回 | 20,000円 |
2回目~ | 40,000円 |
目安総額 | 約22~44万円 |
どんな歯並びも矯正「グランツ矯正専門歯科」
出典:https://www.hashimoto-d.com/
グランツ矯正専門歯科は、患者が安心・納得して矯正治療を受けられるよう、デジタルシミュレーションをいち早く導入したクリニックです。
矯正治療専科での開業20年になり、目立たない審美ワイヤー治療、見えないマウスピース型矯正の実績が豊富です。
また、本格的な成人の矯正から、発育を促す小児矯正まで幅広く対応できる点に定評があります。
歯列矯正の特徴
院内LAN整備により、スライド・動画による診療内容の説明が十分に行われ、従来の歯型取りにかわるデジタルスキャナーでの歯型取りを採用していますので、より精密な矯正が期待できます。
マウスピース矯正の場合、光学デジタルスキャナーを使用して上下の歯型を作成します。
CT撮影機の導入で、さらに正確に骨の状態、歯の根の位置を3次元で分析できます。
早く効率良く安全に治療ができます。
料金(税抜)
料金の目安は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
検査料金 | 650,000円~ |
矯正料金(子どもの治療) | 530,000円~ |
矯正料金(大人の治療) | 880,000円~ |
完全担当医制「天王寺ミオ本館診療所」
出典:https://www.dk-komuro.com/tennoji-mio-main/
小室歯科のクリニックの一つである「天王寺ミオ本館診療所」は完全担当制をとっています。
診療の経過を追うことができる「フルハウスリコンストラクション」を導入しているクリニックです。
患者に合う治療を一緒に相談しながら、診察にゆっくり時間をかけることも可能です。
通常の表側矯正はもちろん、目立たない透明なブラケットや部分矯正も行っております。
歯列矯正の種類
治療の種類は次の通りです。
- MTM(部分矯正)
- エクストルージョン(歯根挺出術)
小室歯科グループ
4つのクリニックが府内にあります。
- 難波診療所:大阪市中央区
- 天王寺ミオプラザ館:大阪市天王寺区
- 天王寺ミオ本館診療所:大阪市天王寺区
- 医療法人増田歯科 堺東診療所:堺市
料金(税込)
料金の目安は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
MTM(10歯以内の小矯正) | 110,000円〜 |
エクストルージョン | 77,000円 |
矯正用抜歯 | 4,400円/1歯 |
歯科矯正に掛かる費用
それぞれの費用の目安が知りたいです。
こちらでは、各歯科矯正の費用の目安を説明します。
費用相場は約10万〜150万円
歯並びの悪さが軽症なのか重症なのか、その矯正するべき範囲、希望の治療法によって約10万円〜150万円とかなり差が出てきます。
いずれにしても、高額な費用となることに変わりありません。
その理由として、基本的に治療は「自由診療」となることがあげられます。
自由診療とは公的医療保険適用外の医療サービスを意味します。
自由診療の場合、費用は全額自己負担となります。
そもそも歯並びの悪さは病気とはいえず、様々な口内トラブルの元凶になり得るとはいえ、保険給付が受けられない治療なのです。
歯科矯正は、病気とは認められていないため、全額自己負担となる自由診療となる。
各歯科矯正の費用目安
次の事例をあげ、各治療方法の費用の目安をみていきましょう。
- 治療範囲:奥歯を含む全体
- 治療期間:1~3年程度
治療方法 | 費用(目安) |
---|---|
表側矯正 | 約60万円~100万円 |
裏側矯正 | 約100万円~150万円 |
マウスピース矯正 | 約80万円~100万円 |
表側矯正は目立つ分、最も費用は安くなります。
この事例は歯並びの悪さが中等症~重症のケースです。
歯並び全体ではなく一部を治療したい場合は、治療期間は半年足らずで終えられることもあります。
また、費用も約10万円で収まる場合があり、治療とコストが気になる場合は、まずクリニックの歯科医師に事前相談をした方が無難です。
マウスピース矯正の費用
その方が目立たないし、裏側矯正よりもコストが安いですから。
こちらでは、マウスピース矯正の相談や検査、治療の費用の目安を見ていきましょう。
- 歯科矯正治療開始前
- 歯科矯正治療開始~それ以降
- マウスピース矯正全体の費用目安
歯科矯正治療開始前
クリニックではいきなり歯科矯正治療をはじめるわけでなく、診断・検査を行いその後に、本格な治療が執り行われます。
これはマウスピース矯正をはじめ、いかなる治療法でも同様です。
診断・検査
まずレントゲン撮影、場合により歯科用CT、患者の顔(骨格)の撮影、口の中の写真撮影、唾液検査、虫歯のチェック等を行います。
ご自身の口内の状態を詳しくチェックしていきます。
この診断・検査料は各クリニック一律で設定されていません。
あくまで各クリニックが自由に設定できます。
そのため、無料のクリニックもあれば、70,000円程度請求するクリニックもあります。
カウンセリング
診断・検査で明らかになった患者の歯の状況、矯正装置の説明、治療方法、費用等を歯科医師が説明します。
クリニックによっては無料で相談を受けられる場合もあれば、初回検診料金として診断・検査料の中に含まれている場合もあります。
有料の場合でも5,000円程度です。
歯科矯正治療開始~それ以降
カウンセリングで治療するか否かが話し合った後、治療することが決まれば、予約日にいよいよ歯科矯正治療が開始されます。
前述したマウスピース矯正費用の詳細、治療後の経過観察等の費用を見ていきましょう。
マウスピース矯正
治療範囲・治療期間で費用負担は異なります。
治療範囲 | 治療期間 | 費用(目安) |
---|---|---|
上下前歯を中心とした範囲 | 5ヶ月~1年6ヶ月程度 | 約10万円~70万円 |
奥歯を含む全体 | 1年~3年程度 | 約80万円~100万円 |
その他
次のような費用もかかることを念頭に置いておきましょう。
- 調整料・処置料(1回につき無料〜約1万円):月に1回程度の矯正装置の調整やメンテナンス等
- 保定装置代金(無料〜約6万円):耐用期間が1年程度のマウスピースタイプ等が該当
- 保定観察料(1回につき無料〜約5,000円):保定期間中の経過観察、保定装置代金に含まれている場合あり
マウスピース矯正全体の費用目安
歯科矯正治療開始前~経過観察(1年間)まで費用の内訳は次の通りです。
内訳 | 費用 |
---|---|
診断・検査料 | 無料~70,000円 |
カウンセリング | 無料~5,000円 |
マウスピース矯正 | 約10万円~100万円 |
調整料・処置料(12回) | 無料~12万円 |
保定装置代金(1年間) | 無料〜約6万円 |
保定観察料(12回) | 無料〜約6万円 |
総計 | 約10万円~131万5,000円 |
やはり130万円以上に達するケースがある等、かなり大きな出費となることも想定した方が良いでしょう。
歯科矯正の注意点
こちらでは、歯科矯正に関する4つの注意点を取り上げます。
- 歯のトラブルのリスク
- 痛みのリスク
- 顎関節症のリスク
- 金属アレルギー
歯のトラブルのリスク
矯正治療中は矯正装置を付けているため、どうしてもブラッシングしにくい部分が出てきます。
そのため、前述したように虫歯・歯肉炎等に罹患するリスクが高くなります。
このリスクを抑える最良の方法は、やはり歯磨きを怠らないことだけではなく、間食を控えることも検討しましょう。
また、歯根吸収・歯肉退縮の危険性があります。
しかし、こちらは歯科医師の対応やアドバイス等を聞けば、深刻な事態になることはまずあり得ません。
その他、「ブラックトライアングル」が生じることもあります。
これは矯正治療後、歯の間にできる三角形の隙間を指します。
ただし、こちらは歯の健康には何ら影響がありません。
痛みのリスク
矯正治療中は歯の移動の組織変化に伴い、痛みや違和感が生じます。
矯正器具の進歩で最近では痛みが小さくなりましたが、完全に無痛というわけではありません。
痛みの程度は個人差が大きく、実際に矯正治療してみなければわかりません。
とはいえ、痛みが治療期間中にずっと毎日続くことはありません。
月毎に調整に来院した後で平均2〜3日症状が出ます。
痛みがどうしても気になるなら、クリニックから痛み止めをもらうこともできます。
顎関節症のリスク
顎関節に異常が起きていて、口を開けるとあごが痛い、カクカク音がするという症状です。
矯正治療途中で顎関節症を発症するケースはあり得ます。
むろん治せない症状では無く、もしも発症したら理学療法(物理療法と運動療法)や、薬物療法(消炎鎮痛薬等)が行われます。
金属アレルギー
矯正装置には様々な金属が含まれていて、とりわけニッケルに対するアレルギー反応が数多く報告されています。
金属を利用した矯正装置で矯正する場合、不安のある方は皮膚科でパッチテストを受けた方が良いでしょう。
もしも治療中にアレルギーが発症した場合、使用している装置を中止して皮膚科を受診することが大切です。
その他、ニッケルフリーの金属・セラミックやプラスチックの装置を用いて、リスクを減らすことも検討しましょう。
カウンセリングの際にアレルギーがあれば、忘れずに歯科医師へ報告し、対策を講じることが重要です。
虫歯などの口内トラブルから、矯正器具による痛みやトラブルというリスクがあることを理解しておきましょう。
また、歯に関するトラブルなどをしっかりと相談できる様にしておきましょう。
おすすめの歯科矯正のまとめ
歯科矯正を行えば、口元と横顔がキレイになり、虫歯や歯周病になりにくく咀嚼機能も向上します。
その一方で、歯に力を加えると鈍い痛みが生じたり、装置をつけた時の違和感が強かったり、歯肉退縮等のリスクがあります。
歯科矯正を行いたい場合は、ご自身のアレルギーや診療を受ける上での不安を率直に伝えましょう。
そして、歯科医師と十分に起こり得るリスクを話し合い、納得した上で矯正をすべきかどうか決断することが大切です。